はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨リブラに対する温度感 日米で大きな差|ビットコインよりリブラを信頼する人は2%=米調査会社

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米国でのリブラへの低い関心
米国では、フェイスブックが主導する仮想通貨リブラへの関心が低く、フェイスブックのデータ管理について不安を感じている人が多いことが、米調査会社CivicScienceが実施したアンケートで明らかになった。

米国でリブラに関するアンケートを実施

米国では、フェイスブックが主導する仮想通貨リブラへの関心が低いことが、米調査会社CivicScienceが実施したアンケートで明らかになった

CivicScienceはアメリカの1799人の成人を対象に、リブラへの関心について調査を実施。この内の5%だけがリブラやそのデジタルウォレットに一定の興味を示しており、「全く興味がない」と答えた人数の割合は86%だった。興味を示した人の多くは18歳から24歳の若者であるという。

出典 : CivicScience

対象が市場関係者であるため単純な比較はできないが、日本で実施されたアンケートでは、その60%以上がリブラを前向きに評価している。実際の導入には日本でも消極的な傾向が見られたものの、アメリカとの温度差に違いがあることは明確だ。

ビットコインなどの仮想通貨とリブラのどちらが信用できるかという質問には、40%がビットコインなどの仮想通貨の方が信頼できると回答。19%が「どちらも変わらない」と答え、39%が「わからない」と回答している。この結果は米国議会の公聴会でも聞かれた、リブラの中央集権的な性質が影響しているだろう。

出典 : CivicScience

そもそもアメリカには仮想通貨に投資をする人が少ないというデータもある。CivicScienceが実施した、2100人の成人を対象にした別の調査では、ビットコインなどの仮想通貨を聞いたことがある人は79%だったが、実際に投資をしている人は6%だったという。さらにその内の半分は、投資を好きではないと回答した。

もちろんCivicScienceの結果は一例で、調査方法や調査対象などの要素で結果は違ってくる。Twitterにおける感情分析では、リブラに関するツイート数で米国が全世界の43.8%を占め、世界で最も多かった。肯定的なツイートこそ少ないとされているが、グローバルに見れは関心が高いことが示されている。

ここまで述べた米国のリブラに対する関心の低さの背景には、米国上院の公聴会でも議論された、フェイスブックの個人情報データの取り扱いに対する懸念がある。この点でフェイスブックを信用していない人の割合は77%だ。

出典 : CivicScience

フェイスブックの仮想通貨責任者であるDavid Marcus氏は公聴会で、「リブラの運営や管理はフェイスブック1社だけではなく、様々な企業が参加するリブラ協会が行う」と強調しているが、リブラプロジェクト成功への大きな課題の1つが、フェイスブックへの信用問題であることを数字が示した結果となった。

CoinPostの関連記事

【速報】Visa CEO「リブラ協会への公式参画はまだ1社もない」 掲載される27社の状況を明かす
決済大手のVisa CEOであるアルフレッド・F・ケリーは米23日、Facebookが支援する仮想通貨リブラのコンソーシアム「リブラ協会」に掲載されている企業27社の中で1社も公式に参画していない事を明かした。
米有力ヘッジファンドPantera Capital、仮想通貨リブラの理念と設計を高評価
米有力仮想通貨ヘッジファンドの Pantera Capital社は、7月の投資家向け広報誌で、フェイスブックのリブラプロジェクトに言及し、その理念と設計に高い評価を下した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/22 月曜日
20:05
Bybit、日本居住者向けサービス終了へ 2026年1月が最終期限
Bybitが日本居住者へのサービス終了を発表。2026年1月22日がKYC2完了の最終期限となり、未完了者は制限対象に。金融庁の規制強化を背景に、10月の新規登録停止に続く措置。世界第2位の取引量を持つ同社の撤退により、多くのユーザーへの影響が予想される。
18:00
Digital Space Conference 2026 無料チケット受付開始
ユーザーがメタディスクリプションを100文字程度で作成するよう依頼しています。DSC2026の記事内容に基づいて、SEOに適したメタディスクリプションを作成します。2026年2月17日、虎ノ門ヒルズフォーラムで「Digital Space Conference 2026」を開催。日本デジタル空間経済連盟主催、CoinPost企画・運営。AI、Web3、メタバース等を横断し次の社会像を議論。参加無料、チケット受付開始。
15:53
ユニスワップ手数料スイッチ提案が定足数達成 UNI焼却メカニズムが今週始動へ
ユニスワップのプロトコル手数料スイッチ提案「UNIfication」が定足数を達成。賛成票6,900万UNI超で12月26日の投票終了後、1億UNIの遡及的焼却と手数料連動型の継続的焼却メカニズムが今週後半に始動する見込み。
15:20
量子コンピュータは仮想通貨の脅威なのか?カルダノ創設者が示す客観的評価と対策
カルダノ創設者ホスキンソン氏が、量子コンピュータによる仮想通貨への脅威について冷静な対応を呼びかけ、米DARPA主導の、量子ベンチマーク・イニシアチブ(QBI)の参照を推奨した。
14:54
香港、保険会社の仮想通貨投資を解禁へ リスク管理100%義務付け=ブルームバーグ
香港保険監督局が保険会社による仮想通貨投資を認める新規制案を発表。100%の資本準備義務付けで慎重姿勢を示しつつ、2026年に公開協議を実施。総保険料約13兆円の業界から機関投資家資金の流入可能性。
14:03
著名投資家レイ・ダリオ、「ビットコインは中央銀行に大規模保有される可能性低い」と指摘
著名ヘッジファンド創業者のレイ・ダリオ氏がポッドキャストで、ビットコインは中央銀行の準備資産として大規模保有される可能性が低いと指摘。透明性や技術リスクを理由に挙げた。一方、個人投資家には5〜15%の配分を推奨している。
11:44
米議員、仮想通貨税制で法案起草 少額取引非課税やステーキング関連所得繰り延べも
米超党派議員が仮想通貨税制の改正法案を発表した。少額のステーブルコイン取引を非課税化することや、ステーキングやマイニング報酬の課税繰延べを盛り込んでいる。
10:51
ニューヨーク近代美術館、CryptoPunksなどNFT作品を永久所蔵
ニューヨーク近代美術館(MoMA)が12月20日、CryptoPunks8点とChromie Squiggles8点のNFT作品を永久所蔵品に追加。ブロックチェーンアートが主流美術機関に正式認められる重要な節目となった。
09:45
ファンドストラットが2026年仮想通貨市場に弱気予測 トム・リー氏と対照的
ファンドストラットが2026年前半に仮想通貨市場が下落することを予測した。一方、同社のトム・リー共同創業者は、ビットコインやイーサリアムに強気見解を示している。
08:51
テザー、AI機能搭載モバイルウォレットの開発を発表
テザー社がAI機能搭載のモバイルウォレット開発を発表。ビットコイン、USDT、USAT、XAUTの4資産に対応し、WDKとQVACを活用してプライバシーと自己管理性を重視した設計を目指す。
08:23
VanEck、アバランチETF申請にステーキング報酬機能を追加
VanEckが米SECに提出したアバランチETF申請書を修正し、ステーキング報酬機能を追加。保有AVAXの最大70%をステーキングし利回りを創出する計画。米IRSの新規則が後押し。
12/21 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットコインの2026年相場予測やブロックチェーン人気ランキングなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、流動性低下で来週も不安定な展開か|bitbankアナリスト寄稿
ビットコインの今後の見通しをbitbankアナリストが解説。年末のホリデーシーズンで流動性が低下する中、来週にかけても方向感に欠ける展開が続く可能性。12月の米雇用・物価データが金利見通しの鍵を握る。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|与党税制改正大綱の決定に高い関心
今週は、米SECのポール・アトキンス委員長の講演、ノルウェー政府系ファンドによるメタプラネットのビットコイン戦略に対する支持、政府・与党の2026年度税制改正大綱の決定に関する記事が関心を集めた。
12/20 土曜日
13:22
イオレがビットコイン追加取得、累計保有量101BTC超に
日本上場企業イオレが約1億6640万円分のビットコインを追加取得。ネオクリプトバンク構想の初期トレジャリー運用の一環として実施され、2026年3月期中に120億円から160億円規模の取得を目指している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧