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ソニーの犬型ロボット「aibo」、ソニュームで公式デジタルコレクションのSBTがローンチ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ソニュームでaiboがSBTに

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のソニーグループのL2「Soneium(ソニューム)」のプロジェクトは10日、ソニーの犬型ロボット「aibo(アイボ)」の公式デジタルコレクションを発表した。

1999年に初代モデルが誕生したaiboというレガシーを、正式なライセンスのもとでWeb3領域にもたらすと説明。このコレクションは、譲渡できないNFTである「Soulboundトークン(SBT)」として提供する。

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。

ソニーが自律型のエンタテインメントロボットとして開発したaiboは昨年、初代モデルの発売から25年が経過。昨年は記念プロジェクトとして、「25周年記念aibo」に会えるイベントなどを発表していた。aiboの名前は「相棒」「目(eye)」「AI(人工知能)」という言葉と「ロボット」を組み合わせて作られている。

今回のデジタルコレクションはNFT電子市場「Opensea」で、3月10日から3月24日までミント(発行)が可能。SBTであるため譲渡や取引はできないが、「コレクターにとって、ロボット工学のレガシーを所有する貴重な機会となる」とSoneiumのプロジェクトは述べた。

また、今回のデジタルコレクションは、aiboの歩みを祝福するためのものであるとも説明。そして、aiboの歩みは日本が持つ革新の精神と深いつながりがあるとし、aiboのSBTは「ソニーの歴史」と「Soneiumのデジタル所有権の未来」との架け橋になるとも述べた。

SBTの発行はガス代(取引手数料)以外のコストはかからない。発行可能数量は合計1,050万で、1つのウォレットの発行上限数量は1,000である。SBT保有者に特典があるかなどの今後の計画は現時点では不明確だ。

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SBTを採用した理由

SBTは、イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が仮想通貨の次のテーマとして過去に提唱したことで大きな注目を集めている。

日本の採用事例では、2022年12月に三井住友フィナンシャルグループが、SBTを本人確認などの証明に活用するための実証実験を開始することが発表されたり、2023年6月には、現デジタル大臣の平将明議員の応援団会員証として「タイラくんSBT」が配布されたりした。

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Soneiumのプロジェクトは発行形態にSBTを採用した理由について、aiboは単なる製品ではなく相棒だからであると説明。譲渡できないという性質は、aiboと所有者の深い絆を表しているとした。

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