はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「5月は売らずに保有せよ」K33がビットコインの夏相場を強気予測

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

5月以降の相場観について

暗号通貨(仮想通貨)市場の古典的格言「5月に売って離れる(セル・イン・メイ)」に反して、仮想通貨分析会社K33のアナリストたちは「5月に保有して留まれ(ホルド・イン・メイ)」戦略を推奨。従来の市場から受け継がれたこの格言は、S&P500など伝統的市場では5月から10月にかけてパフォーマンスが低下する傾向があるものの、仮想通貨市場では状況が異なるという可能性を示した。

The Blockなどが入手したレポートの内容によると、K33のリサーチ責任者Vetle Lunde氏とシニアアナリストDavid Zimmerman氏は今回、「2025年の夏にはトランプ大統領主導の複数の好材料が控えており、今回は状況が違う」と主張。「現在は広範なトランプ相場であり、彼の動向がリスク許容度と将来の期待値に影響している」と分析している。

今後、仮想通貨市場はトランプ要因による複数のポジティブな展開に直面する一方で、株式市場は再び関税措置のようなリスクに直面する可能性があり、これにより今後数ヶ月間、ビットコインの相対的な強さが際立つ展開が予想される。

トランプ大統領は1月の就任直後に最初の仮想通貨関連の大統領令に署名し、ホワイトハウスの仮想通貨担当者David Sacks氏を議長とする「デジタル資産市場に関する大統領作業部会」を設立。7月22日を期限とする連邦規制枠組みの開発とともに、3月6日には「米国の戦略的ビットコイン準備金」創設に向けた大統領令にも署名した。これにより、政府が刑事・民事訴訟で没収した約20万BTCの活用が進められている。

4月5日に予定されていた連邦機関からの報告書提出期限と、5月5日の予算中立的な取得戦略に関する期限はすでに過ぎているが、公式発表はなく、「今後数週間でボラティリティの重要な要因となる可能性がある」とK33アナリストは指摘。一方、5月7日にはニューハンプシャー州が初めて「戦略的ビットコイン準備金」法案を認可し、アリゾナ州やテキサス州など他の州でも同様の法案が検討されているところだ。

関連:米国初の事例、ニューハンプシャー州が仮想通貨準備金の創設を認可

K33アナリストによれば、2月から4月初旬までのトランプ大統領の関税発表は伝統的市場と仮想通貨市場の両方に打撃を与えたが、ビットコインは4月の下落局面で堅調さを示し、S&P500をしのぐ強さを見せた珍しい展開となった。「潜在的な戦略的ビットコイン準備金と、関税が企業収益や雇用に与える可能性のある長期的な悪影響のバランスは、株式よりもビットコインの方が強い基盤を持つことを示している」とK33は結論づけている。

関連:金価格急落の裏でビットコインへ資金シフトか、M2マネー相関から12万ドル予測も

関連:10年後早期リタイアに必要なビットコイン数は? アナリストが年齢別に試算

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11:15
仮想通貨取引所ジェミニが予測市場参入へ、カルシやポリマーケットと競合=報道
ウィンクルボス兄弟設立の仮想通貨取引所ジェミニが予測市場契約の提供準備を進めている。CFTCにデリバティブ取引所設立を申請中で、ポリマーケットやカルシとの競争が激化する見込みだ。
10:50
「プライバシー銘柄ジーキャッシュは暗号化されたビットコイン」、高騰背景をギャラクシーが分析
プライバシー仮想通貨Zcash(ZEC)が過去1年で10倍以上上昇している。ギャラクシーデジタルが背景を分析し、ビットコインの精神的後継者として注目されていると理由を指摘した。
10:35
FTXのサム前CEO巡る裁判、控訴審理に向けた聴聞会を開催 「公正な判決ではなかった」と主張
仮想通貨取引所FTXのサム・バンクマン=フリード前CEOを巡る裁判で、控訴裁判所で聴聞会が行われた。トランプ米大統領がCZ氏に恩赦を与えたこともあり、サム氏の裁判の注目度が高まっている。
10:25
NIPグループがビットコインマイニング拡大、月産160BTC見通し
Ninjasイン・パジャマス親会社のNIPグループがビットコインマイニング事業を拡大し、計算能力11.3EH/sを達成する。月間生産量は160ビットコインに増加し、世界約12位の上場マイナーとなる見込みだ。
09:30
ビットコイン10万ドル割れ、MEXC不安とBalancerハッキングが相場を圧迫|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは一時10万ドルを下回り、円ベースでは24時間で約140万円下落した。MEXCやBalancerにおける信認性不安や米IT銘柄が失速したことが下落を後押しした。
08:45
米財務省、北朝鮮サイバー犯罪と仮想通貨洗浄で8人と2団体を制裁指定
米財務省が北朝鮮によるサイバー犯罪とIT労働者詐欺から得た資金の洗浄に関与した8人と2団体を制裁指定した。過去3年間で北朝鮮関連サイバー犯罪者は主に仮想通貨で30億ドル以上を盗んでいる。
08:02
ビットコイン価格、10万ドル維持できなければ72000ドルまで下落の可能性=クリプトクアント分析
クリプトクアントの責任者はビットコインが10万ドルの水準を維持できなければ今後1~2カ月で72000ドルまで下落する可能性があると警告。10月の清算イベント後、現物需要が縮小していると分析している。
07:15
ビットマイン、1週間で400億円相当のETHを買い増し
トム・リー氏が率いるビットマインは、過去1週間で400億円相当の仮想通貨イーサリアムを買い増ししたことを発表。現金についても1週間で約598億円に増加したと説明した。
06:45
ソラナ保有企業フォワード・インダストリーズ、10億ドルの自社株買いプログラム承認
仮想通貨ソラナを財務資産とするフォワード・インダストリーズが10億ドル規模の自社株買いプログラムを承認した。2027年9月まで有効で、同社のSOL戦略への確信を示すものとしている。
05:55
米上場セカンス、保有ビットコインから970BTC売却で債務削減 
株価大幅安 米ナスダック上場のIoT半導体メーカーのセカンス・コミュニケーションズは4日、保有ビットコインから970BTCを売却し転換社債の50%を償還したと発表した。7月7日…
05:35
ビットコインが10万ドル割れ、2500億円以上のロスカット発生 6カ月ぶりの安値
ビットコインが11月5日に6カ月ぶりに10万ドルを下回り、一時99,954ドルまで下落した。過去24時間で16億ドル超相当のポジションが清算され、イーサリアムも年初来上昇分を帳消しにした。
11/04 火曜日
18:06
リミックスポイント、ビットコイン追加取得 新株予約権の残存分は消却
リミックスポイントは10月31日に約5億円分のビットコインを追加取得。累計1,411BTC・214億円規模に達し、第25回新株予約権を全て消却、希薄化型ファイナンスを終了した。
17:02
エアドロップやCZ支持で注目集めるDEX「Aster」とは
エアドロップやバイナンス創業者CZ氏からの支持などで注目集めるAsterについて、DEXの特徴や使い方を解説。注目される理由、エアドロップの参加方法やリスクまで詳しく紹介します。
17:00
OKJ、国内初の「MEME」取扱いを発表 
OKJがWeb3スタジオMemeland発の暗号資産(仮想通貨)「MEME」を国内で初めて上場。11月11日17時より取引開始し、販売所・積立など4サービスに対応。
16:46
モブキャストHD、ソラナ(SOL)を1.5億円取得
モブキャストHDがソラナ1億5,000万円超取得、累計5,177SOL保有。クオンタムソリューションズのETH保有など、国内企業アルトコイン保有の動きが活発化。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧