仮想通貨モナコイン高騰は日本市場が主導か
17日の仮想通貨市場で一際高い高騰率を示した仮想通貨は、日本発の銘柄モナコイン(MONA)だ。
17日のMONAは、一時 前日比30%高を超える高値158円と大幅高。1月14日以降続く堅調な推移を継続し価格が急伸した。
MONAもBTC同様、確認できる2018年以降の長期上昇トレンドの相場のプルバック時のサポート、また下落トレンドでは一転してレジスタンスと化して機能した長期線の200MAを上抜けるかが直近の注目ポイントとなりそうだ。
市場の高騰要因としては、モナコイン関連アプリの報道もあったが、ビットコインやBCH、SVの高騰で高まった半減期を意識した可能性も指摘できる。
MONAも、ビットコインと時期こそ異なるものの、2020年の中旬に半減期を迎える通貨。前回の半減期(1回目)は2017年7月16日で、当時の採掘量で1日200万円の新規市場供給量(新規採掘通貨量)が、半減期1日後には118万円と大きく減少していたデータが確認できた。
チャートで確認すると、半減期の2週間前を直近最高値として価格が高騰しており、2020年も押し目での買い意欲は旺盛な状況にあると予想される。
モナコインの半減期は約3年半に一度のペースで、「1,051,200ブロック毎」に半減期を迎える周期で設定されている。
次回の半減期は、「2,102,400ブロック」を予定するが、ブロックの平均生成時間から逆算すると、215,251ブロック後の「2020年08月28日」を予定する。(参考:monacoin.trance-cat)
なお、今回の高騰時のマーケット状況(CoinMarketCap参照)では、日本のBitbankが大半の取引を占めるなど、日本市場が主導した価格高騰になったことが確認された。
BTC現物が買われた中で、メジャーアルトへの断続的な資金流入のみならず、小規模アルトへの資金流入も観測されている。強気相場への転換と見るには時期尚早との指摘もあるが、2018年の状況と比較するとリスク資産への投資家層自体も徐々に増えつつあるのではないだろうか。