はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨イーサリアムが大台3万円に到達 ETH投資信託で290%のプレミアム発生

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨イーサリアムが大台3万円に到達

イーサリアムが日本円建て3万円に到達した。1ETH=3万円の値をつけたのは2019年7月以来初。年初からも115%高と100%水準を上回った。

イーサリアムは、イーサリアム2.0(ETH2)計画のもと、2020年1月に第一段階となる「ビーコンチェーン」のセキュリティ監査が完了。「フェーズ0」のローンチも近い将来実行される見込みだ。

当初2020年1月のローンチ予定を目指していたが、現在はイーサリアム5周年記念の2020年7月30日のローンチを目標に開発が進められている。

ETH2は、電力とコンピューターパワーを利用するPoWマイニングから、通貨保有量や年数を基準するプルーフ・オブ・ステーク(PoS)を実装することでの「コンセンサスアルゴリズム」を変更する重要なアップデート。ブロックを並列化して組み合わせるシャーディングと呼ばれる技術なども実装され、より高いスケーラビリティと安全性も期待されている。

PoSの実装は、取引所のステーキング代行サービスなども盛んになっていることから、一般投資家が参加しやすい土壌が形成されることになるメリットがある反面、大口の保有者が問題を起こす点や通貨保有による市場流動性の低下など問題化する懸念も一部で警戒されている。

イーサリアムのような一定の取引流動性を確保する通貨では、このような懸念も和らぐ。短期的な通貨価格の高騰では、このPoSマイニングによる通貨保有量推移を市場が織り込み始めている動きが注目ポイントだ。

具体的にデータが確認されたのが、イーサリアム関連マイナーの動き。マイニングプールが保有するETH残高が過去最高額に近い169万ETHに到達した。

イーサリアムマイナーがPoS移行後のビジネス機会に動き始めたデータとして注目が集まったほか、実際のマーケットへの新規通貨の投げ入れが減少していることで、地合いがよく買い意欲が旺盛なイーサリアムマーケットで需給の変化を生んでいる。

また、市場流動性のポイントでみると、ブロックチェーンを活用したアプリケーションによって構成される金融システム「DeFi」を契機にロックアップされた資金額が10億ドルを突破したことがわかった。実数値にして、年間370%高に達している。

defipulseのデータによると、最も伸び率が高いロックアップ資金はDAIであるものの、イーサリアムをロックアップする動きも昨年の7月以降右肩上がり。2月には一時320万ETHに達している。

出典:DeFi pulse

イーサリアム投資信託でプレミアム価格発生

米大手投資ファンドグレースケールが提供するイーサリアム(ETH)の投資信託「Ethereum Trust」で一時、約290%のプレミアム価格が発生したことがわかった。米投資企業Compound Capital AdvisorsのCEOが指摘した。

イーサリアムの投信はビットコイン投信GBTCと同じく、グレースケールが保有する現物のETHに連動するOTC取引の投資商品。

チャートによると、原資産であるイーサリアムの1シェア21.53ドルに対し、Ethereum Trustの取引されている価格は83.5ドルに達した。(約287%のプレミアムが発生)これまで、GBTCのプレミアムが度々指摘されており、今も40%ほどのプレミアムを有し取引されている。(ブルームバーグデータより)

プレミアムの発生が考えられる理由として、401KやIRAの退職口座を持つ投資家には、ETHの現物を持たなくてもグレースケールの投信に投資することができるため、一定の需要が見られる。

1月よりの強気相場の波に乗るイーサリアムはビットコインのパフォーマンスを超えているため、投資家にはETHへの投資需要が以前よりも高まっている。よって、ETHのプレミアムもGBTCに比べ、より大きな差を開いている。

ネムとリスクの最新情報

仮想通貨ネム(XEM)やリスク(LSK)についても、最新の情報が確認されたので記事を紹介する。

仮想通貨ネム(XEM)

ネム(XEM)は、新ブロックチェーンSymbolについて、ローンチ日時を第2四半期(4〜6月)に修正することを発表。ネットワークにいくつかのバグを発見したことで、アップデートと修正を実装する。

今後の注目ポイントには、2月中旬に公開予定の「Symbolブランドガイドラインおよびビジュアルガイド」がある。

仮想通貨ネムのSymbol(シンボル) ローンチ目標時期を第2四半期に(4〜6月)
仮想通貨ネムの新ブロックチェーンSymbolを担当する移行委員会は、Symbolのローンチ目標時期を今年のQ2(4〜6月)に修正すると発表。バグに対処するため、アップデートを実装する。
ネムのSymbol、日本の仮想通貨取引所3社が対応検討
日本で仮想通貨XEMの現物取引を提供する取引所全3社が、新ブロックチェーン「Symbol(シンボル)」と新通貨XYMについて対応を検討することがわかった。

仮想通貨リスク(LSK)

仮想通貨Lisk(LSK)では、ノードに参加するのに必要なプログラム「Lisk Core」について、今後の開発計画が新たに発表された。

今年は開発の加速を目標に置くとして、2つの戦略を発表した。

仮想通貨Lisk、「Lisk Core」の新たな開発計画が発表
仮想通貨Lisk(LSK)のノードに参加するのに必要なプログラム「Lisk Core」について、今後の開発計画が新たに発表された。
仮想通貨リスクの仕組みから紐解く「コインチェック新サービスの重要ポイント」=LiskJapan寄稿
仮想通貨取引所コインチェックは1月9日、仮想通貨Liskのステーキングサービスの提供を発表。預り資産であるLSKの一部を運用するというが、実際どのような仕組みなのか?その仕組みを徹底解説。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/16 日曜日
16:22
金融庁、暗号資産105銘柄の「金融商品」扱いを検討 金商法適用へ=報道
金融庁は暗号資産に金融商品取引法を適用し、交換業者が取り扱う105銘柄に情報開示とインサイダー取引規制を導入する方針。税率は最大55%から株式と同じ20%への引き下げを検討。2026年の通常国会で改正案提出を目指す。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、XRP現物ETFの米上場や世界初のZcash保有企業の91億円調達など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナ、ジーキャッシュといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、下値余地残すも反発は時間の問題か|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC相場は1530万円周辺で推移。米政府機関閉鎖解除後もハイテク株軟調で上値重い展開。12月FOMC前の経済指標不足が懸念材料に。一方、STH損失レシオが95%超となり売られ過ぎの水準。オプションOI分析では9.5万ドルがターゲットに。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米史上最長の政府閉鎖終了に高い関心
今週は『金持ち父さん貧乏父さん』著者ロバート・キヨサキ氏によるビットコイン・金・銀の価格予想、堀田丸正のBitcoin Japanへの社名変更、米政府の閉鎖終了に関する記事が関心を集めた。
11/15 土曜日
13:55
続落するイーサリアム、長期保有者が1日4.5万ETH超を売却=グラスノード
グラスノードによると、イーサリアムの3年から10年保有者が1日あたり平均4万5000ETH超を売却している。イーサリアム現物ETFも13日に2億6000万ドルの純流出を記録し売圧を高めている。
13:20
リミックスポイント決算発表、仮想通貨評価益で売上高が大幅増加
リミックスポイントが2025年4~9月期決算を発表した。仮想通貨評価益で売上高が大幅増加している。同社はビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨を財務資産として蓄積している。
13:00
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者、ステーブルコインの展望を語る|CoinPostインタビュー
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者ニシント・サンガヴィ氏がCoinPostの独占インタビューに応じ、ステーブルコイン決済戦略の拡大、CBDCとの共存、米国ジーニアス法の影響について詳しく語った。4つのステーブルコインと4つのブロックチェーンをサポートし、2億2,500万ドル超の決済を実現。今後5年間のアジア太平洋地域におけるデジタル通貨の展望と、Visaが果たす役割について解説。
11:15
テクノロジー大手アリババが預金トークン決済を開発 中国当局のステーブルコイン懸念に対処か
中国アリババが預金トークン決済システムを開発している。当局によるステーブルコイン規制を回避することも背景とみられる。AI活用サービスも発表した。
10:30
ビットコイン急落、45日ルール通過とFOMC利下げ見送り観測で売り圧力が最大化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは足元で強い売り圧力に晒されているが、ヘッジファンドの45日ルール通過により解約売りの終了が期待される。ビットコイン長期保有者が直近1カ月で12兆円相当のBTCを売却したことは心理を悪化させていた。
09:50
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、売上高99億円に増加 決算発表 
トランプ一族の仮想通貨マイニング企業「アメリカン・ビットコイン」が2025年7~9月期決算を発表した。前年同期比で黒字転換し、ビットコイン保有量は4,090BTCに到達している。
09:35
ジャック・ドーシーのCash App、ステーブルコイン決済機能を導入
決済アプリのキャッシュアップがステーブルコインの送受信機能を含む11の新機能を発表した。ライトニングネットワークを使用したビットコイン決済機能も拡充している。
08:50
ソニー銀行の米銀免許申請、通貨監督庁にICBAが否認を要求
ソニー銀行が米国で信託銀行の国家免許を申請したことについて、米組織ICBAが強く反対すると表明。通貨監督庁に書簡を送付して反対理由を説明し、ソニー銀行の申請を認可しないように要求した。
07:45
バイナンス、ブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」を取引担保として受け入れ
仮想通貨取引所バイナンスがブラックロックの「BUIDL」を取引所外担保として統合した。BUIDLはBNBチェーンで新シェアクラスも立ち上げる。
06:50
ビットマイン、45億円相当のイーサリアムを追加購入 新CEOにHSBC元幹部を任命
ビットマインが3000万ドル相当の仮想通貨イーサリアムを追加購入した。同社は新CEOにHSBCアジアTMT投資銀行部門の元責任者を任命した。
06:25
ビットコイン長期保有者が1カ月で12兆円相当BTCを売却、初期投資家も2400BTCを取引所へ送金
ビットコインの長期保有者が過去1カ月で約81万5,000BTCを売却し、2024年1月以来の高水準となった。初期保有者のオーウェン・ガンデン氏も2400BTC以上を売却している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧