265ドルの「窓」
週末の変動幅を織り込んだCME(米シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコイン先物は、265ドルの「窓(ギャップ)」で取引を開始した。先週末の終値11,095ドル(1,172,525円)に対し、始値が11,360ドル(1,200,530円)となった。
9日に保ち合いを上方ブレイクしたBTC市場は、11,100ドル(117万円)のレジスタンス(上図①)も突破し、騰勢を強めた。
週末に急騰・急落したケースでCMEのチャート上に生じるギャップ「窓」は、その後、窓埋めアノマリーを意識した市場の値動きが度々確認されている。
例に、10月7日にトランプ米大統領が追加景気対策案の協議停止を指示したことを背景に急反落した米株式市場に連れ安したビットコイン市場で、下落時の下値支持線として意識された。
当時、CMEのビットコイン先物取引は、先週末の終値10,575ドルに対し、始値が10,700ドルと125ドルの窓(ギャップ)で取引を開始していた。