はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

サンタクロースもビットコイン受け入れ、利便性高まる仮想通貨決済

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

サンタへの支払いにビットコイン?

世界各地に巨大なクリスマスツリーがお目見えし、イルミネーションで街が煌びやさを増すクリスマスシーズンが始った。そんなクリスマスムードに欠かせないのが、真っ白な髭を蓄えた、恰幅の良いサンタクロースだ。

デパートやショッピングモールで子供たちと記念撮影したり、ホリデーイベントやクリスマスパーティの引き立て役として忙しい日々を送るサンタクロースだが、この掻き入れ時のギャラの支払いに、今年からビットコイン(BTC)を受け入れるようになったという。

全米にサンタクロース人材を派遣している「Hire Santa」社は、国際的で世界中を頻繁に旅するサンタクロースには、携帯しやすい通貨が必要だと主張し、ビットコインの受け入れを開始したことを発表した。

ビットコインによる支払い方法は、米大手取引所コインベースの同社のアドレスに直接送金するか、PayPalを介して支払うことも可能だという。

ちなみに、サンタの報酬が1BTCであった場合、一昨年のクリスマスは約46万円、去年は約80万円だったが、今年は約200万円に達する公算が高い。

小売業者によるビットコインの受け入れ

ビットコインによる支払いが普及するためには、受け入れ側である参加企業・業者がその利点を認識することが、一つの重要な要素となるだろう。

米仮想通貨決済サービス大手のBitPayは、加盟店を対象にした調査結果を発表し、ビットコインや暗号資産(仮想通貨)による支払いを受け入れることで、様々なメリットがあることが明らかになったと主張している。

調査顧問会社Forrester Consultingが実施した調査によると、主なメリットは次の4つだという。

1. 新規顧客の開拓:仮想通貨による支払いを選択した顧客の約40%は新規の顧客だった

2. 購入金額:仮想通貨による購入金額は、クレジットカードによる購入金額の2倍
       (仮想通貨で支払う顧客は、より多く消費する傾向がある)

3. 安価な取引手数料:クレジットカードなどによる支払い手数料2.25%に対しBitPayは1%

4. 支払いミスの減少と詐欺排除:支払いミスや不正行為によるチャージバックコストがなくなる

このような要素を統合すると、加盟店の平均投資収益率は327%となり、仮想通貨支払いの受け入れにより、手数料の節約だけでなく、新たな顧客層の開拓と売上上昇が見込めると調査結果をまとめた。

企業向けの大量決済サービスも

さらにBitPayは先月、企業向けに大量決済サービス「BitPay Send」を開始したことを発表した。このサービスを利用することで企業は、自社で仮装通貨を購入したり保管することなしに、仮想通貨による支払いを大量に処理することが可能になるという。特に国際送金を必要とする企業には朗報だろう。

企業は法定通貨で資金を入金するが、給与の支払い、請負業者やアフィリエイトへの支払い、報酬プログラムの処理や顧客へのキャッシュバックなどを仮想通貨で行うことができる。世界225カ国で利用できるという。受け取り人は、本人確認手続きを経て、BitPayウォレットを所有していることが条件となる。

世界各地にアフィリエイトを持つ、広告プラットフォーム「AdGate Media」がこのサービスを利用しており、ビットコインによる支払いを希望するアフィリエイトに、数日かかっていた支払いが数分で済むようになったという。

世界中のサンタクロースが、ビットコインで簡単に報酬を受け取れる日が来るのも近いかもしれない。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/18 木曜日
13:15
仮想通貨詐欺対策強化 米上院議員、セーフクリプト法案を提出
米上院議員がビットコインなど仮想通貨関連の詐欺に対策する法案を提出した。米財務省や規制当局が連携するタスクフォース設置を目指している。
12:35
バイナンス、7つの個人・団体をブラックリスト入り
バイナンスが7つの個人・団体をブラックリスト指定。詐欺行為の通報者に最大500万ドルの報奨金。内部情報漏洩事件を受け、上場プロセスの透明性を強化。
11:55
ビットコイン一時9万ドル回復も急反落、市場の脆弱性露呈と日銀会合への警戒感が台頭
ビットコインがFRBハト派発言で9万ドルまで急騰後、88,500ドル付近に反落した。過去2日間でBTC・ETHのETFから10億ドル超の純流出を記録し、市場構造の脆弱性が露呈。日銀利上げ観測と米CPI発表を控え、短期的な下押し圧力が継続する見通し。
11:25
米SECが「仮想通貨証券」の保管規則を明確化、ブローカーディーラー向けに指針を提示
米SECが仮想通貨証券の保管に関する見解を発表しブローカーディーラーが物理的保管とみなされる条件を明確化した。分散型台帳技術の評価や秘密鍵の保護、緊急時の対応計画などが求められている。
10:53
イーロン資産が93兆円突破、トム・リー「CEO個人価値のトークン化」構想とは?
イーロン・マスク氏の資産が史上初の6000億ドル(約93兆円)を突破。スペースX急騰が背景に。一方、トム・リー氏が提唱する「CEO個人価値のトークン化」構想が注目を集めている。企業価値から経営者の影響力を分離して投資できる革新的手法とは。
10:45
ブータン、ビットコインを特別行政区「GMC」に拠出へ
ブータンの特別行政区GMCは、ブータンが国としてGMCの長期的な発展を支援するために最大1340億円相当の仮想通貨ビットコインの拠出を誓約したと発表。今後の計画について説明した。
10:30
「ビットコインは脆弱な構造の中で推移」グラスノードの最新レポート
グラスノードの最新レポートによると、仮想通貨ビットコインは需要衰退で脆弱な構造の中取引されている。今後は10万ドル回復が上昇の鍵だと分析している。
10:10
ビットコイン乱高下、日銀政策決定会合を控え警戒感高まる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは直近24時間で約80万円の乱高下となった。米株式市場の取引開始前、FRBのウォーラー理事が今後も利下げを継続すべきとの見解を示したことを受け、リスク資産全般が買われ、一時は9万ドルを突破した。
09:45
カリフォルニア州知事がトランプ大統領の仮想通貨関連恩赦を批判、CZ氏ら含む
米カリフォルニア州のニューサム知事がトランプ大統領による仮想通貨関連の恩赦決定を批判している。バイナンス創設者CZ氏やシルクロード創設者ロス・ウルブリヒト氏、ビットメックス共同創設者らへの恩赦が対象となっている。
08:35
米コインベースが株式・予測市場など新サービス展開、総合取引所へ移行
米コインベースが単なる仮想通貨取引を超えた大規模拡張を発表した。株式取引、予測市場、ソラナDEX統合、カスタムステーブルコインなど複数の新機能を導入し多様な資産を扱う総合プラットフォームを目指す。
07:50
米連邦準備制度理事会、仮想通貨関連銀行への制限的規制指針を撤回
米連邦準備制度理事会が2023年の仮想通貨関連銀行規制指針を撤回し、新たな政策声明を発表した。監督対象銀行が革新的活動に従事する道を開くが、リスク評価に基づく裁量権は維持。
07:30
XRPの実用性を拡充へ SBI Ripple AsiaとDopplerが提携
SBI Ripple AsiaとDoppler Financeがパートナーシップを締結。XRPL上で、仮想通貨XRPベースの利回りインフラやRWAのトークン化に関する協業を模索すると説明している。
07:30
メタマスクにログインできない時の対処法|パスワード忘れ・機種変更も解説
メタマスクにログインできない時の対処法を解説。パスワードを忘れた場合のリカバリーフレーズでの復元方法、機種変更時のウォレット移行手順まで、状況別にわかりやすく説明します。
07:05
ビットコインの長期保有者売圧は飽和点に接近か、K33が分析
K33によると、2024年以降に約160万BTCが長期保有者から市場に戻り、売却圧力は飽和点に近づいている。過去2年間で供給の20%が再活性化され、2026年には安定化する見込み。
06:15
ノルウェー政府系ファンド、メタプラネットのビットコイン戦略を支持
運用資産1.7兆ドルのノルウェー政府年金基金がメタプラネットの臨時株主総会で経営陣提案に賛成票を投じた。メタプラネットは優先株式導入や米国のADR登録を通じてビットコイン蓄積戦略を推進している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧