WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨のICOを断固拒否する中国、海外プロジェクトにまで干渉か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

海外のICOも徹底排除へ
中国政府は、中国発のICOプロジェクトが海外移転後、中国国民に向けたマーケティングを行なっている現状に対して強く反発。「国内外のウェブサイトや仮想通貨決済サービスもブロックすべき」と言及した。
ICOとは
「Initial Coin Offering/新規仮想通貨公開」のこと。資金調達したい企業や事業プロジェクトが、独自の仮想通貨トークンを発行・販売し、資金調達する行為を指す。 ハイリスクハイリターンで投機的側面が強い反面、各国の法整備が追い付いていないことで、詐欺まがいのICOが横行するなど問題点も多く、国際的な規制強化が協調路線にある。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

中国人民銀行の副代表の主張

7月9日に、中国のインターネット金融改正作業部会(Internet Finance Rectification Working Group)の内部会議が開催されました。

中央銀行である中国人民銀行(以下、PBoC)の副代表を務めるPan Gongsheng氏は、ICO断固拒否の姿勢を再主張。中国発のICOプロジェクトが海外に移転した後、中国国民に向けたマーケティングを行なっている現状に対して、強く反発しました。

インターネット金融改正作業部会は、2016年に中国国務院によって組織され、その名の通り、「インターネット金融分野における違法行為を取り締まる」ことを目的として活動しています。

中国は、2017年9月にICO規制や仮想通貨取引の禁止を行い、2018年に入ってからも、仮想通貨関連の広告の廃止や、マイニング事業の禁止も行なっています。ブロックチェーン技術に関して肯定的な考えを持つ一方で、仮想通貨に関する全面否定の姿勢は崩していないと言えるでしょう。

Pan氏はこの現状を踏まえ、ICOや仮想通貨取引が国内で違法とされている主旨を再度強調。以下のような発言を行いました。

「既存の法規制で”適切でない”とされる金融商品を発見した場合、それを直ちに差し止める。」

中国政府と仮想通貨

Pan氏は1月にも、政府が市場での潜在リスクを避けるために、仮想通貨取引にさらなる圧力をかけるべきだと主張。

規制当局は、中国ユーザーに対して中央集権的な仮想通貨取引サービスを提供するモバイルアプリを閉鎖した上、国内外のウェブサイトや仮想通貨決済サービスもブロックすべきだ。

実在する経済に関係のない、紛い物の金融イノベーションは支持されるべきではない。

と、仮想通貨を本質的に否定しています。

今回の、中国国民を視野に入れた「海外ICOの排除」に向けた発言は、現時点で具体性に乏しく、どのような手段で廃止していくかも定かではありません。

しかし、Pan氏のような中国人民銀行の副代表という立場のある人物が、「海外からのICOを始めとする、仮想通貨関連サービスを徹底的に国内から排除したい」との考えをインターネット金融会議で表明したことは、改めて注目すべき点だと言えるでしょう。

中国では、ICOや仮想通貨取引を始め、マイニング規制、仮想通貨関連広告の禁止など、どこの国よりも厳しい規制が率先して行われてきたことから、今後さらなる規制強化が行われても不思議ではないと考えられます。

CoinPostの関連記事

人民元の仮想通貨取引シェア1%まで縮小|90%超から中国禁止措置の影響を受け
中国人民銀行は、自国の法定通貨「元」、人民元でのビットコイン取引が全体のビットコイン取引量の1%以下にまで低下したことを発表しました。昨年中国ショックとなり仮想通貨市場の下落要因とされた中国政府の禁止措置が影響した形となります。
仮想通貨投資は先進国は長期保有・途上国は早期売却の傾向に|ICOから見る傾向分析
仮想通貨スタートアップのREMMEによると、発展途上国の投資家は、トークンが上場した数ヵ月以内に売りに出し、先進国の購入者は長期保有する傾向があるようです。
Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/25 金曜日
19:00
トークン化預金推進の新機構が10月に始動 黒田前日銀総裁らも参画
黒田前日銀総裁らが参画するデジタル通貨イノベーション機構が9月25日に設立会見。トークン化預金を中核に決済インフラの標準化や政策提言を進め、10月から本格始動する。
17:10
円建てステーブルコインEJPY、東芝など26社が実証参加を表明
日本ブロックチェーン基盤が、発行準備中の円建てステーブルコイン「EJPY」を軸とする実証プログラムを開始した。東芝やSCSKなど26社・団体が参加を表明。参加費は無料で、2027年2月までの約半年間(予定)、送金・決済やRWA決済での活用を検討する。
15:57
バイナンスの1日のビットコイン純流出、2023年以来最大=アナリスト
クリプトクアントのDarkfost氏によると、バイナンスからのビットコイン純流出が1日で1万3800BTCを超え、2023年以来の最大規模に達した。準備金は4日間で約2万BTC減少。出遅れた投資家のFOMOが背景にあるとの見方を示した。
14:51
ビットゲット、5500ビットコインの保護基金で損失負担へ 北朝鮮系集団関与か
仮想通貨取引所ビットゲット(Bitget)は、約3億5,160万ドルの不正流出による損失を、5,500BTCを保有するユーザー保護基金で負担すると表明した。秘密鍵の流出は否定し、CEOは北朝鮮系集団の関与の可能性にも言及した。
13:58
パースSEC委員、ゼロ知識証明でKYC改革を提言 過度のデータ収集から事実の証明重視へ
米SECのヘスター・パース委員がは、現行KYC/AMLの「データを集めるほど良い」という前提を批判し、ゼロ知識証明を用いた属性証明型の本人確認への転換を提言した。
12:31
米FRB、ステーブルコイン発行体の準備金・資本規則案を公表
米FRBは24日、ジーニアス法に基づき、監督下のステーブルコイン発行体向け規則案2件を公表した。短期米国債などによる全額裏付けと標準化された資本要件を求め、銀行子会社の発行申請手続きも定める。意見募集は60日間。
11:45
IBM、「デジタルアセット・ヘイブン」をSWIFTのブロックチェーン共有台帳に接続
IBMがデジタル資産管理基盤をSWIFTの共有台帳に接続。ユーザーはトークン化預金取引で銀行間の広いネットワークを利用できるようになる。オンプレミス版もベータ提供開始する。
11:21
SBIとJR九州、金融アプリ「JQ BANK」で基本合意 暗号資産も視野
SBIグループとJR九州が25日、Web会員専用の金融スーパーアプリ「JQ BANK」(仮称)で基本合意した。基盤のFPaaSには暗号資産(仮想通貨)やステーブルコイン決済も組み込む。2027年度中の開始を目指す。
10:49
JPモルガン、ビットコイン一時生産コスト超え 維持ならマイナー売り圧緩和=報道
米JPモルガンは、ビットコインが同行推計の生産コスト約8万5,000ドルを280日ぶりに一時上回ったと指摘した。水準を維持できればマイナーの強制売却リスクが和らぐとし、AI転換によるハッシュレート低下にも触れた。
10:00
ビットコインの「新たな強気相場到来」か シグナルを観測=クリプトクアント
クリプトクアントが仮想通貨市場週間レポートで、ビットコインが365日移動平均線を上抜けたと指摘。新たな強気相場入りのシグナルだと分析している。
09:05
RWAトークン化大手オンド、新たなオンチェーン商品をローンチ
RWAトークン化大手のオンドは、新たなオンチェーン金融商品Ondo Intelligent Portfoliosを発表。投資のプロが構築したポートフォリオをトークン化する。
07:39
ビットゲットから不正流出、被害額3.5億ドル相当
ビットゲットは9月25日、ホットウォレットから約3億5160万ドル相当の不正流出を確認したと発表した。コールドウォレットは無事で、ユーザー保護基金が全額を補填する方針だが、出金は一時停止されている。
09/24 木曜日
17:36
バイナンス、ハイパーリキッド現物上場へ 3ペアで取引予定
仮想通貨取引所大手バイナンスは24日、ハイパーリキッド(HYPE)の現物上場を発表した。取引開始は同日20時(日本時間)。シードタグが付き、取引にはクイズ合格が必要となる。
17:12
ビットコイン実現利益は週約8060億円、過去の高値圏に及ばず=グラスノード
グラスノードは24日、ビットコイン保有者の直近7日間の純実現利益が51億ドル(約8000億円)にとどまるとの分析を公表した。規模は2023年末の水準に近く、過去の主要な高値圏で見られた規模には及ばないという。
16:16
コインチェック、レバレッジ取引に約6年半ぶり再参入 最大2倍
コインチェックは24日、仮想通貨のレバレッジ取引サービス「Coincheckレバレッジ」をiOSアプリで始めた。2020年3月の終了から約6年半ぶりの再参入で、BTCなど3ペアを最大2倍で取引できる。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧