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仮想通貨決済サービスSlash、ソフトバンク子会社やZaifと提携

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

スマートコントラクト決済で業務提携

暗号資産(仮想通貨)の決済サービス「Slash Web3 Payments」の開発運用を行うSlash Fintech LimitedとSBペイメントサービス株式会社、株式会社カイカエクスチェンジの3社は16日、業務提携を発表した。

日本市場でスマートコントラクト決済に関する企画、開発、運用の検討を共同で行うなど、関連する取り組みを連携して進めていくとしている。

SBペイメントサービス株式会社は、ソフトバンクの子会社であり、PayPayなど様々な決済サービスやクレジットカード関連の事業を行っている企業だ。カイカエクスチェンジ(暗号資産交換業者)は、国内の仮想通貨取引所Zaifを運営している。

3社は、スマートコントラクト決済について「ブロックチェーン上で効率的かつ安全な支払いを可能にする決済の仕組み」と定義。日本でも、多様なビジネスで、スマートコントラクト決済を活用して新たな可能性を開いていくことが期待されていると説明した。

スマートコントラクトとは

あらかじめプログラムされた条件に応じて、自動的に契約を執行する仕組みを指す。スマートコントラクトの機能が実装されているブロックチェーンで代表的なのはイーサリアム。契約を締結する際には、仲介者や契約書作成などの事務作業が必要になる場合が多いため、自動的に契約を執行できるようにすることで、効率性向上やコスト削減などが期待できる。

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スマートコントラクト決済の将来性を見込む

3社は、スマートコントラクト決済の普及を後押しする上では、法的な規制に基づいたビジネスの枠組みや、各市場に特化した営業網の構築が重要になるとも指摘している。

連携して、発展性のあるビジネス環境の創出に向けて取り組んでいく構えだ。また、協力して幅広い層に向けて、スマートコントラクトについての理解が深まるよう働きかけることも目指すと述べた。

背景としては、Web3事業が産業界で成長するとともに、スマートコントラクト決済の需要も高まることが期待されるとしている。

Slash Fintech Limitedの佐藤伸介代表取締役によると、3社間での具体的なサービスや取り組みは改めて発表となるが、サービスの構築を精力的に進めているところだという。

3社は、これまでにもスマートコントラクト決済の社会実装に向けた協議を行っており、相互的なエコシステムの発展を目指してきたとも言及した。

カイカエクスチェンジとSlash Fintech Limitedは昨年12月にも、業務提携を開始していたところだ。日本国内のECサイトや実店舗で利用できる仮想通貨決済サービスについて、共同で企画・開発・販売業務・運用の検討を行っていくとしていた。

関連仮想通貨決済の「Slash」、国内仮想通貨取引所Zaifと提携

Slash Fintech Limitedが運営するSlash Web3 Payments(通称「Slash」)は、Web3ウォレットでユーザーが多様なトークンで決済することを可能とする自動両替ソリューションである。

スマートコントラクトにより分散型取引所(DEX)に接続することで、仮想通貨の変換プロセスを自動化。加盟店は、仮想通貨による支払いを日本円やステーブルコインなどに換金してデジタルウォレットに受け取ることができる。

自民党のWeb3ホワイトペーパー

日本では4月、自民党デジタル社会推進本部web3プロジェクトチームが、「web3ホワイトペーパー(案)」を公開している。

web3の今後の普及に向けて、議論を開始・深化すべき論点をまとめたものだ。誰もが当たり前にウォレットやデジタル資産を保有してやり取りする時代に備えていくべきだとしており、税制改正などについても提言を行っている。

関連自民党web3PT、仮想通貨取引の税制などに関する提言を公開

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