はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨プロジェクトICON、ソウル都政とブロックチェーンプロジェクト立ち上げへ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ICON:ソウル都政と新たなプロジェクト
ICONがソウル都政と新たなプロジェクトに乗り出した。その内容に3つのブロックチェーン基盤のスマホアプリ開発が含まれる。その三つのアプリの内容はICONブロックチェーンを基盤とした身分証明書、投票システム、決済システム。またこれ以外でも、ICONは様々な機関などと提携しプロジェクトを進めている。

ICON:ソウル都政と新たなプロジェクト

韓国のブロックチェーンプロジェクトICONはソウル都政とコラボし、新たなプロジェクトに乗り出した。

今週の祭典「Blockchain International Digital Festival」にて、ICONは、彼らが提供する3つのブロックチェーン・エコシステムにより、ソウル市民が受ける恩恵について語った。

ICONのプロジェクトの内容に、3つのブロックチェーン基盤のスマホアプリ開発が含まれる。

以下がその内容。

  • ICONブロックチェーン基盤の身分証明書
  • ICONブロックチェーン基盤の投票システム
  • ICONブロックチェーン基盤のS-Coin決済システム

これらプロジェクトの狙いは、ICONがブロックチェーン技術を通してソウル市民の日々の生活の効率を向上させるサービスを提供することだという。

ICONブロックチェーン基盤の身分証明書

Blockchain International Digital Festivalにて、ICONブロックチェーン基盤の市民IDカードが展示され、参加者らにIDカードの設定の簡単さを披露した。

設定方法は以下の通り

  1. 基本的な個人情報を記入。
  2. ノートPCのカメラを利用し、自分自身の写真をとる。
  3. 撮影後、QRコード作成のボタンをクリックする。
  4. 新規作成されたICON IDカードを携帯に移すため、OC画面上のQRコードを携帯で読み取る。

以上が設定方法で、これら全体の作業は、シンプルで時間もかからないとのこと。

ICONブロックチェーン基盤の投票システム

ICON IDカード作成後、ICONのブロックチェーン基盤の投票システムにアクセス可能となる。

このプロジェクトはICON LOOPと韓国情報化振興院、大韓民国中央選挙管理委員会とのパートナシップと共に始動した。

この投票システムは「人工知能技術に基づく次世代の投票システム」としている。

この投票システムのデモでは、プラットフォームに登録をしたユーザーは、韓国の通貨ウォンと連動したペッグ通貨Sコインが報酬として与えられていた。

ICONブロックチェーン基盤のSコイン決済システム

ICONのSコイン決済アプリは、キャッシュフリーでの素早い送金を可能としている。

利用方法は以下の通り。

  1. 利用者が商品QRコードをスキャンする。
  2. 関連情報を直接このアプリに送る。
  3. 自動的にSコインを使いキャッシュフリーで自動決済される。

Blockchain International Digital Festivalの動画内でデモンストレーションをフルで視聴可能となっている。

ICON:今後の計画

ICONが2018年4月にメインネットを立ち上げて以来、様々な進展が見られる。

例えば、ICONはソウル都政に「ソウルブロックチェーン・デモンストレーション・プロジェクト」の先導を任されている。

またシンガポールに拠点を置くベンチュアーキャピタルTRIVEとも提携し、ブロックチェーン技術を用いた教育エコシステムの開発に取り組んでいる。

さらに韓国のブロックチェーン都市「済州特別自治道」の政治家と計画について協議の真っ最中だ。

それだけでなく、ソウル市長のパク・ウォンスン氏は、済州特別自治道をブロックチェーン基盤のスマートシティへと成長させるため、今後五年で約120億円を投資するとの戦略を発表した。

またパク氏はソウル都政の機関でSコイン利用の提案をしている。

以前コインポストでも報じたように、LINE PLUSと大型提携し、「UNCHAIN」を共同開発し、LINEのブロックチェーンネットワークを構築するとの声明を発表している。

UNCHAINの目標は、様々な分散型アプリケーション(DApps)を開発しつつ、ICONのブロックチェーンエコシステムを拡大することとしている。

ICON社の公式ブログには以下のように記述されている。

UNCHAINでは、トークンを糧とするブロックチェーンの経済システムを創造することにより、ユーザたちがネットワークへの貢献で報酬をもらう仕組みとなる。

更に、ICONブロックチェーンプラットフォームとUnblock(LINE社が持つブロックチェーンの研究とDApps企画を推進する子会社)のシステムを通じて、発見されたDAppサービスはUNCHAINに統合される。

このような共同事業はブロックチェーンと非中央集権化を日常生活に近寄せる一歩となるだろう

上述した事例からも見受けられるように、ICONの成長は留まることを知らない。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/18 火曜日
13:40
エルサルバドル、下落局面で約155億円相当のビットコイン押し目買い 保有高は7474BTC
エルサルバドル政府が市場下落局面で約155億円相当のビットコインを追加購入し、保有高は7474BTCに達した。2025年1月に法定通貨地位を撤廃したものの、ブケレ政権は戦略的準備資産としての蓄積を継続している。
13:25
ヴィタリック、イーサリアムのプライバシー保護ツール「Kohaku」を紹介
仮想通貨イーサリアムのブテリン共同創設者がプライバシー保護ツール「Kohaku」を新たに紹介した。Railgun連携やゼロ知識証明で匿名性を強化する開発ロードマップを解説する。
13:10
CZ氏、6650億円の罰金返還なら米国に再投資と言及
バイナンス創業者CZ氏が米司法省への約6650億円の罰金返還時に米国再投資を表明。トランプ大統領からの恩赦後、民主党議員からの腐敗疑惑批判に対し、感謝と慎重さのバランスを強調した発言として注目される。
11:25
伝説投資家ドラッケンミラー、ブロックチェーン融資企業フィギュアの株式を120億円相当取得
フィギュア株価上昇 米ウォール街の伝説的なヘッジファンドマネージャーであるスタンリー・ドラッケンミラー氏が運営するデュケイン・キャピタルは11月15日、第3四半期の13F報告書…
10:55
ソラナ保有企業フォワード、367億円相当SOLをコインベースへ入金 警戒高まる
仮想通貨ソラナを財務資産として保有するナスダック上場のフォワード・インダストリーズが約367億円相当のSOLをコインベース・プライムに移動させた。売却か社内再編成かは不明だ。
09:50
「ビットコイン下落の背景は米ドル流動性低下」アーサー・ヘイズが年末までの市場予想
アーサー・ヘイズ氏が仮想通貨ビットコイン下落の原因を米ドル流動性縮小と分析した。ETF資金流出の背景や今後の下落および急騰シナリオを解説している。
09:30
自称「IQ276」のキム・ヨンフン、BTCは今後45日間で22万ドルまで上昇すると予想
自称IQ276のキム・ヨンフン氏は、仮想通貨ビットコインの価格は今後45日間で22万ドルに到達すると予想。明確な根拠は示していないが、世界最高のIQ記録保持者として価格を予想すると主張した。
09:20
Cboeが無期限型ビットコイン・イーサリアム先物を12月15日に開始、米国規制下で提供
Cboeが仮想通貨ビットコインとイーサリアムの無期限先物取引を12月15日に開始する。米国規制下でポジションのロールオーバーを不要にする。
08:15
米政権、海外仮想通貨口座の税務報告規則を審査中
米ホワイトハウスが海外仮想通貨口座に関する税務報告規則案の審査を開始した。国際的な仮想通貨資産報告枠組みCARFへの参加を実現し、租税回避を取り締まる狙いだ。
07:45
グレースケールのドージコインETF、11月24日取引開始見通し 新たなソラナETFも上場
グレースケールのドージコインETFが11月24日にも取引開始となる見通しだ。ヴァンエックは17日にソラナETFの提供を開始した。
07:10
仮想通貨投資商品、先週の資金純流出額が2月以降最大規模
仮想通貨投資企業CoinSharesは、ETFなどのデジタル資産投資商品全体の先週における資金フローは約3,100億円超の純流出だったと報告。今回もビットコインとイーサリアムが流出を主導した。
06:55
ビットコインの25%下落は「浅い調整」と米投資銀行が分析、トム・リーはイーサリアムのスーパーサイクルを予測
投資銀行バーンスタインがビットコインの約25%下落は大幅な下落の始まりではなく短期的な調整だと分析した。ビットコインETFの機関投資家保有率は2024年末の20%から現在28%に上昇。
06:25
95%のビットコインが採掘済み、2140年に完全流通へ
ビットコインのマイニング済みコイン数が1,995万BTCを超え、固定上限2,100万BTCの95%に達した。残りの5%は極めてゆっくりと放出され、2140年頃に最後の端数が採掘される見込みだ。
06:00
ビットコインが今年の上昇分を帳消しに、新規投資家が14.8万BTC損切り 流動性悪化と日本債券ショックも影響か
ビットコインが約7カ月ぶりに9万3,000ドルを下回り、2025年の上昇分をすべて失った。新規投資家が14万8,000BTCを損切りし、流動性逼迫も下落要因となっている。
11/17 月曜日
20:08
暗号資産の金商法移行が本格化、分離課税実現へ最終局面=ブロックチェーン議連
金融庁が暗号資産を金商法に位置づけ、インサイダー取引規制を整備する方向を明示。業界団体は20%申告分離課税を要望。来年の通常国会での法整備を目指す。第31回ブロックチェーン推進議員連盟で議論。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧