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米SEC、証券法違反で複数の仮想通貨VCを調査

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

3つの仮想通貨VCに召喚状

米証券取引委員会(SEC)は今年に入ってから、少なくとも3つの暗号資産(仮想通貨)ベンチャーキャピタル企業に召喚状を出した。関係筋の話としてDL Newsが報じた。

DL Newsが確認したところ、召喚状の1つの1ページ目には「ある仮想通貨資産提供仲介業者に関する件」というタイトルが付けられており、SEC職員が「証券法違反があったかどうか」を判断するため調査を行っていると書かれていた形だ。

召喚状(Subpoena)は、SECがその企業を調査していることを示す通達だ。企業は通常、期限内に必要な文書・情報を提出することを義務付けられ、これに応じない場合は法的措置が取られる可能性がある。

関係筋は、SECは召喚状の中で、ベンチャーキャピタルがこれまでに締結したトークン取引の契約書を求めていたとも話した。

ブロックタワーキャピタルの幹部であるポール氏は、SECは、ベンチャーキャピタルが仮想通貨トークンのマーケティング活動を行っている可能性があると疑っているのではないかと推測している。

トークンを大げさに宣伝した場合は、証券ディーラーとして活動していると解釈される可能性があるとも続けた。

証券・商品詐欺を専門とする法律事務所ブラッドリー・アラント・ボルト・カミングスの弁護士エリシャ・コブレ氏は、SECがベンチャーキャピタルを調査するのは、新たな執行分野として適当な動きだと意見している。

一方で、ゲーリー・ゲンスラー委員長率いる現在のSECは、明確なガイドラインを提供することなく、先に法的措置に訴えているとして批判も向けられてきたところだ。

共和党の米大統領候補であるドナルド・トランプ氏は、もし当選すればゲンスラー委員長を就任初日に解任すると表明している。

関連: トランプ前米大統領、ビットコインを「国家戦略準備金」に充てる方針示す ゲンスラーSEC委員長の解任にも言及

SEC(証券取引委員会)とは

株や債券などの証券の取引を監督する米国の政府機関のこと。1934年設立。公正な取引の確保と投資家保護を目的としており、インサイダー取引や企業の不正会計、相場操縦などを防止する。仮想通貨が有価証券に該当するかという判断も行う。

▶️仮想通貨用語集

FTX破綻後に調査を強化

特にSECは2022年にFTXが破綻した後、調査範囲を広げている。

2023年2月時点で、SECの検査局はFTX事件後に引き起こされた混乱を受けて、「ブローカーディーラーと登録投資顧問を調査する」と述べていた。

また、米商品先物取引委員会(CFTC)のクリスティ・ゴールドスミス・ロメロ氏は、2023年1月時点で次のように意見していたところだ。

イノベーションの約束、FTXを取り巻く誇大宣伝、さらにFTXとその創設者に対する誤った信頼のために、FTXへの投資家らがデューデリジェンスを実施する際、通常であれば警告信号となるような事実に対して目をつぶっていたのではないかという疑問が浮上している。

関連:FTXによる顧客資金2兆円の返済、4Qの仮想通貨市場強気要因となる可能性

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