転換社債の販売で調達完了
米ナスダック上場の大手マイニング企業「マラソン・デジタル・ホールディングス」は資金調達により3億ドル(約440億円)を確保し、4,144BTC(約366億円)を購入したことを15日に報告した。
この購入により、同社のビットコイン準備高は25,000 BTC(約217億円)を超えた。
MARA secures $300M through an oversubscribed offering of convertible senior notes. With proceeds, we purchased 4,144 BTC (valued at approx. $249M), boosting our strategic bitcoin reserve to over 25,000 BTC. Learn more: pic.twitter.com/EKwKW6eSny
— MARA (@MarathonDH) August 14, 2024
マラソンは今月12日に仮想通貨ビットコインの追加購入などを行うため、今回の資金調達を行う計画を発表した。合計2.5億ドル(約370億円)の転換社債を販売することで資金を調達し得られた資金は主にビットコインの購入や事業運営に充てられる予定だった。
今回の調達は募集額以上の申し込みがあり、投資家からの高い需要があったことを示している。
今回の転換社債の満期は、早期の買戻し・償還・転換が行われない限り、2031年9月1日となる。この社債は半年ごとに利息が支払われ、現金、マラソンの普通株式、またはその両方に転換される仕組みだ。
同社は7月に「ビットコイン完全保有」という財務方針を再開し、採掘されたすべてのビットコインを売却せずに保有すると発表。同月にはビットコインの大量購入を実施し、当時は154億円相当のBTCを購入していた。
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