- 米国国務省は大手企業や政府代表が参加するブロックチェーンフォーラムを10月に開催予定
- 今年で国務省がブロックチェーン関連のフォーラムを開催するのは二度目になります。
- 米国政府は積極的にブロックチェーンの活用方法を模索している
- 営利目的だけに限らず、人道危機を含む世界的な問題など幅広い視野を持ち、ブロックチェーンの新しい採用方法を探している。
米国国務省は10月10日にブロックチェーンフォーラムを主催する予定です。
このイベントは様々な国務省、米国政府及び私営企業のオフィスがあるワシントンDCのGeorge C.マーシャルセンターで行われる予定です。
Blockchain@State initiativeが主催するワークショップにマーシャルセンターに勤務するたくさんの方々が参加する予定です。
グループによると、イベントのミッションは米国外交官による『ブロックチェーン政策及び潜在的な採用方法の模索』だということです。
さらに、彼らはブロックチェーン発展の追求、テクノロジー採用の際の米国政府省への申請を目標にしています。
米国国務省はブロックチェーンに特化した新しい特別調査委員会とともに研究資金を拡大する狙いです。
このグループはイノベーションディレクター兼グローバルパートナーシップ代表代理であるトーマス・デバス氏に報告をし、ブロックチェーンの発展を計測また調査し、二週に一度の調査報告に向けて新しい採用方法を用意します。
参加企業
参加企業はIBM、Microsoft、Pricewaterhouse Coopers、ConsenSysなど様々です。
ブロックチェーンワークショップ討論の一部はこれら参加企業のプレゼンテーションです。
さらに、ワークショップでは人道危機などを含む世界的な様々な問題にどのようにブロックチェーンが役立つかなども講義されます。
現時点では詳細が不明な点もありますが、元エストニア大統領トーマス・イルベス氏及び国務省CIOフロンティス・ウィギンス氏の講演は確定しています。
『ブロックチェーンはビットコインだけではありません。さらに私営企業だけでもありません。世界中の国々や街がそのテクノロジーを利用し、政府以上の変化をもたらそうとしています。これが今起きているのです。国務省は世界レベルの発展及び外交に役立てる新しい採用方法を模索中です。』
今年七月に行われた省庁間のイベントを含むと、国務省がブロックチェーン関連のフォーラムを主催するのは今年で二回目となります。
US State Department to Host Blockchain Forum on October 10
OCT 01, 2017 By Joshua Althauser
参考記事はこちらから
CoinPostの考察
現在のブロックチェーン技術は政府、企業など多岐に渡る広がりを見せています。米国政府もこの技術の採用にとても積極的です。
多くの世界的な企業を持つアメリカでこの技術が現実的に採用されるようになると、従来の社会、経済、金融の姿を変えることになるでしょう。
その採用方法を考えるフォーラムでどのような内容の話がなされるのか、とても興味深いです。