日本の制度的優位性を強調
株式会社メタプラネット代表取締役社長のサイモン・ゲロヴィッチ氏は25日、横浜・ぴあアリーナMMで開幕した「JAPAN BITCOIN FUTURE FORUM」のオープニングセッションに登壇した。
「日本におけるビットコインの現状」をテーマに、ビットコインの本質と日本が今この局面で持つ制度的優位性を語った。
ゲロヴィッチ氏はまず「お金とは何か」という問いを聴衆に投げかけた。1971年のニクソン・ショックでドルと金の交換が停止されて以来、世界の通貨は信用のみに依存するフィアット体制に移行した。この55年間を「非常にコストの高い実験だった」と表現し、今日の経済的不安定の起点にあると示した。
ビットコインはその対案として「健全なお金(サウンドマネー)への回帰」と位置づけた。発行上限2,100万枚はコードに刻まれており、いかなる政府も企業も変更できない。現在までに採掘済みの分を除くと残りの供給量は約100万枚で、今後140年かけて段階的に発行されるスケジュールも固定されているとした。
ネットワークは17年間にわたり稼働率99.99%以上を維持し、マイニングの50%超がすでに再生可能エネルギーで賄われているとも言及した。
日本が持つ3つの優位性
日本については、30年に及ぶデフレを経て初めてインフレを経験している現状を背景に示した。国債残高がGDPを大きく上回り、家計金融資産の多くが現預金に偏る日本では、「現金はもはや安全な貯蓄手段ではない」との認識が広がる中、ビットコインが現実解になりうると述べた。
制度面では三点を挙げた。第一に、日本は主要経済圏の中でいち早くデジタル資産の法整備を進めており「米国もEUも追いついていない」。第二に、2028年までにビットコインへの課税が株式と同様の20%の申告分離課税に移行する見通しで、「最大の参入障壁の一つが取り除かれる」。第三に、日本企業として初めてビットコインを戦略的財務資産として採用したメタプラネット自身の動きが、国内外の機関投資家への先例となっているとした。
「インターネット黎明期と同じ瞬間」
セッションの締めくくりには1990年代のインターネット黎明期を引き合いに出した。「当時、ほとんどの人はそれが何をもたらすか理解できなかった。あの瞬間が今、ビットコインで再び訪れている」と述べ、「This is Japan’s moment(これは日本の瞬間だ)」と呼びかけた。会場からの拍手の中、フォーラムの幕が開いた。
JAPAN BITCOIN FUTURE FORUMについて
メタプラネットおよびBitcoin Japanが主催するビットコイン特化カンファレンス。2026年3月25日、横浜・ぴあアリーナMMにて開催された。
衆議院議員の神田潤一氏、JAN3 CEOのサムソン・モウ氏、Binance Japan代表取締役の千野剛司氏らが登壇し、ビットコインと日本経済の関係を多角的に議論した。スポンサーにはSBI VCトレード、Gate Japanなどが名を連ねた。



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