はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

詐欺仮想通貨発行者に最大20年の懲役刑|米テキサス裁判

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

詐欺ICO発行者に最大20年の懲役刑
米テキサス州のブロックチェーン・スタートアップ「AriseBank」の代表者Rice容疑者(31)は同州ダラスで行われた裁判にて、投資家に対して「世界で最初の非中央集権の仮想通貨銀行となる」などと謳い、約4億6,500万円を騙しとったことを自供した。

詐欺ICO発行者に最大20年の懲役刑

仮想通貨を利用した資金調達手段「ICO」を悪用した、ある詐欺事件に終止符が打たれた。

ブロックチェーン・スタートアップ「AriseBank」の代表者であるJared Rice容疑者(31)は米テキサス州ダラスで行われた裁判にて、投資家に対して嘘の説明を行い420万ドル(約4億6,500万円)を騙し取ったと供述した。各現地メディアの報道で明らかになった。Rice容疑者は、3件の証券詐欺と3件の通信詐欺の容疑で昨年11月に起訴されており、最大20年の懲役刑が科せられる可能性がある。

Rice容疑者はAriseBankの仮想通貨の資金調達方法ICOを実施した際、投資家に対して「米連邦預金保険公社に保証された、世界で最初の非中央集権の仮想通貨銀行となる」などの虚偽説明を行なっていた事を指摘され、米SECがAriseBankのICOによる資金調達を停止、調達資金を返金するよう命令していた。同社の資産を凍結した後には、共同設立者であるJared Rice容疑者とStanley Ford容疑者を告訴されている。

米テキサス州、最近の動向

先日、米テキサスの議会議員Phil Stephenson氏は、州内における「デジタル通貨」の定義および利用条件を定める法案を提出するなど、仮想通貨の規制整備で最前線にある州のひとつだ。

この「デジタル通貨」は、ソブリン通貨となり得る、分散型台帳を使った電子通貨と定義されており、現在注目される中央銀行発行通貨を想定したものであると考えられる。

州内で利用可能なデジタル通貨を「個人認証の紐付けができるデジタル通貨」と限定し、デジタル通貨による送金決済を受けるユーザーが、送り手のIDをまず認証しなくてはならないとしているが、すでに個人認証されたデジタル通貨を使う場合は、個人間で認証を行う必要はないという。

法案によると、「個人認証が紐付けされるデジタル通貨」というのは、送り手の個人認証を確認でき、「デジタル・ウォレット」に送金前に、送金先の正体も知ることができるデジタル通貨と定義している。

つまり、ウォレットにおいて、KYC(身元確認)が必要とされることが考えられる。

この法案では、ワイオミング州のように「仮想通貨」という言葉を使ってはいないものの、「分散型台帳」を定義する際、「高度な暗号を利用すること」や「台帳を維持するために経済的インセンティブを与えること」などの表現から、仮想通貨を指す可能性は高いとされている。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

米テキサス州金融当局、詐欺仮想通貨プロジェクトに行政命令|2018年は約15億円相当の罰金下していた事が判明
テキサス州証券取引委員会が年次報告書を公開し、2018年は仮想通貨関連の活動を最優先の監視対象の一つとし、合計16のプロジェクトに行政命令を下していた事が判明した。
Facebookの仮想通貨、狙いはビットコインではなく米ドル|専門家が分析
Kikの設立者のLivingston氏は、Facebookが国際通貨として米ドルから同社独自の仮想通貨(ステーブルコイン)に置き換える計画を立てていると主張した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/16 日曜日
16:22
金融庁、暗号資産105銘柄の「金融商品」扱いを検討 金商法適用へ=報道
金融庁は暗号資産に金融商品取引法を適用し、交換業者が取り扱う105銘柄に情報開示とインサイダー取引規制を導入する方針。税率は最大55%から株式と同じ20%への引き下げを検討。2026年の通常国会で改正案提出を目指す。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、XRP現物ETFの米上場や世界初のZcash保有企業の91億円調達など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナ、ジーキャッシュといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、下値余地残すも反発は時間の問題か|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC相場は1530万円周辺で推移。米政府機関閉鎖解除後もハイテク株軟調で上値重い展開。12月FOMC前の経済指標不足が懸念材料に。一方、STH損失レシオが95%超となり売られ過ぎの水準。オプションOI分析では9.5万ドルがターゲットに。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米史上最長の政府閉鎖終了に高い関心
今週は『金持ち父さん貧乏父さん』著者ロバート・キヨサキ氏によるビットコイン・金・銀の価格予想、堀田丸正のBitcoin Japanへの社名変更、米政府の閉鎖終了に関する記事が関心を集めた。
11/15 土曜日
13:55
続落するイーサリアム、長期保有者が1日4.5万ETH超を売却=グラスノード
グラスノードによると、イーサリアムの3年から10年保有者が1日あたり平均4万5000ETH超を売却している。イーサリアム現物ETFも13日に2億6000万ドルの純流出を記録し売圧を高めている。
13:20
リミックスポイント決算発表、仮想通貨評価益で売上高が大幅増加
リミックスポイントが2025年4~9月期決算を発表した。仮想通貨評価益で売上高が大幅増加している。同社はビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨を財務資産として蓄積している。
13:00
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者、ステーブルコインの展望を語る|CoinPostインタビュー
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者ニシント・サンガヴィ氏がCoinPostの独占インタビューに応じ、ステーブルコイン決済戦略の拡大、CBDCとの共存、米国ジーニアス法の影響について詳しく語った。4つのステーブルコインと4つのブロックチェーンをサポートし、2億2,500万ドル超の決済を実現。今後5年間のアジア太平洋地域におけるデジタル通貨の展望と、Visaが果たす役割について解説。
11:15
テクノロジー大手アリババが預金トークン決済を開発 中国当局のステーブルコイン懸念に対処か
中国アリババが預金トークン決済システムを開発している。当局によるステーブルコイン規制を回避することも背景とみられる。AI活用サービスも発表した。
10:30
ビットコイン急落、45日ルール通過とFOMC利下げ見送り観測で売り圧力が最大化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは足元で強い売り圧力に晒されているが、ヘッジファンドの45日ルール通過により解約売りの終了が期待される。ビットコイン長期保有者が直近1カ月で12兆円相当のBTCを売却したことは心理を悪化させていた。
09:50
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、売上高99億円に増加 決算発表 
トランプ一族の仮想通貨マイニング企業「アメリカン・ビットコイン」が2025年7~9月期決算を発表した。前年同期比で黒字転換し、ビットコイン保有量は4,090BTCに到達している。
09:35
ジャック・ドーシーのCash App、ステーブルコイン決済機能を導入
決済アプリのキャッシュアップがステーブルコインの送受信機能を含む11の新機能を発表した。ライトニングネットワークを使用したビットコイン決済機能も拡充している。
08:50
ソニー銀行の米銀免許申請、通貨監督庁にICBAが否認を要求
ソニー銀行が米国で信託銀行の国家免許を申請したことについて、米組織ICBAが強く反対すると表明。通貨監督庁に書簡を送付して反対理由を説明し、ソニー銀行の申請を認可しないように要求した。
07:45
バイナンス、ブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」を取引担保として受け入れ
仮想通貨取引所バイナンスがブラックロックの「BUIDL」を取引所外担保として統合した。BUIDLはBNBチェーンで新シェアクラスも立ち上げる。
06:50
ビットマイン、45億円相当のイーサリアムを追加購入 新CEOにHSBC元幹部を任命
ビットマインが3000万ドル相当の仮想通貨イーサリアムを追加購入した。同社は新CEOにHSBCアジアTMT投資銀行部門の元責任者を任命した。
06:25
ビットコイン長期保有者が1カ月で12兆円相当BTCを売却、初期投資家も2400BTCを取引所へ送金
ビットコインの長期保有者が過去1カ月で約81万5,000BTCを売却し、2024年1月以来の高水準となった。初期保有者のオーウェン・ガンデン氏も2400BTC以上を売却している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧