はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米大手ウェスタンユニオン、ステラのパートナー企業と提携し「仮想通貨」を利用した個人間送金サービス開発へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ウェスタンユニオンがThunes社と提携
米大手国際送金企業「ウェスタンユニオン」がステラのパートナー企業との提携を発表した。XRP(リップル)を統合したRipple社の国際決済ソリューションを試行するWU社は、事業拡大の目的として「銀行口座を持たない世界中の人々に、金融サービス提供」することを掲げる。

「ウエスタンユニオン」、Thunes社と提携

米大手国際送金業者「ウェスタンユニオン(WU)」は、国際間送金ネットワークおよび新興市場におけるサービスの向上を掲げ、Thunes社とパートナーシップを締結したことをプレスリリースにて発表した。

Thunes社(旧TransferTo)は、国際間決済ネットワークを提供しており、以前に同社はオープンソース・ブロックチェーンプロジェクトであるステラ(XLM)と協力関係を結んでおり、同ブロックチェーンを利用した決済システムの提供を試みている。

今回公表されたプレスリリースによれば、ウェスタンユニオンは、この締結の目的は、P2Pでの「モバイルウォレット」(仮想通貨ウォレットではない)への送金を可能とし、同社のデジタルネットワークや代理店による送金に利用することだとしている。

また同社が文中で繰り返し強調したのは、この事業拡大の一番の目標は、世界中の銀行をもたない人々に対して、金融サービスの提供を可能することだとした点だ。

昨年のはじめ頃から、同社はブロックチェーンを利用した国際送金に関する調査・試用を開始し、XRPを統合したRipple社の国際決済ソリューションの試行を実施していた。

なお、去年の6月ごろには、「仮想通貨送金サービスの追加はない」としていたものの、同年12月にその前言を撤回し、自社の国際送金プラットフォームで、仮想通貨を駆使した送金サービスを視野に入れていることを明らかにしていた。

その際、同社の社長であるOdilon Almeida氏は、以下のような発言を行っている。

ウェスタンユニオンはどのような通貨でも導入する準備が整っており、既に130種類の通貨を利用している。

もし仮想通貨を弊社のプラットフォームに導入しようと感じた場合、技術的には他の通貨と導入プロセスは変わらない。仮想通貨は将来的に世界中の企業や人々が交換(取引)する通貨、または資産の一つとなると考えている。

そうなった場合、我々は開始の準備をするだろう。

こうした発言と、今回の動向を照らし合わせると、同社は仮想通貨が国際送金手段に利用できる「通貨」・「資産クラス」にまで成長すると見ている可能性も考えられる。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

米大手送金企業Western Union社長、仮想通貨送金サービス開始の可能性を肯定
世界200カ国以上で送金サービスを提供する大手Western Union社の社長が将来的に仮想通貨を同社プラットフォームに導入する可能性を前向きに検討していることを明らかにした。大手送金企業のブロックチェーン関連の過去の動向もまとめて掲載。
仮想通貨XRP(リップル)「イスラム法」適格認定の仮想通貨取引所に上場
バーレーンを拠点とする仮想通貨取引所RAINがXRP(リップル)の取扱いを開始した。「シャリア(イスラム法)」に準拠する仮想通貨取引所との提携は、イスラム金融と仮想通貨市場の歴史に残るマイルストーンに。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/01 土曜日
13:50
ステーブルコイン覇権争い激化 テザーが過去最高益、USDCは機関投資家採用加速
ステーブルコイン最大手テザーが2025年第3四半期報告書を公表し年初来利益が100億ドルを超えたことを明らかにした。米国債保有額は1350億ドルに達し国別ランキング17位相当。
13:20
仮想通貨市場の現状、センチメント冷え込み=CryptoQuant分析
CryptoQuantがビットコインとイーサリアムの週間市場レポートで投資家の慎重姿勢を指摘した。現物ETFや先物ベーシスなどの指標から市場のセンチメントが冷え込んでいると述べる。
10:20
イオレがSBI VCトレードと提携、ビットコイントレジャリー事業強化へ
イオレがSBI VCトレードと提携し、法人向けサービスを活用したビットコイン取引・保管・運用を開始した。Neo Crypto Bank構想の実現に向けSBIグループとの初の具体的連携となる。
09:50
チェンジHD、JPYCで地方創生へ ふるさと納税・インバウンド決済に円ステーブルコイン導入検討
チェンジホールディングスが日本円ステーブルコインJPYCを活用した地方創生に着手する。「ふるさとチョイス」での決済導入検討やインバウンド事業での実証実験を計画している。
09:20
欧州中央銀行がデジタルユーロ開発加速、2029年導入目指す
欧州中央銀行が中央銀行デジタル通貨(CBDC)デジタルユーロの開発を次段階に進めることを決定した。2027年にパイロット実験を開始し、2029年の正式導入を目指す。
07:40
ビットコイン、サトシ・ナカモト執筆のホワイトペーパー公開から17周年に
仮想通貨ビットコインは10月31日、ホワイトペーパー公開から17周年を迎えた。SNSでは祝福の声が投稿されており、コインベースのCEOは、1つのPDFが世界を変えたとコメントしている。
07:30
米連邦控訴裁、仮想通貨銀行カストディアのマスターアカウント請求認めず
米連邦控訴裁判所が仮想通貨銀行カストディアに対するFRBのマスターアカウント拒否を支持した。裁判所はFRBがアクセスを認めるかどうかの裁量を持つと判断し、地方裁判所の判決を支持した。
06:45
コインベースが民主党議員の政治献金批判に反論 、「中立的活動」と主張
仮想通貨取引所コインベースが民主党マーフィー上院議員からの政治献金批判に公開反論した。同社幹部は仮想通貨業界PAC活動が非党派的で企業献金は歴代政権で標準的慣行だったと説明。
06:10
ストラテジーのセイラー会長、ビットコイン企業買収に消極姿勢
ストラテジーのセイラー会長が他のBTCトレジャリー企業の買収に関心がないことを明らかにした。不確実性が多く時間がかかることを理由に挙げ、デジタルクレジット販売とビットコイン購入に注力する方針だ。
05:45
カナン、日本の電力会社と契約 ビットコインマイニングで送電網安定化図る
BTC採掘機器メーカーカナンが日本の大手地域電力会社とマイニングサーバー販売契約を締結した。水冷式アバロンサーバーで送電網バランシングとエネルギー効率最適化を実現し、2025年末に稼働開始する予定だ。
10/31 金曜日
18:45
American Bitcoin CEOが語る、環境配慮型マイニングの未来|独占インタビュー
American BitcoinのMichael Ho CEO独占インタビュー。ビットコインマイニングの60%以上が再生可能エネルギー由来という実態や、トランプファミリーとのビジネス関係、日本市場への期待について詳しく聞く。
18:41
万博ウォレットがリニューアル、JPYC対応開始&総額1億円配布へ
EXPO2025デジタルウォレットが「HashPort Wallet」としてリニューアル。JPYC対応を開始し、総額1億円プレゼントキャンペーンを開催。Ethereum・Polygon対応も。
18:33
SBIホールディングスが上半期で過去最高益 暗号資産事業は堅調・Web3戦略を本格化
暗号資産事業も堅調 SBIホールディングス株式会社(東証プライム:8473)が31日に発表した2026年3月期第2四半期(2025年4〜9月)連結決算は、純利益が前年同期比3….
16:59
ゲーム会社gumi、子会社で予測市場サービスの事業化を検討
gumiが子会社gC Labsで予測市場サービスの事業化検討を開始。AIとブロックチェーンを活用し、政治・経済・エンタメなど幅広いテーマで集合知を生成。海外で急成長するPolymarketを参考に、日本での新市場創出を目指す。
16:53
金融庁、ビットコインなど暗号資産ETF関連デリバティブの国内提供を「望ましくない」と牽制
金融庁は31日、海外で組成された暗号資産(仮想通貨)ETFを原資産とするデリバティブ商品の取扱いについて「望ましくない」との見解を表明した。IG証券が開始したブラックロックのビットコイン・イーサリアムETFのCFD取引が背景とみられる。国内では暗号資産ETFの制度整備が進行中で、税制面の不透明さも課題となっている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧