- バイナンスの証拠金取引に関する進展
- 仮想通貨取引所大手BinanceのAPIで、9つの取引ペアで証拠金取引を示す変数が有効になったことが確認された。APIの内容や背景を考察。
バイナンスの証拠金取引に関する進展
仮想通貨取引所大手Binanceが、証拠金取引に9つの取引ペアで開始する可能性がでてきた。
バイナンスのAPIの内容変更をRedditのユーザーが指摘、以下の9通貨が証拠金取引で「有効」に変更されていることがわかった。(CoinPostでも調査済み)
- BTC-USDT
- BNB-BTC
- BNB-USDT
- ETH-BTC
- ETH-USDT
- TRX-BTC
- TRX-USDT
- XRP-BTC
- XRP-USDT
3月にも同様にAPI上の変更が指摘、”isMarginTradingAllowed”と書かれた証拠金取引を示す表記がバイナンス上で取引される全てのペアに追加されたことが明らかになっていたが、今回新たに上記9つの取引ペアのみ“isMarginTradingAllowed”:true=「有効」に変更されていることが確認された。
例えば、Binance上で取引が行われている「現物取引」を示す変数”isSpotTradingAllowed”では、すべての取引ペアが:true=「有効」になっている。これも、実際に取引が行われる通貨ペアと提供しない取引ペアとで実事例から見える違いであり、未だ公式発表こそないが、APIの内容に期待が寄せられている理由となる。
true=「有効」の場合
false=「無効」の場合
証拠金取引の開始を示唆する内容は?
なお、証拠金取引の開始は、すでに前回のAPIで発覚した時に、ユーザーの証拠金取引実装に関する内容の問いに対して、「この噂はよい結果をもたらすだろう。」と回答している。
また、Biananceが公開したホワイトペーパー上でも、現物取引のあとに、証拠金取引、先物と段階的にシステムを導入していく点が記載されている。(日付は未定)
これら二つの内容も、証拠金取引が開始される可能性を示唆するものだが、実際のAPI上で有効が確認されたことで、近々正式な導入が行われる可能性が見えてきた。
セキュリティ面でも定評のあるBiananceが証拠金取引は、市場も上向きになる中で活発化する世界の仮想通貨投資家の受け皿となるかもしれない。