はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

Huobiレポート|国産コインMONAの取引高が前週比+7,300%に(5/27〜6/2)

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Huobi研究所提供の業界研究レポート
Huobi研究所提供の業界研究レポート。5/27〜6/2の週は、時価総額上位100通貨のうち75通貨が価格上昇。前週比で最も取引高が増えたのは、コインチェック上場で+7,300%のMONAだった。

仮想通貨市場 前週比

  • 仮想通貨上位100通貨の合計時価総額:約$2,684億(+3.4%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が上昇した通貨:MonaCoin(+180.0%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が下落した通貨:ELF(-10.8%)
  • 時価総額上位100通貨の6/2取引高:$671.3億(-14.3%)

仮想通貨市場

仮想通貨マーケット概況

2019/5/27〜6/2の仮想通貨市場は、時価総額上位100通貨のうち75通貨の価格が上昇した。Coinmarketcapによると、2019/6/2の時点で時価総額上位100通貨の合計時価総額は、前週比+3.4%となる約2,684億ドル(29.0兆円)となっている。

その中でも、時価総額が最も上昇したのは+177.4%となったMONA(MonaCoin)であり、時価総額ランキングは46位にランクアップ。最も時価総額が減少したのはTezos(XTZ)であり、前週比-9.5%で、時価総額ランキングは18位となった。

新たに時価総額上位100通貨にランクインしたのは、HC((84位にランクアップ)、NEX(92位にランクアップ)、HEDG(99位にランクアップ)の計3通貨となっていた。

時価総額上位100通貨の中、価格が最も上昇したのは+180.0%となったMonaCoinであり、最も下落したのは-10.8%となったELFだった。

6/2時点で、ビットコイン(BTC)の価格は、前週比+1.8%の8,743ドルとなり、イーサリアム(ETH)は前週比+2.1%の270.2ドルとなった。

図1:時価総額100位以内通貨の変動率トップ5

時価総額トップ100位通貨の取引高

6/2時点で、時価総額上位100通貨の24時間取引高は、前週比-14.3%となる671.3億ドルとなり、内30通貨の取引高は20%以上増加。最も取引高が増えたのは+7,326%となったMONAだった。一方で、34通貨の取引量が20%以上減少、13通貨の取引高が50%以上減少となった。最も取引高が減ったのは-80.6%となったSCだった。

図2:仮想通貨時価総額トップ100位の合計時価総額(左)と24時間の取引高(右、10億ドル単位)

上位10通貨の市場占有率、マーケットシェア

時価総額上位10通貨の時価総額が上昇した一方で、市場占有率(ドミナンス)が安定的に推移してきた。

6/2時点で、上位10通貨の時価総額は、前週比+2.5%の2,386億ドルとなり、総時価総額の86.2%を占め、前週比-0.9%となった。

ビットコイン(BTC)の市場占有率(ドミナンス)は、前週比+1.4%となる56.0%となった。

図3:時価総額上位10通貨の市場占有率(マーケットシェア)

図4:時価総額上位10通貨の市場占有率(ドミナンス)の前週比比較

マイニングに関する統計

ハッシュレート

5/27〜6/2の一週間、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)と共にハッシュレートがやや上昇した。

ビットコイン(BTC)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比+3.5%の54.6EH/sとなり、イーサリアム(ETH)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比+3.5%の166.7TH/Sとなった。

図5:ビットコイン(BTC)ハッシュレートの変化

図6:イーサリアム(ETH)ハッシュレートの変化

ディフィカルティ(難易度)

5/27〜6/2の週に、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)と共にマイニングディフィカルティが少し増加した。

ビットコイン(BTC)の平均マイニングディフィカルティは前週比+3.3%となる6.9Tとなり、イーサリアム(ETH)の平均マイニングディフィカルティは前週比+5.3%となる2,152THとなった。

図7:ビットコイン(BTC)及びイーサリアム(ETH)のマイニングディフィカルティ(難易度)

マイニングプールの市場占有率、マーケットシェア

ビットコイン(BTC)

5/27から6/2までに、BTCブロックチェーン上で行われたマイニングのブロック数は、前週比-3.9%となる1,048個となった。F2Pool及びPoolinのランキングが上昇した一方で、AntPool及びSlushPoolのランキングが下落した。

    ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率、ハッシュレートの順で記載)

  • BTC.comー229個、21.9%、11.4EH/s
  • F2Poolー121個、11.6%、6.0EH/s
  • AntPoolー117個、11.2%、5.8EH/s
  • Poolinー112個、10.7%、5.6EH/s
  • SlushPoolー102個、9.7%、5.1EH/s

図8:ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率(マーケットシェア)

イーサリアム(ETH)

5/27から6/2までの間に、イーサリアム(ETH)ネットワークで生成されたブロック数は前週比-0.04%となる44,785個となった。

    イーサリアム(ETH)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率の順で記載)

  • Ethermineー11,581個、25.9%
  • SparkPoolー11,200個、25.0%
  • F2pool_2ー5,261個、11.8%
  • Nanopoolー4,958個、11.1%
  • MiningpoolHubー2,435個、5.4%

図9:ETHにおけるマイニングプールの市場シェア

アクティビティデータ

ビットコイン(BTC)

5/27〜6/2の週に、ビットコイン(BTC)のブロックデータサイズとブロック毎のトランザクション平均数と共にやや減少した。

blockchain.infoによると、5/27から6/2までの間にビットコイン(BTC)のブロックデータの平均サイズは前週比-0.8%の1.20MBとなり、ブロック毎のトランザクション平均数は前週比-0.8%となる2,354回となった。

図10:ビットコイン(BTC)のブロックデータ及びトランザクション平均数

イーサリアム(ETH)

etherchainによると、イーサリアム(ETH)のブロック毎のトランザクション平均数は前週比+8.7%となる143.2回となった。イーサリアム(ETH)のブロックデータの平均サイズは前週比+3.9%の25,298bytesとなった。

図11:イーサリアム(ETH)のブロックデータの平均サイズ及びトランザクション平均数

Huobiについて

Huobi は2013年の創業以来、顧客数·取引量共に世界トップレベルの取引所として、130か国以上のお客様にサービスを展開してきております。

2018年、BitTrade(仮想通貨交換業者関東財務局第00007号)を傘下に安心・安全・顧客本位の金融サービスを日本の顧客に提供いたします。

Huobi研究所

Huobi研究所は、仮想通貨取引所を運営しているHuobiグループによって2016年4月に設立され、2018年3月に、ブロックチェーン分野における技術開発・業界調査分析・応用研究・コンサルティングを目的とした、より高度な組織へ発展を遂げました。

また、経済、金融、AI、法律等様々な分野に精通する人材を多く抱えている他、世界のあらゆるブロックチェーンに関する学術団体や大学、研究施設と提携しており、Huobi研究所の所長を務める袁煜明(Hubery Yuan)氏は、元産業保安研究所の副院長兼TMT(テクノロジー・メディア・通信業界)主席アナリストを務めた人物であり、New Fourtune社から「ベストアナリスト賞」を受賞しております。

また、同研究所はブロックチェーン分野の研究基盤を構築し、業界に対してより明確に根拠のある理論や研究成果を提供する事で、業界及び産業の発展を促進する事を目指しております。

Huobi研究所の理念として、「ブロックチェーンのエコシステムを構築し、より良い未来に貢献する事」を掲げております。

Huobi Japan公式アカウント

Twitter:https://twitter.com/HuobiJapan?lang=ja

Telegram:https://t.me/huobijapanofficial?utm_source=Telegram

Facebook:https://www.facebook.com/HuobiJapan/

YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCpWnfmrT6qyTtkdgZJgNn4w/

※注意事項

今回の記事はあくまで、調査レポートを元にCoinPostの考えを述べたもので、仮想通貨の値上がりを保証するものや、投資を奨励するものではございません。

仮想通貨への投資の際は、価格変動リスク、信用リスク、流動性のリスク等、リスクを確認した上、ご自身の責任の下で投資を行いましょう。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

Huobiレポート|Githubコミュニティでイーサリアムのコード更新が頻繁に(12/12〜12/19)
世界有数のHuobi研究所提供。1000BTC以上の大口取引は、前週1143回から1037回へと微減。Githubコミュニティでは、ETHのコード更新が頻繁に行われており、3週連続で大量の更新があった。
「休眠状態のビットコイン」数量と相場の相関性を考察|Huobi研究所が10年間のBTCデータを分析
Huobi研究院のデータによると、永久紛失したBTCは大凡200万〜300万があり、BTCトータル数量の12%〜18%だと予測されている。BitcoinTalkから見れば、10年間に渡り、bitcoinがヒットワードランキングのトップ1となった。
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/24 土曜日
13:50
コミュニティ投票を提案 Sui上DEX「Cetus」の230億円盗難資金返還に向けて
Sui上のDEX Cetusが2.2億ドル仮想通貨盗難で6000万ドル回収に国際捜査連携、1億6200万ドル凍結資金の返還についてSuiコミュニティ投票を提案。
13:20
ステーブルコインが2兆ドル規模の米国債需要を創出可能=米財務長官
ベッセント米財務長官がステーブルコイン推進により2兆ドルの米国債需要が創出されると予測した。また、トランプ政権の関税交渉の行方についても見解を示している。
11:35
ビットコイン下落でストラテジー株が7.5%安、メタプラネットは一時ストップ安
トランプ大統領の関税発言を受けビットコインし関連企業の株価にも飛び火。一方、安全資産の金は大幅反発。
10:25
ビットコイン、史上最高値更新も大口売り圧力は限定的か=アナリスト
仮想通貨ビットコイン史上最高値更新中、Cryptoquantアナリストが大口投資家動向を分析。取引所流入3億ドルと低水準維持。MVRV比率の乖離現象で市場構造変化を指摘。
09:45
今回のビットコイン強気相場は機関投資家主導、個人からクジラへ移行=Matrixport
仮想通貨ビットコイン上昇を主導する層が個人投資家から機関投資家に移行しているとMatrixportが分析した。企業のビットコイン財務戦略採用で市場構造が変化していると述べる。
09:15
CZ、トランプ一族のWLFIとの関係に関するWSJ報道に反論
トランプ家の仮想通貨プロジェクトWLFIのフィクサーではないと、バイナンス前CEOのCZ氏がWSJの報道内容に反論した。これまでの経緯も明かしている。
08:20
ハイパーリキッドのHYPEトークン最高値更新、OIが90億ドル突破
仮想通貨分散型取引所HyperliquidのHYPEトークンが史上最高値37.24ドルを記録。オープンインタレスト93億ドル突破と大口10億ドルロングポジション構築が価格急騰を後押し。
07:32
スウェーデンのH100グループ、同国上場企業初のビットコイン戦略開始
スウェーデンのH100 Group ABが50万ドルで4.39ビットコインを購入し、同国初の上場企業による仮想通貨準備金戦略を開始。議会の国家ビットコイン準備金提案と同時期の動向として注目。
06:35
米セムラー、455ビットコインを追加購入
米ナスダック上場の医療技術企業セムラー・サイエンティフィックが仮想通貨ビットコインを455BTC追加購入し総保有数4264BTCに。一方で株主代表訴訟の可能性も浮上。
06:15
ビットコイン・イーサリアム・XRP反落、トランプのEU・アップル関税発言を受け
トランプ大統領がEU輸入品50%関税とアップル25%関税を発表後、仮想通貨ビットコインが11万ドルから10万8400ドルに急落。仮想通貨市場で2億ドル超の清算発生。
05/23 金曜日
18:05
ビットコインは今後どうなる?2025年の価格展望・注目材料
2025年5月、仮想通貨ビットコインは11万ドルに到達。今後どうなるのか?価格上昇を支える5つの注目材料と専門家の予測を解説します。
13:50
セイラー率いるストラテジー社のビットコイン戦略を徹底分析=VanEck
資産運用大手VanEckがストラテジー社(MSTR)のビットコイン戦略を分析。レバレッジをかけたBTC投資商品として評価し、プレミアム発生理由と主要リスクを解説した。
13:25
政府・日銀、デジタル円に関する第2次中間整理を公表 プライバシー保護と民間決済との共存策を検討
政府・日銀、CBDC第2次中間整理を発表。日銀が個人情報を扱わない「二層構造」でプライバシー保護を。民間決済手段との共存や相互運用性向上に向けた具体的検討結果をまとめた。
13:00
『ビットコインピザの日』15周年 ATH更新も長期保有者の利益確定は減少=データ
仮想通貨ビットコインは初取引を記念するピザ・デー15周年を迎え史上最高値を記録した。一方で、長期保有者の利益確定は昨年12月比で大幅減少している。
12:08
ビットコイン11万ドル台で推移、個人投資家の出遅れシグナルは持続性を示唆
ビットコインは11万ドル超の最高値圏で推移。ムーディーズによる米国債格下げを受け、ヘッジ手段としてのBTC需要が急増した。一方、SECはXRP・ライトコインETFの承認判断を8月に延期している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧