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仮想通貨ビットコインを利用した資金洗浄 米捜査当局がブロックチェーンデータ解析で押収に成功

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン利用し資金洗浄された資金の押収に成功
米政府は、麻薬密売人が約20億円の価値に及ぶビットコインを用い資金洗浄。捜査当局は専門家を雇い、ブロックチェーンデータを分析することで資金の押収に成功している。

ビットコイン利用し資金洗浄された資金の押収に成功

米政府は、麻薬密売人がダークウェブ「シルクロード」を通じて薬物取引を行い、取引に利用された1900万ドル(約20億円)相当のビットコインを資金洗浄したとして、Hugh Brian Haney容疑者(60歳)を逮捕した。

ニューヨーク州南部地区米連邦地検が公表した内容によれば、Haney容疑者はオハイオ州コロンバス近くで逮捕された。

犯行に関して、Haney容疑者は2017年から2018年の間に、シルクロード上で薬物取引をビットコインを通じて行い、仮想通貨取引所に開かれた自身の口座にビットコインの送金を行っていた。Haney容疑者はこれまで、それら資金はマイニングから得られた報酬だと供述していたが、ブロックチェーンを用いた資金のトラッキングによって、犯罪に利用されているものだと判断したという。

国土安全保障調査団(HSI)の特別捜査官Angel M. Melendez氏によれば、資金洗浄の証拠と資金の押収のためにHSIはブロックチェーン分析家を雇用。ブロックチェーンデータを用いた犯罪利用の流れを分析した。その結果、すでに上述した犯罪収益はすでに押収済みとしている。

仮想通貨が資金洗浄やテロ資金供与などの犯罪行為を助長しているとの意見も多いが、そうした中で、捜査当局が不正資金の流れを突き止め、それら資金の押収に成功した今回の事例は、仮想通貨業界にとっても重要な一例となり得る。

AMLを始め、仮想通貨の不正利用への規制が厳しくなる中で、ブロックチェーンデータを解析することで犯罪利用を特定するケースがでてきたことは、大きな進歩であり、仮想通貨市場の透明化に繋がる。

なお、Haney容疑者は現在、資金洗浄の隠蔽と、違法行為に関する資産の取引を行ったとして、計二つの罪に問われているが、資金洗浄の隠蔽は最大で20年の懲役刑となっている。

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