はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

リップル社、Q3より仮想通貨XRP販売総額の減少に取り組む|xRapidの取引数も好調=Q2最新レポート

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リップル社第二四半期レポート
リップル社が発表したQ2売り上げレポートによると、XRPの販売金額はQ1より49%の増加を記録し、XRPを利用するxRapidによる取引数も170%ほど上昇した。なお、より正確な出来高データを導入し、販売額を減らすことに取り組むと発表した。

リップル社第二四半期レポート

リップル社は2019年7月25日に、「Q2 2019 XRP Markets Report(第2四半期、4〜6月)」を公開した。

このレポートの中で、リップル社が有するXRPに関する売却の状況や、価格の推移について掲載。ベンチャーマーク企業の変更など、XRP販売に関わる重要変更点も発表された。

XRP売り上げ、50%近く上昇

リップル社は4月から6月の期間にかけての仮想通貨XRP販売量を開示し、計272億円に達した。なおQ1に比べ、50%ほどの売り上げが増加した水準となる。

販売額推移は以下の通り。

  • 機関投資家向けの販売=約116億円
  • プログラマティック販売=約160億円

出典:ripple.com

Q2の売り上げでは、リップル社が仮想通貨市場の「出来高水増し疑惑」の対策として、販売に係るベンチマークを変更することに決定した。

これは以前発表された「Q2のXRP売上高に関して、より保守的なアプローチを用いる」との項目で発表されたものに該当する。

リップル社はQ2の販売の中で、取引所水増し疑惑の問題を受け、厳格な対応を行うために、Q2の頭において一時的にXPPのプログラマティック販売の一時中断、機関販売の制限していたことを明し、以前のガイダンスで報告したものより約半分、CMCの出来高の10 bpsとのレートで販売を再開したと報告した。

Q3(7〜9月)のXRP販売方式についても、「Q2より」保守的なアプローチを用いるとしており、よりクリアな出来高を基準とした販売基準を設けると掲載。Q3におけるプログラマティック販売は、変更後のベンチマーク「CryptoCompareのトップティア(CCTT)のデータ」を元に、10bpsのレート目標で行う予定だという。

補足:bpsとは、Basis Pointsの略で、1万分の1の値を「1.0」とする単位である。(例:1bps=0.01%) よって、10bpsは0.1%に相当する数値となる。

変更された出来高ベンチマークとは

出来高データとして採用していたCoinMarketCapのデータに関して、取引所の水増しによって正確なデータではないとの指摘を受けたリップル社は、イギリスの仮想通貨ベンチマーク企業CryptoCompareのトップティア(CCTT)を利用する方針に変更し、Q3より導入することになる。CCTTが格付けする「AA、A、B」との評価段階で、より正確なXRP出来高が反映された上で、XRP販売を行うとしている。

こちらがリップル社が掲載したCoinMarketCap(CMC)、CCTTによる出来高計上の相違だ。

出典:ripple.com

このデータが示すように、CCTTが計算したQ2のXRP全体出来高はCMCの4分の1ほどで、CCTTの出来高と差があることがわかった。Q3よりこのベンチマークを基準に、販売総額が減少することを目標としている内容が掲載されている。

xRapidの取引数増加

同レポートによると、リップルネットの送金ソリューションパッケージにあるxRapidの利用取引数がQ1より170%の上昇を記録した。xRapidはネイティブ通貨XRPを利用する送金サービスで、直近では米大手送金企業MoneyGramがその実装・利用を発表した。

Q2において、xRapidの利用を正式に開始したパートナー企業はQ1に比べ、30%ほど増えてきている。例にあげると、SendFriendが「米→フィリピン」というコリドールでxRapidの利用を6月に開始した。

リップル社は今後も、xRapidの取引数が増加していくと見込んでいるという。

Q2 2019 XRP Markets Report

CoinPostの注目記事

リップル社の規制責任者ら6名、米ニューヨーク州の仮想通貨専門研究チームメンバーに選出
米ニューヨーク政府による仮想通貨とブロックチェーンに関する専門研究チームのメンバーに、業界内から6名の有力候補が選ばれたことが明らかになった。本チームは規制改善などにおいて州をサポートしていくことを目的とする。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/18 火曜日
18:06
トランプ一族、世界初のトークン化ホテル開発プロジェクト参画を発表
トランプ・オーガニゼーションとDAR Globalが世界初のトークン化ホテル開発をモルディブで発表。ブロックチェーン技術を活用した新たな不動産投資モデルとして注目される。
18:03
Aave、米国で高利回り貯蓄アプリ「Aave App」開始へ 銀行入金・残高保護に対応
DeFi大手Aaveが一般ユーザー向け貯蓄アプリ「Aave App」を米国で提供開始予定。最大100万ドルの残高保護、自動積立機能など、従来の銀行預金(平均0.4%)を上回る利便性を提供する。
17:00
金商法移行で暗号資産市場はどう変わる? JVCEA小田会長が業界の懸念に回答|独自取材
暗号資産の金商法移行が最終局面を迎える中、日本暗号資産取引業協会(JVCEA)の小田玄紀代表理事がCoinPostの独自取材に応じた。開示規制は分散性の高い銘柄を対象外とし、取扱銘柄の大幅減少は想定されていないと明言。規制の枠組みを理解した上での革新を呼びかけた。分離課税実現には金商法移行が必要条件の一つであり、多くの政党が前向きに検討していると認識を示した。
16:23
マウントゴックス、ビットコイン1万BTCを動かす 弁済に進展か
破綻した暗号資産取引所マウントゴックスが11月18日、約1万608BTC(約1,470億円相当)を移動した。過去の大規模移動が債権者返済に先立って実施されてきた経緯から、今回も返済準備の可能性が指摘されている。同社は2024年7月から返済を開始しており、現在も約3万4,689BTCが未配布となっている。
14:54
暗号学者アダム・バック、ビットコインの現実的な量子リスクは最短でも20年後 「備えは十分可能」
暗号学者アダム・バック氏が量子コンピュータによる脅威について「20-40年は安全」との見解を示した。一方、専門家の間では5-10年以内のリスクを指摘する声もある。
13:40
エルサルバドル、下落局面で約155億円相当のビットコイン押し目買い 保有高は7474BTC
エルサルバドル政府が市場下落局面で約155億円相当のビットコインを追加購入し、保有高は7474BTCに達した。2025年1月に法定通貨地位を撤廃したものの、ブケレ政権は戦略的準備資産としての蓄積を継続している。
13:25
ヴィタリック、イーサリアムのプライバシー保護ツール「Kohaku」を紹介
仮想通貨イーサリアムのブテリン共同創設者がプライバシー保護ツール「Kohaku」を新たに紹介した。Railgun連携やゼロ知識証明で匿名性を強化する開発ロードマップを解説する。
13:10
CZ氏、6650億円の罰金返還なら米国に再投資と言及
バイナンス創業者CZ氏が米司法省への約6650億円の罰金返還時に米国再投資を表明。トランプ大統領からの恩赦後、民主党議員からの腐敗疑惑批判に対し、感謝と慎重さのバランスを強調した発言として注目される。
11:25
伝説投資家ドラッケンミラー、ブロックチェーン融資企業フィギュアの株式を120億円相当取得
フィギュア株価上昇 米ウォール街の伝説的なヘッジファンドマネージャーであるスタンリー・ドラッケンミラー氏が運営するデュケイン・キャピタルは11月15日、第3四半期の13F報告書…
10:55
ソラナ保有企業フォワード、367億円相当SOLをコインベースへ入金 警戒高まる
仮想通貨ソラナを財務資産として保有するナスダック上場のフォワード・インダストリーズが約367億円相当のSOLをコインベース・プライムに移動させた。売却か社内再編成かは不明だ。
09:50
「ビットコイン下落の背景は米ドル流動性低下」アーサー・ヘイズが年末までの市場予想
アーサー・ヘイズ氏が仮想通貨ビットコイン下落の原因を米ドル流動性縮小と分析した。ETF資金流出の背景や今後の下落および急騰シナリオを解説している。
09:30
自称「IQ276」のキム・ヨンフン、BTCは今後45日間で22万ドルまで上昇すると予想
自称IQ276のキム・ヨンフン氏は、仮想通貨ビットコインの価格は今後45日間で22万ドルに到達すると予想。明確な根拠は示していないが、世界最高のIQ記録保持者として価格を予想すると主張した。
09:20
Cboeが無期限型ビットコイン・イーサリアム先物を12月15日に開始、米国規制下で提供
Cboeが仮想通貨ビットコインとイーサリアムの無期限先物取引を12月15日に開始する。米国規制下でポジションのロールオーバーを不要にする。
08:15
米政権、海外仮想通貨口座の税務報告規則を審査中
米ホワイトハウスが海外仮想通貨口座に関する税務報告規則案の審査を開始した。国際的な仮想通貨資産報告枠組みCARFへの参加を実現し、租税回避を取り締まる狙いだ。
07:45
グレースケールのドージコインETF、11月24日取引開始見通し 新たなソラナETFも上場
グレースケールのドージコインETFが11月24日にも取引開始となる見通しだ。ヴァンエックは17日にソラナETFの提供を開始した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧