CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン高騰でコインチェック業績急回復、米仮想通貨事業は10月始動|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
コインチェック擁するマネックスが決算を発表。4月以降のBTC急上昇でクリプト事業の業績が大幅回復したほか、期待集まる米仮想通貨交換業を10月開始予定とした。現在のBTC価格は、週明けに重なる重要ファンダに警戒感も。

仮想通貨ビットコイン(BTC)市況

マネックスグループが26日に発表した2019年4~6月期の連結決算では、純利益が前年同期比29%減の8億4900万円、営業収益は前年同期比3.4%減の131億円となるも、米国セグメントがマネックスグループの稼ぎ頭へと成長したほか、子会社の仮想通貨取引所コインチェックの「クリプトアセット事業」は、今年4月以降のビットコイン(BTC)価格高騰に伴い大幅増収。セグメント利益1.4億円で、四半期ベースで初の黒字化となった。

決算資料では、「新規口座開設の急速な成長や、新規取扱い通貨の追加、4-6月の市場活況」を理由に挙げており、”仮想通貨の冬”と呼ばれた厳しい時代(2018年1月〜2019年3月)を乗り越え、明るい兆しが見え始めたことが伺える。

新規取扱い通貨では、今年6月に国内で人気を博すモナコイン(MONA)がコインチェックに新規上場した件を指している。専用アプリが250万DLを超えたほか、顧客預かり資産も1136億円に達するなど大幅増加した。

今後の見通しについては、「透明性ある規制およびグローバル企業の新規参入を受け、仮想通貨市場は健全な成長へと向かう過程にある」と強調したほか、内部管理とセキュリティの強化とともに外部委託にかかる費用削減を実施。ホットウォレットで保管する資産上限を足下25億円(ホットウォレットの資産上限2.5%)まで絞り、サイバーセキュリティリスクを低減するなど、万全を期している。

なお、機関投資家の関心を集める、米トレードステーション・クリプト社の仮想通貨交換業は、10月を目処に開始予定としている。

資料内では、「国内の個人投資家の株式取引量が約7年ぶりの低水準になった」とも言及されたが、背景には米中貿易摩擦などに起因する景気後退リスク、および株(企業業績)の先行き不透明感があるものと見られ、このような状況は、金融市場リスクオフ時に退避資金の集まりやすくなるゴールドやビットコイン市場にとっては追い風だろう。

ビットコインテクニカル分析

昨日、110万円までの大幅反発を見せたビットコインだったが、トレンドライン(緑)を上抜けることが出来ずに反落した。

その後も断続的に大きな売りが入り、26日19:00時点では106万円台で推移。大局的には、ディセンディングトライアングル形成からの下方ブレイクが警戒される情勢か。

続落した場合は、9000ド付近での攻防。反転上昇した場合は、まずは110万円を抜けられるかどうかが関門となりそうだ。

テザー(finex)裁判をはじめ、米公聴会、10年ぶりの利下げ予想もある米FOMC(連邦公開市場委員会)など、今月末に集中する重要ファンダが警戒されている節もあるが、織り込み済みで反転上昇となるか、さらなる下落で底抜けするかが最大の焦点だ。

ファンダ情報の詳細は、記事下の関連リンクで掲載中。

海外アナリストの注目ライン

人気アナリストJosh Rager氏が、短期展望について分析。

15分足のチャートで見る分析では、現在一定の価格ラインを維持しているとしている。

15分足ではレンジ相場が続く。

注意したいのは、10,185ドル(週間レジスタンス付近)と9906ドルだ。

CoinPostの関連記事

ビットコインなど仮想通貨市場に大きな影響を及ぼす「半減期」とは、過去の事例から独自考察
仮想通貨市場に大きな影響を及ぼすビットコイン(BTC)などの半減期が、相場に意外な影響を与えることも明らかに。ライトコイン半減期など、過去の値動きから可能性とリスクについて詳しく解説。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。

免責事項

当ページは、仮想通貨の信憑性・正確性を保証するものではありません。

掲載されている内容やリンク先、サービス等、または投資情報からの不利益や損害については、当サイトでは一切の責任を負いかねます。投資する際は、ご自身の判断の元、自己責任でお願い致します。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/20 土曜日
12:30
コスモス基盤のInjective、Web3スマホ「JamboPhone」でDeFi機能提供
レイヤー1ブロックチェーンInjectiveは、Jamboテクノロジーと提携してWeb3スマホ「JamboPhone」でDeFi機能を提供すると発表した。
12:00
知らずに損しているかも?取引所選び 3つの注意点
ビットコインなどの投資初心者に大事な暗号資産(仮想通貨)取引所選びと、後悔しがちな代表的な失敗事例3つを解説。手数料、価格、取扱銘柄の違いを比較し、最適な仮想通貨取引所を見極めるポイント、賢い投資戦略と失敗回避のためのチェックリストも提供。
10:30
ソラナWeb3ゲーム「Nyan Heroes」、Epicのストアでトップ30入り
ブロックチェーンゲーム「Nyan Heroes」はEpic Games Storeで最もプレイされたゲームでトップ30以内に入った。今後NFT機能や独自の仮想通貨も導入する予定だ。
09:15
ビットコイン、4度目の半減期完了 報酬が3.125 BTCに
直近の米経済指標(3月の雇用統計やCPI等)が景気の堅調さを改めて示しているため、FRBが利下げを急ぐ必要がなくなりつつあるとの観測が高まってきており、仮想通貨や株のようなリスク資産をさらに押し上げる力は弱まってきたようだ。
08:25
BTCクジラが1900億円相当のビットコイン押し目買い、エヌビディアなど大幅安|金融短観
19日のアジア時間はイスラエルがイランに対して報復攻撃を実施したとのメディア報道が嫌気され日経平均指数や上海総合指数などは大きく下がったが、その後攻撃の規模が限定されており核施設に被害はなかったとの報道を受け米国の株式市場ではこのニュースへの反応は見られなかった。
06:45
Magic Eden、BaseチェーンのNFTに対応へ Open Editionミントも予定
Magic Edenは現在NFTマーケットプレイスのランキングで1位。ビットコイン半減期を背景に需要が高まるビットコインOrdinalsおよびビットコイン上の「Runes」への期待が出来高を押し上げている。
06:15
マイクロストラテジーのセイラー会長、自社株売却で570億円の利益
マイクロストラテジーの株価は仮想通貨ビットコインの3月の高騰に伴い3月27日に1,919ドルまで値上がりした。同株は年初来+71.37%のパフォーマンスを見せた。
04/19 金曜日
18:00
2024年注目の仮想通貨10選 セクター別の主要銘柄
暗号資産(仮想通貨)市場を代表する、注目銘柄10選。ビットコイン現物ETFが承認され半減期を迎える2024年。RWAやAI銘柄などセクター毎に投資活動が活発化。年初来の騰落率を含む各種データを網羅。ソラナのミームコインやエアドロップの効果は業界全体に影響している。
13:53
Yuga Labs、NFTゲームの知的財産権をゲームスタジオ「Faraway」に売却
著名NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club」で知られるYuga Labsは、同社が開発するNFTゲーム「HV-MTL」と「Legends of the Mara」の知的財産権を、ゲームスタジオ「Faraway」に売却したと発表した。
11:54
中東情勢緊迫化で株やビットコインなど急落、リスク回避の動き強まる
中東情勢を巡りイスラエルのイランへの報復攻撃が伝わり、日経平均株価や仮想通貨ビットコインなどリスク性資産が暴落した。先行き懸念からリスク回避の動きが強まっている。
11:30
Ondo Finance、米国債建てトークンUSDYをコスモスで展開へ
資産トークン化企業Ondo Financeは、Noble Chainと提携して米国債建てトークンUSDYなどの資産をコスモス上で展開すると発表した。
11:00
テザー社、USDT超えて最先端技術提供へ 4つの新部門立ち上げ
USDTを発行するテザー社は事業部門を4つに再編する計画を発表した。ステーブルコインを超えた、より包括的なソリューションを提供していく計画だ。
10:10
「BTC半減期後の相場はマクロ経済が主導」10x Research分析
仮想通貨ビットコインの半減期後の相場を主導するのはマクロ経済であると10x ResearchのCEOが指摘。現状ではビットコインの今後価格が5万ドルまで下がる可能性もあると述べている。
09:35
Aptos開発企業、マイクロソフトやSKテレコムなどと提携
アプトス・ラボが数社と共同で開発するAptos Ascendは、金融機関向けのデジタル資産管理プラットフォームだ。この製品はAzure OpenAI Serviceを使用する。
07:55
仮想通貨取引所バイナンス、ドバイで完全な事業ライセンス取得
バイナンスは昨年同局からMVPライセンスを取得したが、同ライセンスには3段階のプロセスがあり、今回は最終段階をクリアしたことになった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/20 ~ 2024/04/21
大阪 京セラドーム大阪
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
重要指標
一覧
新着指標
一覧