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メイカー(MKR)|投資情報・リアルタイム価格チャート

ニュース 基礎情報 関連記事
08/19 (月)
ブラックロックの仮想通貨ETF運用資産額、グレースケールを抜き去り世界1位に 
世界最大の資産運用会社ブラックロックが、仮想通貨ETFの運用資産でグレースケールを抜き、仮想通貨ファンドマネージャーとしても世界の首位に立った。
CoinPost
08/14 (水)
SUIに続きMakerDAOの投資信託も販売、仮想通貨投資大手グレースケール
ビットコインETFの発行企業である米大手仮想通貨投資会社グレースケールは、アルトコイン銘柄のファンドを新たに販売開始した。
CoinPost
07/13 (土)
MakerDAOのRWAトークン化コンテスト ブラックロックなどが応募を計画
MakerDAOのDeFiプロトコルSparkは、現実資産(RWA)トークン化コンテストを発表。ブラックロック、スーパーステート、オンドなどが応募を計画している。
CoinPost
10/26 (木)
860万ドル相当のETHやLINKが取引所へ入金 FTXウォレットから
破産したFTXの遺産ウォレットから仮想通貨取引所バイナンスアドレスへ大量に送金されたことが判明。860万ドル相当のLINKやETH、AAVEが取引所に入金された。
CoinPost
09/05 (火)
ヴィタリック氏、分散型ステーブルコインRAIに助言
イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が、分散型ステーブルコインプラットフォームReflexer Financeで改善提案を行ったことが注目されている。この提案は、圧倒的シェアを誇るMakerDAOの需要の一部をターゲットとしている。
CoinPost
09/04 (月)
ビットコイン小幅推移、ヴィタリック・ブテリン8500万円相当のMakerDAO(MKR)売却の背景は
暗号資産(仮想通貨)相場では暴落明けのビットコインは小幅推移に留まった。アルト市場ではイーサリアム創設者のヴィタリック・ブテリンが8500万円相当のMakerDAO(MKR)売却したことが憶測を招いた。
CoinPost
09/02 (土)
DeFi中央銀行MakerDAO、ソラナ(SOL)ベースの新チェーン構築を検討
DeFi大手MakerDAOの共同設立者であるRune Christensen氏は、ソラナのコードベースを用いて新たなネイティブブロックチェーンを構築する旨の提案を行った。「ソラナは、技術的品質、強固なエコシステム、そしてフォークの成功例がある点で、NewChainの基盤として最も適している」と述べた。
CoinPost
07/30 (日)
週刊仮想通貨ニュース|Worldcoinの取引所上場に注目集まる、WebXカンファレンス開催など
今週は、Worldcoinがメインネットをローンチし、バイナンスらが相次いで仮想通貨WLDを上場したがニュース最も多く読まれた。このほか、WebXカンファレンスの内容など、一週間分の情報をお届けする。
CoinPost
07/28 (金)
MakerDAO創設者が語る、DAOの成長とガバナンス設計|WebXレポート&インタビュー
「MakerDAO」の共同創設者であるルーン・クリステンセン氏が、ガバナンスの再構築プランについて詳細を明らかにした。Coinpostインタビューでは、「エンドゲームプラン」の大まかなスケジュール感を共有した。
CoinPost
07/28 (金)
MakerDAO、ステーブルコインDAIの金利を一時的に引き上げへ
DeFi大手Makerプロトコルを管理する「MakerDAO」は、ステーブルコインDAIの保有者に付与される金利を一時的に引き上げる提案を可決した。ユーザーベース成長を図る施策となる。
CoinPost

MakerDAOの概要

MakerDAOとは、イーサリアム上に構築されたDeFi(分散型金融)プロジェクトの一つで、分散型ステーブルコイン「ダイ(DAI)」を発行するメイカープロトコル(Maker Protocol)を管理・運営する分散型自律組織(DAO)です。

Makerには単一の運営および開発主体が存在せず、単一障害点を最大限排除した分散型システムとして先駆的な存在です。

Makerプロトコルは主にDAIとMKRという二つのトークンで構成されています。現在、プロジェクトの効率化のために「Endgameプラン」が進行中で、個別ユニットごとにトークンを持つ可能性があります。

ダイ(DAI)とは

Makerの主要プロダクト「Dai」とは、米ドルに1:1で連動することを目指すステーブルコインです。イーサリアム(ETH)、USDCなど、複数の仮想通貨を担保に追加しています。

ダイは発行量を超える担保資産を確保することで価格を維持します。発行主体は存在せず、スマートコントラクトに資産を預け入れることで誰でも発行可能です。第三者および仲介者を排除したトラストレス(信頼不要)な方法で発行および利用が可能で、検閲耐性があり、透明性が高いとされています。

Daiは、多数のDeFiアプリに統合されており、イールドファーミングやトレードで利用されています。また、その安定した価値から、貯蓄、決済、送金など、ブロックチェーン以外の分野でも様々な用途で実用化が進んでいます。

メイカー(MKR)とは

メイカー(MKR)はガバナンストークンとして機能します。MakerDAOはMKR保有者を中心とした統治機構を有しており、MKRを利用したオンチェーン投票により、新規担保の追加やリスクパラメータの調整などを決定します。MKRの大口保有者には、米VCのa16zやDragonfly Capitalなどがいます。

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投資家向け注目点

注目点1. 分散型ステーブルコインとして発行量No.1

2024年7月現在、メイカープロトコルはTVL(預入総額)でステーブルコインとしてトップ、DeFiプロトコルでは第4位の規模です。メイカープロトコルのスマートコントラクトには約1.1兆円もの資金がロックアップされ、その担保に基づいて8,258億円相当のステーブルコインDAIが発行されています。

テーブルコイン市場において、DAIの流通量は中央集権型の「テザー(USDT)」および「USDCoin(USDC)」に次ぐ第3位。DAIはDeFiエコシステムの取引し易さを強化する「流動性」の基盤を担っています。

注目点2. 担保資産の多様化、RWAへの着手

DAIは様々な仮想通貨をスマートコントラクトに預け入れることで発行されます。現在、DAIの担保資産はイーサリアム(ETH)やUSDCが中心で、ユニスワップ(UNI)などの仮想通貨も含まれています。

最近では、米国債やトークン化された預金、請求書、住宅ローン、音楽のロイヤルティなども担保として受け入れています。り「リアルワールドアセット(RWA)」をDeFiに取り入れるゲートウェイとなっています。

注目点3. ダイの運用方法、金利付きの流動性トークン「sDAI」

メイカープロトコルは、DAIを表す利回りトークン「sDAI(Savings DAI)」を導入し、その規模をさらに拡大しました。ユーザーはDAIを預けることでsDAIを受け取り、利回りを得ながら様々なDeFiアプリケーションで利用することができます。利回りはメイカープロトコルによって発生する借入手数料から生成されます。

注目点4. DAOとしての進化、組織編成「Endgameプラン」を進行

メイカーDAOは現在、プロジェクトの効率化のために個別ユニットへの編成(SubDAO)の導入に取り組んでいます。SubDAOはメイカーガバナンスと連携した個別のDAOです。代表的なSubDAOに「Spark」があり、これはDAIエコシステムを強化するため、イーサリアムネットワーク上のレンディングプラットフォームとしてトークンの貸し借りサービスを展開しています。最近では、日本に特化した「SakuraDAO」の立ち上げも行われており、SubDAOに関しても今後の動向が注目されています。