はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米国通貨監督庁、銀行仮想通貨業務の規制を大幅緩和

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

銀行の参入障壁を低減

米国通貨監督庁(OCC)は7日、連邦銀行システムにおいて幅広い仮想通貨関連業務が許可されることを再確認する規制緩和措置を発表した。この動きは、トランプ政権下での金融イノベーション促進策の一環として位置づけられている。

OCCは解釈指針書1183号を公表し、仮想通貨資産の保管業務、特定のステーブルコイン関連活動、および分散型台帳などの独立ノード検証ネットワークへの参加が、国法銀行および連邦貯蓄金融機関に認められていることを正式に確認した。さらに注目すべき点として、この指針書はOCCの監督下にある金融機関が仮想通貨関連業務に従事する前に、監督当局からの「異議なし」通知を取得し、適切な管理体制を整備していることを証明する従来の要件を撤廃した。

「OCCは銀行に対して、新たな業務活動においても従来の業務と同様に強固なリスク管理体制を整備することを期待している」とロドニー・E・フッド代理通貨監督官は述べた。「今日の措置により、銀行が仮想通貨関連活動に従事する際の負担が軽減され、基盤となる技術に関係なく、これらの銀行活動がOCCによって一貫して扱われることが保証される。私は引き続き、強固な連邦銀行システムを維持しながら、規制が効果的であり過剰でないことを確保するために勤勉に取り組んでいく」という

解釈指針書1183号に沿って、OCCはさらに銀行組織に対する仮想通貨資産リスクに関する共同声明および仮想通貨資産市場の脆弱性に起因する銀行組織の流動性リスクに関する共同声明への参加を撤回した。これによって、銀行がより柔軟に仮想通貨サービスに参入できる環境が整備された。

この規制緩和措置は、バイデン前政権下で厳格化された仮想通貨関連の監督体制からの大きな転換を示している。特に、事前承認プロセスの撤廃によって、銀行は新たな仮想通貨サービスをより迅速に市場に投入できるようになり、イノベーションの加速が期待されている。業界関係者からは、この変更が従来の金融機関と仮想通貨エコシステムの融合を促進し、顧客に対するサービス拡充につながるとの声が上がっている。

関連:米国初の仮想通貨サミット、重要進展なし FIFAコイン発表も

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/25 金曜日
17:30
米国Web3規制の最新動向|CLARITY・GENIUS法案と企業参入の影響を徹底解説
本記事では、仮想通貨などに関する米Web3の制度整備や企業参入を俯瞰します。トランプ政権下で進む制度整備の目的や主要法案、注目領域、日本との違いについて解説しています。
17:00
Web3の大衆化目指すLINE NEXT、「LINEのMini Dappエコシステム」をテーマに専用ブースを用意|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のプラチナスポンサーとしてブース出展を決めた、LINE NEXTがWeb3事業に進出した理由とは。Mini Dappプラットフォームで実現する新たなユーザー体験、WebX 2025での取り組みをCSOが語る。
16:30
米ソラナETF「SSK」、JitoSOL統合でステーキング利回りを強化へ
暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)の、米国初のステーキング現物ETF「SSK」が、ポートフォリオにJitoSOLを組み入れ。高利回りのリキッドステーキングに証券口座からアクセス可能になる。
15:30
暗号資産取引所MEXC、MEXC Alpha機能で上場前トークンが現物アカウントから直接取引可能に
MEXCの概要 暗号資産(仮想通貨)取引所MEXCの成長が著しい。CoinGeckoのデータ(2025年3月29日時点)によると、暗号資産取引高ランキングでは日間取引高が約55…
13:20
フィナンシェ、Jupiter連携で日本発IPトークンをグローバル展開へ
フィナンシェがSolana最大級DEXのJupiterエコシステムに連携。日本の仮想通貨IPトークンをグローバル市場へ展開する新たな取り組みで、第一弾としてGACHIHOトークンをローンチ予定。
12:55
インジェクティブ、イーサリアム財務戦略企業シャープリンクの株式をトークン化
インジェクティブが仮想通貨イーサリアム保有戦略を取るシャープリンクの株式をトークン化する。このトークンはステーキングやDeFi戦略、担保などに活用できるようになる見込みだ。
11:26
ビットコイン様子見基調に、Glassnodeはアルト市場のリスクに警鐘鳴らす
仮想通貨市場でビットコインが高止まりするも、イーサリアムなど主要アルトの未決済建玉が69%急増し過熱感が強まっている。Glassnodeは市場の脆弱性拡大を警告した。
10:55
創業77年の北紡、ビットコイン購入開始
株式会社北紡が7月22日、ビットコイン購入開始を発表。決議枠8億円で国内取引業者を通じ順次取得。レンディング事業で安定利回り獲得も目指す。
10:30
ブラックロックの「ETHA」、ETF史上3番目の速さでAUMが100億ドル到達
ブラックロックが提供する仮想通貨イーサリアムの現物ETF「ETHA」の運用資産残高が、ETF史上3番目の速さで100億ドルに到達。ETHAは上場から1年でこの水準に達した。
10:00
仮想通貨で高級不動産を購入可能に、米クリスティーズ=報道
米クリスティーズの不動産部門が仮想通貨による取引専門チームを設立する。仮想通貨決済による売買物件のポートフォリオは総額10億ドルを超えている。
09:40
イーサリアムとアルトコインへ資金シフトの兆候=クリプトクアント分析
クリプトクアントの分析で仮想通貨イーサリアムがビットコインを72%上回る。週間取引量も1年ぶりに逆転、アルトコイン取引高は3月以来最高水準に。機関投資家が主導する相場展開が継続するとの分析も。
08:40
ETHトレジャリー企業ゲームスクエア、7.5億円でクリプトパンクNFT購入
米上場のゲームスクエアがCompound創設者からカウボーイエイプ・クリプトパンクを515万ドルで購入。NFT利回り戦略で年6-10%リターン目標、イーサリアム保有額は約76億円に。
07:40
ソラナ処理能力のさらなる向上へ 新たなブロックリミット引き上げ提案を提出
仮想通貨ソラナのブロックチェーンについて、処理能力を向上させる新たな改善提案が行われた。1つのブロックにより多くのトランザクションを入れられるようにして処理能力を向上させる狙いである。
07:15
ストラテジー、ビットコイン購入資金4倍増 20億ドルに
ストラテジー社が優先株発行額を5億ドルから20億ドルに拡大。モルガン・スタンレーなど大手投資銀行が引受を担当し、調達資金は全額ビットコイン購入に充当予定。
06:30
バイナンス、サークルのUSYCなどを機関投資家向け担保に追加
仮想通貨取引所バイナンスが機関投資家向けオフエクスチェンジ決済サービスにUSYCとcUSDOを追加。利回り付きトークン化資産を担保として活用可能にし、資本効率を向上させる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧