はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Schnorrシグネチャ計画:注目すべきビットコイントレンドVo.5

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Schnorrシグネチャプロポーザルについて
ビットコインのスケーラビリティを大幅に改善するシグネチャ機能。過去の取引を基にした分析では、これを導入することで各取引25%ほど節約されると言われ、これはビットコインの最大取引制限を約33%増大することに相当します。

認証時間短縮、プライバシー強化、スマートコントラクト機能増大させる特徴を持つサイドチェーンをVol.4で紹介しましたが、今回はビットコインのスケーラビリティを大幅に改善すると言われるシグネチャを紹介します。

シグネチャとは

シグネチャとは取引している人を証明する数学的はメカニズムです。

ブロックチェーン上では仮想通貨所有者のシグネチャが記録されており、誰かがブロックチェーン上でウソのシグネチャを使って取引状況を覗こうと思ってもシグネチャが一致しないためにに見ることはできません。

つまり、シグネチャがない限り内容の書き換えは行うことはできません。

Schnorrシグネチャプロポーザル

発明者のClaus-Peter Schnorrの名前に由来する、Schnorrシグネチャはたくさんの仮想通貨利用者に最も優れたシグネチャ機能だと言われています。

この技術の数学的性質によって高レベルな精度を持ち、マレアビリティ(トランザクション展性)問題がない上、利便性の高い機能を可能にします。SegWit始動により、ビットコインプロトコルにSchnorrシグネチャを導入することは比較的容易になります。

恐らくSchorrシグネチャ最大のアドバンテージはマルチシグネチャ を一つに集約することができる点でしょう。

ビットコインの観点から話すと、一つのシグネチャによって複数のビットコインアドレス(実質、インプット)のオーナーシップを証明することができます。

多くの取引は複数のインプットからコインを送るため、一取引に対して一つのシグネチャを割り振ることによりビットコインのスケーラビリティを大幅に改善します。

過去の取引を基にした分析では各取引25%ほど節約され、これはビットコインの最大取引制限を約33%増大することになります。

さらに、Schorrシグネチャの利点はこれだけではありません。例として、Schorrがあれば、マルチシグネチャ取引の異なるシグネチャをまとめることができます。

これにCoinJoinを通常の取引より安い代用にし、ビットコインをよりプライベート用コインに促します。

ゆくゆくSchorrシグネチャの数学的性質は“Scriptless Scripts”を利用するスマートコントラクトより高度な応用を可能にします。

Wullie氏は、より正確なSchorrシグネチャのためのビットコイン改善提案(Bitcoin Improvement Proposal)を発表することを認めました。

Bitcoin Magazine紙の取材で、以下のように発言しています。

『我々は、最初のステップとして、集約機能なしのSchnorrシグネチャサポートアップグレードを提案するでしょう。これはより率直な導入で既に複数の利点があります。その後に、集約機能を追加します』

Schorrシグネチャがビットコインメインネットに導入され利用されるかはまだわかりません。

それにはソフトフォークアップグレードが必要となり、さらに相互評価や試験プロセスが必要になります。

Keep an Eye Out for These Bitcoin Tech Trends in 2018

Aaron van Wirdum JANUARY, 02 2018

参考記事はこちらから
ビットコインニュース一覧
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/18 土曜日
10:55
著名ユーチューバー「ミスタービースト」、仮想通貨取引所商標を申請
登録者4億4600万人のユーチューバー、ミスタービーストが仮想通貨取引やDEX運営を含む金融プラットフォームの商標を申請した。バンキングや投資サービスも提供する計画だ。
10:05
決済大手ストライプ支援のL1チェーン「テンポ」、750億円を調達 イーサリアムOBが参画
ストライプとパラダイムが支援する決済特化型L1ブロックチェーン「テンポ」が750億円を調達した。評価額は7,500億円に達し、著名イーサリアム開発者も参画する。
09:30
スイス当局、FIFAのNFTプラットフォームを違法賭博として刑事告発
スイス賭博監督局がFIFAのブロックチェーン型NFTプラットフォームを違法な賭博サービスとして刑事告発した。参加に金銭的賭け金が必要で、賞金獲得が抽選で決まる仕組みが宝くじやスポーツベッティングに該当すると判断された。
08:35
オープンシーがNFT特化から事業転換、22チェーン対応の仮想通貨取引所に=報道
NFT市場の崩壊を経たオープンシーが、22ブロックチェーン対応のマルチチェーン仮想通貨取引アグリゲーターに転換すると報じられた。
07:45
アーサー・ヘイズのMaelstrom、仮想通貨企業の買収ファンドを計画
アーサー・ヘイズ氏は、仮想通貨企業をターゲットにした企業買収ファンドの構想があることを明かした。ファンドの規模は370億円超で、投資インフラや分析プラットフォームなどのサービスプロバイダーに特化する。
07:02
Huobi創設者が1500億円規模のイーサリアム保有企業設立へ、アジア投資家が参画
中国の仮想通貨取引所Huobi創設者リー・リン氏が、アジアの初期イーサリアム支援者らと10億ドル規模のデジタル資産信託を立ち上げる。ナスダック上場企業買収を交渉中で、2-3週間以内に発表予定だ。
06:40
米地方銀行の不良債権増加で金が大幅続伸、2023年破綻危機の再来懸念か
米地方銀行が不良債権を償却し株価が急落する中、金価格は今週7.34%上昇した。JPモルガンCEOが更なる問題発生を警告し、投資家は2023年の銀行危機再来を懸念している。
06:30
分散型エネルギー企業Daylight、a16zやコインベースなどから約113億円調達
DaylightがFramework Ventures主導で約113億円を調達。ブロックチェーン技術で分散型エネルギーネットワークを構築し、住宅用太陽光発電の普及を促進。a16z cryptoやCoinbase Venturesも参加。
06:20
金・銀が年初来60%超上昇、ビットコインは追いつけるか?
金の時価総額が30兆ドルを超え、年初来63%上昇した一方、ビットコインは14.5%増に留まっている。米中貿易緊張と金利低下が金の需要を押し上げ、ビットコインは調整局面にある。
05:40
仏当局、バイナンス含む数十の仮想通貨取引所にマネロン検査
フランスの監督当局ACPRがバイナンスなど数十の仮想通貨取引所にマネーロンダリング対策の検査を実施。EU全域での営業許可付与に向け、登録条件への準拠状況を確認する狙いだ。
10/17 金曜日
18:53
3メガバンク、円建てステーブルコインを共同発行へ 導入第一弾は三菱商事=報道
三菱UFJ、三井住友、みずほの3メガバンクが円建てステーブルコインを共同発行。信託型により高い安全性を実現し、クロスボーダー送金のコスト削減を目指す。プログマのシステムを活用し今年度内に実用化予定。
17:56
ファンプラのIEO参加方法と注目ポイント|コインチェックの実績、申込前に知るべき情報まとめ
音楽ファンクラブ運営大手Fanplusと協業するFanplaは14日、暗号資産「Fanpla(FPL)」のIEO(Initial Exchange Offering)をコインチ…
17:12
メタプラネット、ビットコイン複利モデルで反転狙う
メタプラネット株が400円台まで下落しmNAVは0.89に。サイモンCEOは「優先株で希薄化せずBTCを買い増す」方針を再確認。複利モデルの理論と背景を解説。
13:35
コインベース、ステーブルコイン決済プラットフォームを開始 USDC保有で年利4.1%
コインベースが企業向けステーブルコイン決済プラットフォーム「Coinbase Business」を発表。USDC保有で年利4.1%、低手数料・即時決済でB2B決済の課題を解決。会計ソフト連携も対応。
13:20
ユニスワップがソラナ対応開始、非EVMチェーン初の統合実現
ユニスワップが非EVMネットワークとして初めてソラナに対応し、ウェブアプリでSOLトークンの直接スワップが可能になった。100万以上のトークンにアクセスでき、今後はブリッジングやクロスチェーン機能も予定している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧