はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

中国金融委員会、ビットコインマイニングおよび取引の取締りを強化へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

中国のネガティブニュース

中国の国務院金融安定発展委員会(以下金融委員会)は21日に開かれた51回の会議にて、金融リスクの防止をテーマに、ビットコインマイニングおよび取引に対して取り締まる方針を伝えた。

今回の会議は金融委員会のLiu He主任が主催したもので党政府が実体経済や安定した通貨制度、市場の合理的な流動性、金融サービスレベルの改善などを中心に方針を示した。

そのなかで語られた「金融リスク防止」という点について、全般的な金融アラート措置や信用リスクの抑制、プラットフォーム企業に対する金融活動の監督のほか、「ビットコインのマイニングと取引行為への取締り」という暗号資産(仮想通貨)市場に関連する内容も含まれている。一方、具体的にどのように取り締まるかは明確にされていない。

国務院がビットコイン(BTC)について言及したのは、今回が初の事例のようで、投資家が警戒を強めており、相場は再び急落していた。

出典:CoinGecko

また、今週では中国の関連ニュースは他にもあった。19日に、中国の金融監視機関である中国国家インターネット金融協会、中国銀行行業協会、および中国の支払いおよび清算協会は国内における仮想通貨禁止の方針について改めて強調し、2013年および2017年に施行した決済企業等の金融機関に対する仮想通貨取扱いの禁止方針を再び伝えた。

関連中国の金融監視機関、金融機関等の仮想通貨扱い禁止を再度強調

有識者の見解

中国事情通のDovey Wan氏は今回金融委員会の発言を受け、国務院による直接命令であるため、「これまでの中国FUD(恐怖・不確実・疑問)よりも実質的になる可能性が高い」と指摘した。

また、中国政府の方針や政策の公開パターンについては、「金融市場同様、いつも金曜日に重要な政策を公表し、週明けに方針に関する解説などが行われるため、投資家は次週まで待たないとどれほどの影響があるか十分に理解できない場合が多い」と解説し、「来週以降、国務院が各省庁に執行などに関する書類を渡す可能性があるため、今後数週間にわたり、ビットコインのハッシュレートが大幅に落ちる可能性はあるだろう」と分析した。

さらに、取引禁止の方針については「HuobiやOKExに対する法的アクションが起こされるか留意しよう」と話した。

2017年に、中国の中央銀行が国内の仮想通貨取引所およびトークン販売による資金調達行為を禁止した経緯があり、その後も電力消費のコントロールなどを理由にマイニング活動に対して地元政府が取り締まるなど多くの動きが見られ、現在も市場の懸念材料となっている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/19 火曜日
14:05
仮想通貨モネロへ攻撃を仕掛けたQubic 、次のターゲットは?
AIブロックチェーンプロジェクトQubicがモネロ(XMR)への51%攻撃に成功したと発表した。次なる動きとして、コミュニティ投票でドージコインを次のターゲットに選定した。注目を集めたQubicの動機を背景について詳しく解説する。
13:50
著名投資家パリハピティヤ、370億円の新SPAC設立でDeFiやAI投資へ
「SPAC王」と呼ばれたチャマス・パリハピティヤ氏が、分散型金融(DeFi)やAI分野に特化した新たなSPACを設立。370億円調達を目指す。
13:00
「宇宙から届ける分散型インターネット」Spacecoin創業者が語る、衛星通信で実現するWeb3|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、Spacecoin創業者Tae Oh氏独占インタビュー。衛星通信で実現する分散型インターネットとWebX 2025出展について話を伺った。
11:45
2025年末のビットコイン価格予想18万ドル維持、ヴァンエック最新市場レポート
ヴァンエックが最新市場分析で2025年末ビットコイン価格予想18万ドルを維持している。先物需要の回復や、ビットコイントレジャリー企業の動向についても言及した。
11:25
仏上場キャピタルB、アダム・バックから約3.8億円調達でビットコイン戦略加速
欧州初のビットコイントレジャリー企業キャピタルBが、暗号学者アダム・バック氏から220万ユーロの資金調達を実施。追加17BTC取得でビットコイン保有量拡大へ。
10:25
イーサジラ、イーサリアム財務戦略を正式開始
米ナスダック上場企業イーサジラは、企業の新ブランドを正式にローンチし、仮想通貨イーサリアムの財務戦略を遂行すると発表。発表時点で620億円相当のイーサリアムを保有している。
09:45
ストラテジー社、株式発行の基準を緩和 ビットコイン買い増しは76億円相当
米ストラテジー社が仮想通貨ビットコインを430枚追加購入し、保有量は62.9万BTCに達した。株式発行の自主基準も緩和しており、資金調達の柔軟性を向上させている。
08:30
中国大手銀招商銀行傘下のCMB、香港で仮想通貨取引サービス開始
招商銀行傘下の招銀国際証券が18日、香港で仮想通貨取引サービスを正式開始。ビットコイン、イーサリアム、テザーの24時間取引を提供。中国系銀行系証券会社として初の仮想通貨取引ライセンス取得企業となった。
07:10
国民民主党の玉木代表、ステーブルコインの支援を表明
国民民主党の玉木代表は、日本円ステーブルコインJPYCが発行のための登録を取得したことなどを受け、ステーブルコインの取り組みが促進されるように政策面でサポートしていくと表明した。
06:50
米財務省、ジーニアス法に基づく不正活動対策でパブリックコメント募集開始
米財務省が18日、ステーブルコイン規制のジーニアス法に基づき仮想通貨の不正活動検出手法についてパブリックコメントを募集。AI、ブロックチェーン技術、デジタル身元確認などの革新的手法に関する意見を10月17日まで受付。
06:10
米SEC、複数の仮想通貨ETFの承認判断を延期
米証券取引委員会が、トランプメディア運営のトゥルースソーシャルが申請したビットコイン・イーサリアムETFの承認判断を再延期。コインシェアーズのライトコインETFやXRP ETFも同時に延期決定。
05:50
ビットマイン、ストラテジーに次ぐ最大の仮想通貨保有企業に
ナスダック上場のビットマインが66億ドル相当のイーサリアム保有を発表し、マイケル・セイラー氏のストラテジーに次ぐ世界第2位のデジタル資産保有(DAT)企業となった。
05:30
米上場BTCS、世界初のイーサリアム配当を発表
ナスダック上場のブロックチェーン企業BTCSが18日、世界初のイーサリアム配当「ビビデンド(Bividend,)」を発表。1株当たり0.05ドルのETH配当と0.35ドルのロイヤルティ支払いで計0.4ドル相当を株主に提供。
08/18 月曜日
17:00
Tezos ecosystem at WebX 2025:RWA最新動向から日本限定グッズ、体験型コンテンツまで一挙公開
テゾス(Tezos)は、ハードフォークなしでアップグレードできる独自の仕組みを持つブロックチェーンプラットフォームです。2014年にArthur Breitman氏とKathl…
15:50
NewLo、リワードプログラム上のポイントを暗号資産に交換できる新機能をリリース
Web3マーケティング企業のNewLoは8月18日、「NewLo Quest」でポイントを暗号資産ETHに交換できる機能を開始。企業向けサービスも展開し、既存ポイントプログラムのブロックチェーン拡張を支援。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧