はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Nvidia:第1四半期は仮想通貨市場向けチップ売り上げが3億ドル弱に到達・全体の9%を占める

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Nvidiaのチップ売り上げが公開
アメリカのGPUメーカーNvidiaが仮想通貨市場向けのチップ販売で2億8900万ドル(約316億円)を第1四半期に売り上げたと、Bloombergが10日に報じました。Nvidiaの第1四半期の仮想通貨市場での売り上げは、同社の第1四半期の売り上げ全体(32億ドル、約3500億円)の9パーセント以上を占めるに至りました。
第2四半期売り上げ予測
また、Nvidiaは仮想通貨市場への売り上げは第2四半期では3分の2ほどに減少する見込みであると発表しました。この発言の後、Nvidiaはニューヨーク証券取引所の時間後取引において株価を3.8%下げ、記事執筆時の11日現在の株価は260.13ドル(約2.8万円)としています。
Nvidia(エヌビディア)とは
NVIDIA(エヌビディア)とは、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタクララにあるGPUで有名な半導体メーカー。仮想通貨市場向けのマイニングチップの販売にも事業展開をしている。

Nvidiaのチップ売り上げが公開

アメリカのGPUメーカーNvidiaが仮想通貨市場向けのチップ販売で2億8900万ドル(約316億円)を第1四半期に売り上げたと、Bloombergが10日に報じました。

Nvidiaは今回初めて、仮想通貨市場向けチップの収益情報を公開しました。

Susquehanna社アナリストのChristopher Rolland氏によれば、Nvidiaの2018年第1四半期(2月〜4月)のマイニング用ハードウェアからの売り上げは2億ドル(約218億円)と見られ、チップの売り上げはそれを大きく上回ったことになります。

NvidiaCEOのJensen Huang氏は、マイナーたちのGPU需要の増加による同社への期待の高まりに対し、十分応えていけると説明しました。

Huang氏は以下のように話しました。

仮想通貨のマイナーたちはこの第1四半期において、大量に我が社のGPUを購入してくれましたが、それによってGPUの価格は高まりました。価格の高騰で、ゲーマーなどの他の顧客層の参入を阻む結果となってしまいました。

Nvidiaの第1四半期の仮想通貨市場での売り上げは、同社の第1四半期の売り上げ全体(32億ドル、約3500億円)の9パーセント以上を占めるに至りました。

仮想通貨のマイナー向けのチップはOEM売り上げの76%を占め、直前の四半期比115%という数字になっています。

OEMとは、ある会社によって製造されたのち、別会社でさらなる工程を経て販売へと至るような製品を含む製造工程のことです。

第2四半期売り上げ予測

また、Nvidiaは仮想通貨市場への売り上げは第2四半期では3分の2ほどに減少する見込みであると発表しました。

この発言の後、Nvidiaはニューヨーク証券取引所の時間後取引において株価を3.8%下げ、11日現在の株価は260.13ドル(約2.8万円)としています。

2017年末の高値以来、市場全体が低下傾向で苦しい時期である中、マイナーたちのマイニング収益が今年のはじめに減少しています。

市場が低下傾向である一方、ハッシュレートは上昇し続けており、マイニングプールは世界規模で拡大しています。

また、Nvidiaの主要な競合会社であるAdvanced Micro Devices (AMD) は4月、売り上げ全体の10%を仮想通貨・ブロックチェーン関連の売り上げが占めている発表しています。

AMDのCEOの Lisa Su氏はブロックチェーン技術のポテンシャルを強調していますが、同社の成長はこれが主要な要因ではないとも説明し、以下のように述べました。

我々は、我が社の製品が使われている仮想通貨・ブロックチェーン領域に関して、非常にいいアイデアを抱けています。ブロックチェーンやマイニングは我が社の成長に貢献してくれていますが、それに頼り切って成長しているわけでは決してありません。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/17 水曜日
18:51
仮想通貨の分離課税、2028年1月からの見通しか
暗号資産の申告分離課税の施行時期について、2028年1月からの案が浮上。金商法への移行や投資者保護体制の整備が条件とされ、当初想定の2027年より遅れる見通しだ。
18:00
Progmat, Inc.、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
Progmat, Inc.が、2026年2月27日に東京で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX」に共催企業として参画。ステーブルコインやデジタル証券など通貨のデジタル化と社会実装をテーマに議論する。
17:51
GMOフィナンシャルHD、株主優待にビットコイン導入へ
上限1万円相当のBTC GMOフィナンシャルホールディングスは12月16日、2025年12月31日を基準日とする新たな株主優待を発表した。 新制度では、GMOクリック証券におけ…
17:45
トランプ大統領、仮想通貨支持派ウォーラー理事を次期FRB議長候補に面接へ=WSJ報道
トランプ大統領が仮想通貨支持派のウォーラーFRB理事を次期議長候補として18日に面接。ステーブルコインやDeFiに積極的で、利下げを主張する同氏は、エコノミストから高評価を得ているが、トランプ氏との個人的関係の薄さから「大穴候補」との見方も。
17:00
イーサリアム「フサカ」のメリット一覧|恩恵を受けるのは誰?
仮想通貨イーサリアムはフサカのアップグレードを完了しました。本記事では主にフサカによってどのようなメリットが生まれ、どんな主体が恩恵を受けるのかを考察します。
16:12
アニモカ・ブランズ・ジャパン、BTCFi事業者2社と相次ぎ提携 
Animoca Brands Japanは、Babylon LabsおよびBifrostとBTCFi分野で戦略的提携を締結。自己管理型ビットコイン運用ソリューションの日本市場展開を目指し、上場企業向けDAT支援事業を強化する。
15:52
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、BTC保有量で世界20位と発表
トランプ大統領次男エリック・トランプ氏が支援するアメリカン・ビットコインが、39日間で4社を追い抜き世界20位の上場企業BTC保有量を達成。2025年に企業のビットコイン保有が急拡大する中、同社は5,098BTCを保有し急成長を遂げている。
14:58
パンプ・ファンとソラナへの55億ドル訴訟、5000件の内部チャット提出へ
パンプ・ファンとソラナを相手取った集団訴訟で、裁判所が第二次修正訴状を許可。内部告発者から入手した5000件のチャット記録を新証拠として提出へ。40億~55億ドルの不正搾取疑惑でRICO法違反を主張。
13:45
ロシア下院委員長が仮想通貨の国内決済利用を否定、投資手段に限定
ロシア下院金融市場委員会のアクサコフ委員長が仮想通貨の国内決済利用を否定し、投資手段としてのみ認めると表明した。
11:50
JPYC EX、累計口座開設1万件・発行額5億円を突破
JPYC株式会社は、日本円建てステーブルコイン「JPYC」の発行・償還プラットフォーム「JPYC EX」において、累計口座開設数1万件、累計発行額5億円を突破したと発表。10月のリリースから約2か月での達成となった。
11:45
「ビットコインは最高値更新へ」Bitwise、2026年の3つの予測を公開
Bitwiseは仮想通貨投資家にとって特に重要な2026年の3つの予測を公開。その1つとしてビットコインは最高値を更新すると予測し、根拠を説明している。
11:40
セキュリタイズが来年トークン化株式取引開始、24時間オンチェーン取引を実現
証券トークン化プラットフォームのセキュリタイズが2026年第1四半期にトークン化された上場株式の取引を開始する。合成商品ではなく実際の規制された株式をオンチェーンで発行・取引し、24時間365日の流動性を提供へ。
09:45
ソラナに大規模なDDoS攻撃、ネットワークは現時点で影響受けず
仮想通貨ソラナが過去最大級の6TbpsのDDoS攻撃を受けたが、現在トランザクション処理は正常に稼働している。市場の下落を受けビットワイズのソラナETFは初の純流出を記録した。
09:40
マーシャル諸島、ステラでベーシックインカム支給
マーシャル諸島共和国がブロックチェーンを利用した世界初のベーシックインカムのオンチェーン支給を完了した。ステラーブロックチェーン上の主権債USDM1を使い、四半期ごとの現金配送をデジタル送金に置き換えた。
09:00
ビットコイン、2026年に過去最高値更新は可能か=グレースケールの最新予測
グレースケールは最新レポートで、ビットコイン価格の30%下落について歴史的には平均的な調整範囲内で、強気相場中の典型的な変動に過ぎないとの見解を示した。また、2026年には最高値を更新する可能性があると主張している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧