はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

バイナンスCZ氏:ピークから70%減でも仮想通貨の市況感は依然ポジティブ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

強気シナリオを堅持
世界有数の取引所バイナンス代表のCZ氏は、市場価格が大幅下落した現在でも、昨年より市況感は良いとの見解を示した。強気発言の背景には、前期に純利益330億円を上げるなど、取引所利用者の増加ペースが衰えない市場規模の拡大がある。

仮想通貨市場の改善傾向は継続している

フィンテック推進国であるスイスのツーク市で、世界有数の取引所バイナンス代表のCZ氏は、仮想通貨レポーターの取材に応じ、以下のようにコメントしました。

「1年前のBTC市場は7.8億ドル(約870億円)の取引高で時価2,500ドル(約28万円)だった。現在は34億ドル(3780億円)の取引高で時価6,800ドル(約73万円)。(市場規模の拡大が明らかなことが)楽観視できる証拠となるだろう。」

海外メディアが報じたところによると、CZの発言は、以下の4点に基づいているものと思われます。

  • インフラの成長
  • 価格の上昇
  • 取引高の上昇
  • 主流経済とパブリックからの関心

2018年年始から時価総額を約70%落としている現在でも、2017年における強気相場での市場拡大分をを考えれば、依然としてポジティブなポジションにあることは明白で、「新たなアセットクラス」としてパブリック投資家からの全体需要は増えつつあると考えられます。

2018年における主な発展

2018年以降の価格停滞を嘆かれる現状でも、取引利用者数の大幅増加などバイナンスの急成長は留まるところを知らず、前期の利益が約330億円に上ると公表。2018年中に550億円〜1100億円の利益を見込み、名実ともに世界一の取引所として認知されています。

出典:howmuch.net

さらに、2018年になってから仮想通貨業界を取り巻く環境も刻々と変化、進展しており、代表的なものとしては以下のような出来事が挙げられます。

  1. 2017年まで個人及び機関投資家のための適切なインフラが欠如していたが、先日Coinbaseのカストディサービスが開始された。
  2. JPモルガンやゴールドマンサックスのような米巨大投資銀行は、顧客の仮想通貨に対するデマンドの増加に応じるよう規制当局の動きを待ち受けながら、取引サービスを提供する準備を整えている
  3. SEC(米国証券取引委員会)が先月、BTCとETHに対して「有価証券として規制しない」との立場を示した中、CBOEが提出したビットコインETFに関する新たな申請の可否が注目を集めている

そのほか、ゴールドマンサックスのCEOであるLloyd Blankfein氏は、経済クラブで

「私にはビットコインは不要だが、法定通貨から仮想通貨へと進化する可能性が将来認められるようになるかも知れず、仮想通貨の可能性を否定することは賢いとは言えない。」

と、これまでの否定的なスタンスとは一転、仮想通貨の将来性に対して、肯定的な見解も見せています。

今後の展望

2014年に見られた市場価格の是正と同様に、今年始めに起きた暴落もまた、新規の個人投資家の狼狽売りなどに起因するバブル崩壊の一種と考えることができます。

しかし今までと異なり、多くの国々が慎重に定義する”新しいアセットクラス”は、機関投資家のような巨大な資金を引き寄せることで流動性が高まり、不確実性の高いバブルを形成しにくくすると言えるでしょう。

CoinPostの関連記事

バイナンスが世界一の収益をあげる仮想通貨取引所になる見通し|2018年前期は純利益330億円
バイナンスは2018年前期の利益が約330億円であったことを明かしました。2018年の純利益は550億円から1100億円を見込み、世界一の収益を上げる仮想通貨取引所になる見通しです。
2018年の仮想通貨暴落相場で逆行高を見せた3通貨|BNB(+72%)・EOS(+31%)・VEN(+15%)
受難続きの2018年は長期的な下落トレンドに突入、仮想通貨の全体時価総額はまさにナイアガラとなった。そんな中、バイナンスコイン(BNB)は+70%、イオス(EOS)は+31%、ヴィチェイン(VEN)は+15%の逆行高を見せている。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/25 火曜日
17:47
ギャラクシー・デジタル、ポリマーケットとカルシで流動性提供を検討=ブルームバーグ
仮想通貨投資大手ギャラクシー・デジタルが予測市場プラットフォームのポリマーケットとカルシでマーケットメイカーとして流動性提供を検討。既に小規模実験を開始しており、機関投資家の参入で市場の成熟が加速する可能性。
17:39
ビットコイン急落の背景は ETF・DAT・ステーブルコインの3大需要が逆転=NYDIGレポート
NYDIGは最新レポートでビットコイン急落の本質を明らかにした。ETF資金流出、DAT企業のプレミアム崩壊、ステーブルコイン供給減少という3大需要源の反転により、強気サイクルを支えた自己強化型ループが破綻したことが大きく影響している。
17:34
ソラナとXRPのETFが好調 資金フローの明暗が鮮明に
ビットコイン・イーサリアムETFが週次で大幅流出する一方、ソラナとXRPの現物ETFは資金流入を維持。20日連続流入のSOLや週次トップのXRPなど、資金フローの明暗を比較する。
17:05
CMEグループ、仮想通貨先物・オプション取引高が過去最高を更新
CMEグループが11月21日に暗号資産先物・オプション取引で過去最高の79万4,903件を記録。年初来の平均取引高は前年比132%増となり、機関投資家の参入拡大と市場成熟を示す。
15:38
SEC、Fuseエナジートークンを証券非該当と判断 実用型トークンに新たな道筋
SECが英Fuse Energyの実用型トークンを証券非該当と判断し、ノーアクションレターを発行。DePIN分野の規制明確化が進む中、市場規模は190億ドル(約2.9兆円)に達し、前年比270%の急成長を記録。
13:54
「プレミアムで取引されるデジタル資産トレジャリー企業は少数に」ビットワイズ見解
ビットワイズCIOがビットコインなどを保有するDAT企業の今後を分析した。プレミアムを維持できるのは一部のみで、多くはディスカウント価格で取引されると予想している。
12:13
中国、ビットコインマイニング世界3位に復活か シェアの14%を占める=ロイター
ロイター通信によると、中国のビットコインマイニングシェアが2021年の全面禁止後に約14%まで回復し、世界第3位に返り咲いた。新疆や四川で余剰電力を活用した地下採掘活動が活発化。
12:01
JPモルガン、仮想通貨企業CEOの口座閉鎖か 「チョークポイント2.0」と波紋を呼ぶ
ビットコイン決済アプリStrikeのCEOがJPモルガンの口座を閉鎖されたと訴えている。仮想通貨業界への銀行サービス拒否が続いている可能性が浮上し波紋を呼んでいる。
11:44
グレイスケール、XRP・ドージコインETFを上場開始 管理手数料は初期免除
グレイスケールがXRP・ドージコイン現物ETFを11月24日にNYSE Arcaで上場開始。管理手数料0.35%、初回3カ月間または10億ドル到達まで無料。米国初の純粋なドージコイン現物ETFとして、キャナリー・キャピタル、ビットワイズに続く市場参入。アルトコインETF市場が急拡大中。
11:35
米ビットコイン現物ETF、4週連続で資金が純流出
米上場の仮想通貨ビットコインの現物ETFは、先週の資金フローが約1,914億円の純流出だった。これで週次としては4週間連続で純流出となったが、ポジティブな見方も上がっている。
06:50
金融庁、仮想通貨交換業者の責任準備金積立を義務化へ
金融庁は仮想通貨交換業者に対し、不正流出などの事案に備えて責任準備金の積み立てを義務付けることがわかった。金商法適用の議論が進む中、投資家保護を強化する。
11/24 月曜日
17:50
ブラックロック、ビットコイン投資の本質は「デジタルゴールド」 機関投資家が重視する“真の価値”とは?
世界最大の資産運用会社ブラックロックのデジタル資産部門責任者が、機関投資家がビットコインに投資する理由を解説した。「デジタルゴールド」としての価値保存機能が重視される一方、決済手段としての利用は依然投機的との見方を示した。
11:47
ソラナのインフレ率を下げる改善提案 今後6年で2,230万SOLの発行量削減見込む
仮想通貨ソラナのコミュニティがインフレ減少率を引き上げる改善提案を公開した。目標インフレ率への到達が6年から3年に短縮する見込みだ。
10:25
「仮想通貨市場の弱体化、背景にマーケットメーカーの機能不全」トム・リーが指摘
ビットマイン会長が仮想通貨市場の下落が続いている要因を分析した。10月10日の清算イベントがマーケットメーカーを機能不全にしていると見解を示している。
11/23 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ヴィタリック紹介のイーサリアム新ツールやXRPのステーキング導入案など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧