はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン乱高下に「クジラ」の影、専門家の中には買い場との意見も|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
BTC価格は、日本円建で83万円台に突入するなど暴落。本日未明にビットフィネックスのBTC取引で約20,000枚の板が観測されるなど、BTC乱高下に「クジラ」の影があると度々報告されている。一方、買い場であるとの専門家の意見も。

仮想通貨市場

仮想通貨市場は8月1日、昨日からの下落の流れに歯止めがかからず、全面安の相場が継続、直近2週間堅調な推移を継続していたビットコインも値が崩れました。

ビットコインは、日本円建で83万円台に突入、USD建では7,500ドル目前まで下落、週間最安値を更新しました。

しかし、相場は下落こそしているものの、昨日の記事「ビットコイン重要サポートラインを意識」でも不安点として言及した、出来高の減少は見られず。

未だ低い水準とはなっているものの、以前下落から戻している相場の影響で上昇した出来高の水準を維持しています。

また、国別の出来高を掲載するサイトCrypto Compareでは、円グラフのデータに多少表示バグが見受けられているものの、データ上ではJPYの出来高が大きく減少していることがわかり、逆にUSDTとUSDの需要増が顕著に現れ始めています。

特に、需要増加が見受けられるUSDT建取引では、現在のボラティリティが高く乱高下する相場である中で、Binanceなど主要取引所を利用するユーザーに、需要が集中していると見られ、ビットコイン一辺倒な相場が続くことで、アルトコイン取引でも多様に使われている可能性が考えられます。

また昨日から話題となり始めているのが、大口取引を中心に行われるOTC取引の出来高増加が、相場の乱高下の原因になっているとの指摘も多数見受けられる状況に移行しているかもしれません。

クジラ VS 個人トレーダー

CCN によると、多くのBTCアナリストは今後OTCマーケットで、マイナーや大口投資家、投資機関が頻繁にUSDでビリオン(100億円規模)単位で取引されるのではないかと予測されているようです。

BinanceやCoinbaseのような取引所で、毎日平均百万ドル単位の取引が行われてはいるものの、大口取引を前提とした場合、流動性が追いつかない現状にあるとされています。

そして、この滞る流動性が原因となり、百万ドル単位となる売り注文が出された時に、市場は短時間で暴落する恐れが十分にあると説明しています。

この相場変動の大きなリスクを避けるために、大口トレーダーと機関投資家はOTC市場(証券取引所を介さずに証券会社や金融会社の店頭で行われる取引)に頼って、クジラ取引と呼ばれるBTCやETHの大量注文を動かしている模様です。

(大口も大きな取引をする際、自身の取引量による相場変動のリスクが生じ、売買額に大きな差が生じるため)

国際リサーチ企業である、TABBの報告では、OTC市場は全ての取引所の取引高を2,3倍程上回っていると報告、仮にこのリサーチ結果が正しい場合、OTC市場はつまり120億ドル以上にも及ぶ額が、1日平均取引量となることです。

BTC8,000ドル切って買い場到来か

CNBCの経済番組で、Brian Kelly氏は、本日BTCが7,800ドルを切っていたことについて、BTCが一日5%上下変動するのは良くあることであり、直近、低迷期の5,800ドルから一時8,500ドルまで高騰した後、約6%調整したことも、そのパターンを証明していると強調しています。

また、世界最大級の資産運用会社である「BlackRock」が巨額資金を仮想通貨市場へ流す意欲や、大手資産運用会社「Fidelity」が取引所の開設を示唆していること、そしてETHが証券に該当しないという朗報もあり、間もなく機関投資家からのサポートが入るのではないかと、Kelly氏は楽観的な態度を示しています。

OTCマーケットが及ぼすインパクトとは

グローバル取引所マーケットにおけるボラティリティは未だ激しく、Kelly氏が示すように、BTCやETHでも基本一日でも3%~10%の動きは見られます。

仮に、取引所での取引高が25%しか占めていなければ、全体相場が上下する要因を見出すことは、より困難となるでしょう。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

仮想通貨市場ではBTC価格が大幅続落したものの、仮想通貨(ブロックチェーン)関連株はまちまちで、個別銘柄ではボヤージュグループ(3688)が+8.55%と大幅続伸。

さらに、SBIホールディングス(8473)のグループ会社で、フィンテック分野でのシステム構築に向け技術協力を行う、ソルクシーズ(4284)が5.48%高となったほか、『ブロックチェーン・トレカ』の第2弾を8/1にリリースすると発表した、アエリア(3758)が2.03%高に。

女性向けの通称、乙女ゲームの開発・運営で有名なアエリア社は、ブロックチェーン・トレカについて、

トレーディングカードをゲーム運営会社のサーバー上で管理するのではなく、改竄がほぼ不可能なかたちで記録・流通できるブロックチェーン技術を利用することで、トレーディングカードをデジタルアセットとして一枚単位で登録・発行・流通させる方式を採用したサービス

としています。

また、トレカの購入は仮想通貨のBTC(ビットコイン)及びMONA(モナコイン)のみの対応となり、仮想通貨の購入には仮想通貨販売所でのアカウントの開設が必要となるとアナウンスしています。

有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。

CoinPostの関連記事

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。
モナコイン(MONA) チャート・価格・相場・最新ニュース一覧
モナコイン(MONA)のチャート・価格・相場や、最新ニュース一覧を掲載しています。また、モナコインとは何か、通貨の概要やその詳細も解説しています。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/25 火曜日
17:47
ギャラクシー・デジタル、ポリマーケットとカルシで流動性提供を検討=ブルームバーグ
仮想通貨投資大手ギャラクシー・デジタルが予測市場プラットフォームのポリマーケットとカルシでマーケットメイカーとして流動性提供を検討。既に小規模実験を開始しており、機関投資家の参入で市場の成熟が加速する可能性。
17:39
ビットコイン急落の背景は ETF・DAT・ステーブルコインの3大需要が逆転=NYDIGレポート
NYDIGは最新レポートでビットコイン急落の本質を明らかにした。ETF資金流出、DAT企業のプレミアム崩壊、ステーブルコイン供給減少という3大需要源の反転により、強気サイクルを支えた自己強化型ループが破綻したことが大きく影響している。
17:34
ソラナとXRPのETFが好調 資金フローの明暗が鮮明に
ビットコイン・イーサリアムETFが週次で大幅流出する一方、ソラナとXRPの現物ETFは資金流入を維持。20日連続流入のSOLや週次トップのXRPなど、資金フローの明暗を比較する。
17:05
CMEグループ、仮想通貨先物・オプション取引高が過去最高を更新
CMEグループが11月21日に暗号資産先物・オプション取引で過去最高の79万4,903件を記録。年初来の平均取引高は前年比132%増となり、機関投資家の参入拡大と市場成熟を示す。
15:38
SEC、Fuseエナジートークンを証券非該当と判断 実用型トークンに新たな道筋
SECが英Fuse Energyの実用型トークンを証券非該当と判断し、ノーアクションレターを発行。DePIN分野の規制明確化が進む中、市場規模は190億ドル(約2.9兆円)に達し、前年比270%の急成長を記録。
13:54
「プレミアムで取引されるデジタル資産トレジャリー企業は少数に」ビットワイズ見解
ビットワイズCIOがビットコインなどを保有するDAT企業の今後を分析した。プレミアムを維持できるのは一部のみで、多くはディスカウント価格で取引されると予想している。
12:13
中国、ビットコインマイニング世界3位に復活か シェアの14%を占める=ロイター
ロイター通信によると、中国のビットコインマイニングシェアが2021年の全面禁止後に約14%まで回復し、世界第3位に返り咲いた。新疆や四川で余剰電力を活用した地下採掘活動が活発化。
12:01
JPモルガン、仮想通貨企業CEOの口座閉鎖か 「チョークポイント2.0」と波紋を呼ぶ
ビットコイン決済アプリStrikeのCEOがJPモルガンの口座を閉鎖されたと訴えている。仮想通貨業界への銀行サービス拒否が続いている可能性が浮上し波紋を呼んでいる。
11:44
グレイスケール、XRP・ドージコインETFを上場開始 管理手数料は初期免除
グレイスケールがXRP・ドージコイン現物ETFを11月24日にNYSE Arcaで上場開始。管理手数料0.35%、初回3カ月間または10億ドル到達まで無料。米国初の純粋なドージコイン現物ETFとして、キャナリー・キャピタル、ビットワイズに続く市場参入。アルトコインETF市場が急拡大中。
11:35
米ビットコイン現物ETF、4週連続で資金が純流出
米上場の仮想通貨ビットコインの現物ETFは、先週の資金フローが約1,914億円の純流出だった。これで週次としては4週間連続で純流出となったが、ポジティブな見方も上がっている。
06:50
金融庁、仮想通貨交換業者の責任準備金積立を義務化へ
金融庁は仮想通貨交換業者に対し、不正流出などの事案に備えて責任準備金の積み立てを義務付けることがわかった。金商法適用の議論が進む中、投資家保護を強化する。
11/24 月曜日
17:50
ブラックロック、ビットコイン投資の本質は「デジタルゴールド」 機関投資家が重視する“真の価値”とは?
世界最大の資産運用会社ブラックロックのデジタル資産部門責任者が、機関投資家がビットコインに投資する理由を解説した。「デジタルゴールド」としての価値保存機能が重視される一方、決済手段としての利用は依然投機的との見方を示した。
11:47
ソラナのインフレ率を下げる改善提案 今後6年で2,230万SOLの発行量削減見込む
仮想通貨ソラナのコミュニティがインフレ減少率を引き上げる改善提案を公開した。目標インフレ率への到達が6年から3年に短縮する見込みだ。
10:25
「仮想通貨市場の弱体化、背景にマーケットメーカーの機能不全」トム・リーが指摘
ビットマイン会長が仮想通貨市場の下落が続いている要因を分析した。10月10日の清算イベントがマーケットメーカーを機能不全にしていると見解を示している。
11/23 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ヴィタリック紹介のイーサリアム新ツールやXRPのステーキング導入案など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧