はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨はすでに国際金融に影響を与えている:大手市場調査会社

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

金融業界に与える影響
仮想通貨は、国際間の取引の簡易化など、劇的に金融業界を効率化するポテンシャルを秘めている。特にビットコインは、不安定な経済状況にある国にとって貨幣に代わる有効な手段になりえると市場調査会社のInfiniti Researchは分析している。

金融業界に与える影響

仮想通貨は、劇的に金融業界を効率化するポテンシャルを秘めている。とりわけビットコインは、不安定な経済状況にある国にとって貨幣に代る有効な手段になりえると市場調査会社のInfiniti Researchは分析しています。

Infiniti Research社は世界中の産業機械、化学、IT、自動車、エネルギーなど様々な分野の調査を行なっており、主要な仮想通貨とそれが与える影響についての調査を行いました。

調査書では、ブロックチェーン技術を活用した仮想通貨取引は即時決済のため、時間の節約につながると述べられています。

もし銀行がブロックチェーン技術を取り入れたら、「他の決済手段に肩を並べ、ユーザーにも恩恵を与えることができる」と主張しています。

また、この調査は4つの主要な通貨、ビットコイン、イーサリアム、モネロ、ダッシュについても言及しており、それぞれの長所を強調しています。

例として、モネロは、プライバシー、安全性、追跡不可能性に注力しており、ユーザーの取引の匿名性を保っています。

また、同じように、ダッシュは「Darksend」と呼ばれるトランザクション形式をとっており、高い匿名性を実現しています。

さらに、経済状況が不安定な時にビットコインが安全な避難先として機能する例の一つとして、ベネズエラを取り上げています。

仮想通貨が広範囲に渡って受け入れられなくても、ベネズエラのような国ではビットコインが法定通貨よりも安定している場合もあります。これはビットコインが将来、法定通貨に変わる有効な通貨になり得ることを示しています。

経済危機に陥れば、その国の法定通貨の価値は大きく下がってしまうことがありますが、この欠点はベネズエラだけに当てはまることではありません。

2016年、トルコの通貨”リラ”はクーデターの影響により、また、イギリスの通貨ポンドは、EU脱退の影響により、両者とも価値が下がっており、この危険性は避けられません。

また、ギリシャが財政破綻した際に、多くの人が避難先をビットコインに選んだため、ビットコインの需要が高まり価格が上昇したこともあります。

仮想通貨はまだ広く受け入れられているわけではありませんが、国境を超えた取引を簡易化するなど、すでに国際金融に影響を与えていると同社レポートは締めくくっています。

CoinPostの関連記事

ビットコインは迫り来る世界金融危機に打ち勝つことができるか
リーマンショックを機に生まれたビットコインが、本来の設計思想通りに経済危機を乗り越えられるかは、ビットコインユーザーの手に委ねられているのかもしれません。
今後の仮想通貨の発展を支える「4つの条件」と「条件達成による影響」とは
ビットコインをはじめ仮想通貨が社会の中に浸透し、発展して行くには、・ビットコインETFの承認・米国の規制整備・技術の拡張性の向上・新興国や若年層のニーズに応える、この4つの課題をクリアしていかなければならない。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/22 土曜日
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
07:05
個人マイナーがビットコイン採掘に成功、1億8000万分の1の確率を克服
極めて小規模な個人マイナーがわずか6TH/sのパワーでビットコインブロックの採掘に成功し、約26万5000ドル相当を獲得した。確率は1億8000万分の1で、近年最も幸運なソロ採掘となった。
06:25
トム・リー率いるビットマイン、初の配当実施もイーサリアム保有の含み損は6250億円超 
イーサリアム最大の企業保有者ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが11月21日、2025年8月期通期で純利益3億2816万ドルを計上し、大手仮想通貨企業として初めて配当を実施すると発表した。しかしイーサリアム価格下落で含み損は40億ドル超に達している。
06:02
金持ち父さん著者キヨサキ、3.5億円分ビットコインを売却し広告事業投資へ 以前の姿勢から一転
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏が11月22日、約225万ドル相当のビットコインを売却し、外科センターと看板広告事業に投資すると発表した。以前の「売らずに買い続ける」発言から一転した。
05:45
マイケル・セイラー、指数除外懸念に反論「ストラテジーはファンドではない」
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長は主要株価指数からの除外懸念に対し「我々はファンドではなく上場事業会社だ」と反論した。
11/21 金曜日
17:25
米ビットコインETF、1週間で大規模な資金流出が2回
11月20日、米ビットコイン現物ETFは9億300万ドル(約1,395億円)の純流出を記録し、史上2番目の規模となった。1週間前の記録を更新。ブラックロック、グレースケール、フィデリティの主要3ファンドで流出の大部分を占め、全ETFで純流入ゼロという異例の事態に。
16:38
予測市場が急成長 カルシ(Kalshi)が1500億円調達と報道も
予測市場カルシが2ヶ月で評価額2倍超の110億ドルで10億ドル調達。取引量は10月に過去最高の44億ドルを記録。競合ポリマーケットも120億〜150億ドルでの追加調達を協議中で、予測市場への投資が加速。
16:33
暗号資産(仮想通貨)の申告分離課税が実現したら?押さえておきたい税務のポイント|Aerial Partners寄稿
仮想通貨の申告分離課税が現実味を帯びてきた今、投資家が知っておくべき税制変更のポイントを解説。税率の一定化、損益通算、特定口座の導入可能性など、制度導入後の注意点と準備すべきことをわかりやすく紹介します。
16:10
CAICAテクノロジーズ、JPYC決済ソリューションの提供を開始
CAICAテクノロジーズが日本円ステーブルコインJPYCの決済ソリューション提供を開始。企業向けにコンサルティングサービスと決済モジュールを提供し、ステーブルコイン決済の導入を支援する。
16:03
ナッジ、ステーブルコイン決済・還元対応クレカ「HashPortカード」発行開始
HashPortとナッジが日本初となる後払い型クリプトクレジットカード「HashPortカード」を発行開始。ステーブルコインJPYCで決済・還元が可能で、利用額の0.3%をJPYCで還元。年会費無料、カード発行手数料2,500円。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧