はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Coinhiveマイニング、他人のPCで1ヶ月1200万円の仮想通貨モネロを荒稼ぎか:独工科大学が発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Coinhiveがモネロの無許可マイニングに利用されている
サイトにアクセスするユーザーのPCで強制的にマイニングを始めるソフトウェアのCoinhiveで一週間で最大300XMRマイニングされている。
Coinhiveとは
サイトの運営者がサイト訪問者に仮想通貨をマイニングさせることで、収益を得るサービス。運営者はHTMLにCoinhiveが提供する数行のコードを埋め込むことで、サイト閲覧者のブラウザからCPUを動かし、モネロのマイニングを行うことができ、運営者7割、Coinhive3割の比率で山分けされる。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

ドイツのアーヘン工科大学から発表された論文内で、マイニングソフトウェアのCoinhiveで1週間300XMRがマイニングされており、モネロマイニングの約1%に該当する事が明らかになりました。

これは本稿執筆時点の値段(1XMR約96ドル=10,608円)で計算すると一週間で約300万円、一ヶ月で約1200万円という算出になります。

Coinhiveは本来、仮想通貨マイニングを行なっているコミュニティーが余ったコンピューターパワーを貸し合う目的で作成されました。

しかし実際には、広告無しの代わりにコインハイブを設置、サイトを見ようとするユーザーに対し無断でコンピューターパワーを利用、マイニングを行っている状況が問題視されました。

また同大学が「WebAssembly」というウェブベースのマイニングソフトウェアを探知するスクリプトでウェブをスキャンしたところ、75%がCoinhiveであると結果が出た様です。

そのほかにはAuthedMine、WP Monroe MinerやCryptoLoot等が利用されてましが、JavascriptベースのCoinhiveが一番悪用されやすく、最も利用されています。

日本でも6月にCoinhiveのコードを個人のサイトに埋め込み、無断でマイニングを行なった容疑で16人のユーザーが警察に検挙され波紋を呼びました。

Coinhive(コインハイブ)のマイニングは違法or合法?|警察とユーザーの主張
Coinhiveの提供するコードをサイトに埋め込み、サイト閲覧者のCPUを無許可に使用してマイニングを行なったとして、16人のユーザーが警察に検挙されています。これに対し、Coinhiveのマイニングは従来のインターネット広告の仕組みと変わらないとして、一部の人々が合法性を主張しています。

目に見える広告とは違い、ユーザーの許可や理解なくCoinhiveを利用マイニングを無断で行う手法はモネロや仮想通貨自体に悪影響を与えかねないと一部では言われています。

なお、Coinhiveやネットマイニングソフトウェアで自分のPCが無許可でマイニングに利用されるのを防ぐ為には、miningBlocker等のブラウザー拡張があるとサイバー専門家のTroy Mursch氏は述べています。

自分のPCがCoinhiveで利用されている場合、サイトのロード速度が遅くなる傾向はありますが、正確に判断するのは難しい為、心配な方は対策を推奨します。

参考記事:Digging into Browser-based Crypto Mining

CoinPost関連記事

モネロ チャート・価格・相場・最新ニュース一覧
モネロ(Monero/XMR)のチャート・価格・相場や、最新ニュース一覧を掲載しています。また、モネロとは何か、通貨の概要やその詳細も解説しています。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/28 金曜日
11:35
欧州最大級の資産運用会社アムンディ、イーサリアム上で初のトークン化ファンドを運用開始
欧州最大級の資産運用会社アムンディが、マネーマーケットファンドの初のトークン化シェアをイーサリアムブロックチェーン上で開始した。24時間365日の運用が可能になり、投資家は従来型とトークン化の両方でファンドにアクセスできる。
11:26
Visa、中東欧・中東・アフリカでステーブルコイン決済を拡大 Aquanowと提携
決済大手Visaが27日、Aquanowと提携し中東欧・中東・アフリカ地域でステーブルコイン決済を拡大すると発表。USDCを活用し、コスト削減と決済時間短縮を実現。世界のステーブルコイン市場は5年で10倍に成長。
10:25
USDT発行のテザー、ウルグアイのBTCマイニング施設を閉鎖 高コストで採算合わず
ステーブルコインUSDT発行のテザー社がウルグアイでのBTCマイニング事業を停止した。電力コストが折り合わなかったことを理由としている。7月にはブラジルでの計画を発表していた。
09:45
ヴィタリック、計1億円超相当のETHをプライバシー領域のプロジェクトに寄付
仮想通貨イーサリアムのヴィタリック・ブテリン氏は、プライバシー機能を持つメッセージアプリSessionとSimpleXにそれぞれ6000万円相当のETHを寄付した。期待する点を説明している。
08:55
トランプ関連プロジェクトと提携のALT5シグマ、CEO解任 内部混乱が明らかに
ナスダック上場のALT5シグマが、トランプ前大統領の家族が支援するワールドリバティファイナンシャル(WLFI)との提携後、株価が80%下落し内部混乱に陥っている。CEOや複数の幹部が解任され、規制当局の調査やルワンダでのマネーロンダリング有罪判決も明らかになった。
07:40
ネイバーとアップビット親会社ドゥナム、AIとブロックチェーン融合で1兆円投資へ
ネイバーとアップビット運営のドゥナムが、AIとブロックチェーンを組み合わせた次世代金融インフラ構築に向け、今後5年間で1兆円超を投資する計画を発表した。韓国ウォン連動型ステーブルコイン発行も視野に入れている。
07:10
イーサリアム、ブロックのガスリミットを6000万ユニットに引き上げ
仮想通貨イーサリアムは、ブロックのガスリミットが6000万ユニットに引き上げられた。これにより、フサカアップグレードの前にトランザクション処理能力が向上した。
06:35
アップビットのハッキング後に一部のソラナ系銘柄で大幅なキムチプレミアム発生、Orcaは50%超の価格乖離
韓国のアップビットで27日にハッキングが発生し入出金が停止された後、ソラナ系トークンで大幅な価格乖離が発生した。オルカは国際価格と比較して51%のプレミアムを記録し、Meteoraも40%のプラス乖離を示している。
05:56
ビットワイズがアバランチETF申請を更新、最大70%のステーキング機能導入へ
ビットワイズが米証券取引委員会に提出したアバランチ現物ETFの申請書類を更新した。ティッカーはBAVAに変更され、保有AVAXの最大70%をステーキングできる仕組みを導入する。
05:40
ソラナミームコインBONKの現物ETP、スイス証券取引所に上場
ソラナミームコインBONKがスイスのSIX証券取引所で取引を開始した。ビットコイン・キャピタルが発行するETPにより、投資家は従来の証券口座を通じてBONKへのエクスポージャーを得られるようになった。
11/27 木曜日
17:20
モブキャストHD、ソラナ財団認定バリデータに選定 ステーキング運用規模を拡大
モブキャストHDがSolana財団の公式バリデータプログラムに採択。累計3億円・約1.1万SOLの取得実績が評価され、将来的には50万SOL規模の運用を目指す。
17:00
韓国大手取引所アップビット、約48億円の不正流出 全額を自社資産で補償へ
韓国最大の仮想通貨取引所アップビットがソラナネットワークで約48億円の不正流出を発表。24銘柄が流出も全額補償へ。ホットウォレットから未承認送金、入出金サービスは一時停止中。
15:07
リップル社のステーブルコイン「RLUSD」、アブダビADGMが正式認定
中東での企業利用が加速へ リップル社は27日、同社の米ドル連動型ステーブルコイン「RLUSD」が、アブダビ金融サービス規制庁(FSRA)により「法定通貨参照トークン」として正式…
14:02
Xapo Bank、ビットコイン信用ファンドの提供範囲を拡大
ジブラルタルのXapo Bankがビットコイン建て信用ファンドを全会員に拡大。初期段階で1億ドル調達。2022年の業界崩壊後、厳格なリスク管理で市場回復。長期BTC保有者向けに安定利回りを提供。
14:00
ビットコイン需要の低迷続く 市場は横ばいか=Glassnode分析
Glassnodeが最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインの需要低迷を指摘した。新たな資金流入が回復するまで市場は狭いレンジで推移する可能性が高いと分析している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧