はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

マイクロソフトExcel拡張機能開発でビットコイン決済が可能に|仮想通貨ユースケースの拡大へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨ビットコイン高速決済『ライトニング・ネットワーク』を可能とするExcelの拡張機能ソフトが開発された
ビットコインの決済速度問題を解決しようとする『ライトニング・ネットワーク』をより簡易に実装するマイクロソフト・エクセルの機能拡張ソフトを開発されたと判明した。
ライトニング・ネットワークとは
日常的な細々とした支払い/決済(マイクロペイメント)を、ビットコインを使ってより手軽に行えることを目的とした、ビットコインのセカンドレイヤーで機能するオープンソースプロトコル。2015年に研究者のタデウス・ドライジャ氏とジョセフ・プーン氏が発案し、ホワイトペーパーで公表した。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

Excelの拡張機能でBTCライトニングネットワークが可能となるか

独立ビットコインアドバイザー兼ソフトウェアエンジニアであるPierre Rochard氏は、先日、ツイッターにて、仮想通貨ビットコインの低コストかつ高速な決済システムとして注目されている『ライトニング・ネットワーク』(以下LN)を可能にするマイクロソフト・エクセルの機能拡張ソフト(プラグイン)を開発したと明かした。

LND(ライトニング・ネットワーク・Daemon)のノード・ソフトウェアはこらからエクセルの拡張機能の内部で動作する。

『neutrino』というこの拡張機能は、ユーザーがエクセルを使うだけで、LNによる入出金が可能となる。

ソフトウェアを使ったLNとは

Rochard氏によれば、『neutrino』とは、LNプロトコル上のソフトウェアソリューションとなるが、莫大なデータ量をパソコンにインストールしなくてはならない(所謂)フル・ノードなどの実装は必要無いという。

現在では、すでにいくつかのLN実装ソフトウェアが作られており、Rochard氏の『neutrino』は、LND(ライトニング・ネットワーク・Daemon)というβ0.5バージョンとなるそうだ。

一般ユーザー向けではない

一方で、Rochard氏はこの拡張機能ソフトを「万人受けではない」と説明した。

彼によると、いわゆる「パワーユーザー」というエクセル使用の熟練者向けに作った機能だという。

また、「9割以上の金融/会計ビジネスは、エクセルを使っている上で、決済にも活用している」とも言及した。

つまり、この新機能はビジネス向けのビットコイン決済の普及を向上させるための一つの「武器」となりえるかもしれない。

また、同氏は、このLND商品を10月末に公開すると明かしている。

LNシステムの実装が進む中で、すでに知られているソフトウェアに実用性の見込めそうな機能拡張を行う開発は、現状ネットトラフィックが高く、決済速度が遅いとされるビットコインの実用性向上と普及には、とても有意義な進歩と考えられ、ユースケースの拡大は、今後の仮想通貨において重要なプロセスの一つとなるだろう。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

CoinGateがライトニングネットワークを使ったビットコイン高速決済を4,000の事業者に拡大
リトアニアの仮想通貨決済サービスCoinGateが、ライトニングネットワークを使った高速な決済の提供を開始。同社は控えめにコメントをしたが、マイクロペイメントの普及に向けた大きな一歩となると思われる。
半年間で25倍の成長率に:ビットコインのライトニングネットワークが順調に拡大
ビットコインライトニングネットワークの専門検索、分析サイトである「1ML」にて、ネットワークキャパシティが100BTCを上回り、ノード数、チャネルともに前月比で大幅上昇。順調に拡大中であることが明らかになった。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
09:10
イーサリアム、2026年の主要アップグレードで並列処理とプライバシー機能強化へ
仮想通貨イーサリアムが2026年に2つの大型アップグレードを計画している。Glamsterdamは並列処理とガスリミット拡大で性能向上を、Hegotaはプライバシー保護と検閲耐性の強化を目指す。
07:45
BNBチェーン、Fermiハードフォークを1月14日実施へ 
BNBチェーンが2026年1月14日にFermiハードフォークを実施する。ブロック間隔を750ミリ秒から450ミリ秒に短縮し、時間依存型アプリケーションへの対応を強化する予定だ。
07:00
プーチン大統領「米政府はザポリージャ原発でのマイニングに関心」
プーチン大統領は、ウクライナにあるザポリージャ原子力発電所で仮想通貨のマイニングを行うことに米政府が関心を持っていると述べたことがわかった。今後の和平交渉に注目が集まる。
06:35
米政府、1月末に再び閉鎖の可能性浮上 仮想通貨市場構造法案の審議に影響も
米政府が1月末に再び閉鎖される可能性が浮上した。再び発生すれば1月に審議入りが予定されている最重要な仮想通貨市場構造法案の議決がさらに延期されてしまう。
06:05
アーサー・ヘイズ氏がDeFiトークン買い増し、3億円以上のLDOとPENDLE
著名投資家アーサー・ヘイズ氏が185万ドルのLDOトークンと97.3万ドル相当PENDLEトークンを追加購入した。イーサリアムを売却して割安なDeFiトークンへの買い増しを加速。
05:50
バイナンス傘下トラストウォレットの10億円不正流出、CZ氏が全額補償を表明
バイナンス創設者のCZ氏が同社傘下のトラストウォレットのハッキング被害について10億円以上の全額補償を表明した。ブラウザ拡張機能の脆弱性が原因で、内部関係者の関与が疑われている。
12/26 金曜日
18:02
Aave、ブランド資産移管案を否決 DAOガバナンスの課題浮き彫りに
Aaveのブランド資産移管提案が26日のSnapshot投票で否決。反対55%、棄権41%、賛成わずか3.5%。CoW Swap手数料問題が発端となった所有権紛争は、DeFiガバナンスの構造的課題を浮き彫りに。
18:00
仮想通貨の税制改正大綱、押さえておくべき重要ポイントを専門家が徹底解説|Gtax寄稿
税制改正大綱で、暗号資産(仮想通貨)税制の大幅見直しが示されました。分離課税・3年間の繰越控除が導入される一方、対象となる「特定暗号資産」や取引形態には制限も。現物取引とデリバティブ取引の損益通算、ステーキング報酬の扱い、NFTの課税方式など、今後の制度設計を見据えて準備すべきことを公認会計士・税理士が詳しく解説します。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧