はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアム創業者ヴィタリック氏が自身の保有仮想通貨を公開・現ビットコイン相場に関する専門家の意見は?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

●BTCに米ドル4000ドルの壁

●Binance DEX本日公開を控えBNBが高騰

●有力経済紙が報じた現BTC相場の見解と重要ライン

●ヴィタリック氏が保有通貨を公開

仮想通貨市況

仮想通貨市場は20日、ビットコインが2日間続く上昇相場の流れを維持し、大きく反落することなく高値水準を保っている。bitFlyer建では一時44万円(19日21時)を上回り、20日7時時点では43.5万円の前日比1.8%高で推移している。

ただ、米ドル建ての重要ライン4000ドルに差し掛かるタイミングとなっており、同ラインが現在の主要レジスタンスラインになっている。

1年続いた弱気相場の影響で下落率が顕著になったことから、淘汰が明確に意識され始めた現状、時価総額の低い通貨への買いは未だ弱い状況にあるものの、時価総額20位あたりを超える主要銘柄にはビットコインの上昇率を上回る通貨も目立ち始め、全面高を記録している。

時価総額上位で前日比10%高を超える価格まで高騰しているBNBは、先日CoinPostでも報道した、本日20日に待望の独自チェーン「Binance Chain」と分散型取引所「Binance DEX」のローンチを控えていることが価格に影響した。

Binanceの実力から、同社が提供する分散化された取引所の提供は、仮想通貨市場全体に影響を与える可能性も大きく、バイナンストークン(BNB)の新たなユースケースになる点にも大きな注目が集まっている。なお、日本時間20日未明に、公開まで24時間を切ったことを発表している。

ビットコイン

28日より堅調に推移するビットコインだが、現状で注意したい点として、短期間で急騰したことで上昇した「RSI」が、bitFlyer4時間足で、過熱感を示す80%を大きく超え、昨年8月来の90%に到達した事が挙げられる。

短期的に見ると、一時的に調整が行われる可能性は十分にあり、過熱感の落ち着きを見て再度上値を試す動きをみせるか、一時的に下落に転じるか、今後の動きには注意したい。

RSIとは

投資家の心理状況を表す為に考案されたテクニカル指標。このRSIの数字が高いと「買われ過ぎ」、低いと「売られ過ぎ」となり、相場の強弱を教えてくれるテクニカル指標で、株式の世界では、一般的には70%以上だと買われ過ぎ、30%以下になると売られ過ぎと言われてる。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

より詳しい内容は昨夜に公開した仮想通貨市況からご覧になれます。

ビットコインは週足MACDゴールデンクロス、急騰したリップルには海外勢の高い関心|仮想通貨市況
高騰中の仮想通貨ビットコインの好材料と指標を分析。急騰したリップル(XRP)では、SBI北尾氏インタビューに海外勢の関心も。また、米大手投資コンサルが機関投資家の市場参入に言及した。

では、海外の専門家や経済紙はどのように見ているかを見ていく。

Bloomberg紙

今回のビットコイン高騰を報じたBloomberg紙は、高騰の要因として、JPモルガンが発表した独自仮想通貨「JPMコイン」の発行を挙げた。

「JPMコイン」は、一般利用される仮想通貨ではなく、度々ビットコインやXRPなど、既存の通貨と比較した違いが議論の対象になったものではあるが、これまでCEOのデイモン氏が仮想通貨に懐疑的な姿勢(ビットコインは詐欺などの発言)をとっていた事を踏まえ、分散型技術を用いた通貨の発行が、業界の後押しになったと見ているようだ。

eToroのアナリストMati Greenspanの言葉を引用し、JPMコインが、デジタル通貨ではなく、分散型技術を用いた”仮想通貨”と掲載されたことが、重要である点を強調している。

また、Bloombergが用いるGTI VERA Convergence Divergence指標が2ヶ月ぶりにプラスに転じたことに言及している。

GTI VERA Convergence Divergenceは、トレンドの転換点を特定する際に用いられる指標で、Volatility Explosion Relatively Adjusted theoryという理論に基づいて、移動平均線を基準として計算されたテクニカル指標MACD(移動平均収束拡散手法)によって算出されている。

昨日、CoinPostでもトレンド系のテクニカル指標「MACD」が、上位足の週足でゴールデンクロスしたことを報じているが、他のトレンド転換指標上でも、昨年の下落以降初めてとなる転換ポイントを示していることが明らかになった。

英Independent紙

英Independentも、ビットコインの上昇について、報じた有力経済紙の一社だ。

Independent紙はアナリストの言葉を引用し、まだ弱気相場を脱却したとみるのは時期尚早だと見ているようだ。

仮想通貨界隈からのポジティブなセンチメントが広がっていることで、仮想通貨市場の時価総額は24時間でおよそ80億ドル(8800億ドル)も上昇し、昨年4月以来となる360億ドルに到達した。

しかしビットコイン価格が心理的な重要ラインである5000ドルを超えない限り、まだ弱気相場は続きそうだ。

と5000ドルのラインが、今後のトレンド転換ポイントになり得ると言及した。

なお、現在のビットコイン価格は3900ドル付近で推移しているため、5000ドル到達までには、米ドル建てで1100ドル、日本円建てで約12万円の上昇が必要となる。

イーサリアム創業者ヴィタリック氏の保有仮想通貨資産が明らかに

イーサリアムの創業者として、仮想通貨業界では知らない人がいないヴィタリック氏だが、reddit上で行われたAMAイベントにて、イーサリアムの開発へのコミットだけではなく、投資においてもイーサリアムネットワークに貢献している点を強調した。

イーサリアムの考案者としてイーサリアムを大量に保有しているとしたブテリン氏だが、今回明らかにしたイーサリアム以外の保有銘柄は以下の通りである。

  • ビットコイン(BTC)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • ドージコイン(DOGE)
  • ゼットキャッシュ(ZEC)
  • カイバーネットワーク(KNC)
  • オミセゴー(OMG)
  • メイカー(MKR)
  • オーガ(REP)

上記の通貨の総比率は、ブテリン氏のETH保有量の10%以下であるとされている。要するに90%はイーサリアムで保有しており、イーサリアムネットワークへの貢献を強調した格好だ。

またそのほかにもClearmatics社とStarkware社の株式も保有していると説明し、いずれもブロックチェーンの関連企業である。

多くのイーサリアムを保有しているとされるブテリン氏はだが、過去にETH保有量は全流通量の0.9%を超えたことがない点をツイッター上で説明している。

▶️本日の速報をチェック
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者12,000名突破。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/02 日曜日
06:58
日本国内の大手暗号資産(仮想通貨)取引所・交換業者について、利用者の口コミ評価や上場して欲しい銘柄情報を集めたページです。 暗号資産の取扱いを開始している1種会員(日本暗号資産…
11/01 土曜日
13:50
ステーブルコイン覇権争い激化 テザーが過去最高益、USDCは機関投資家採用加速
ステーブルコイン最大手テザーが2025年第3四半期報告書を公表し年初来利益が100億ドルを超えたことを明らかにした。米国債保有額は1350億ドルに達し国別ランキング17位相当。
13:20
仮想通貨市場の現状、センチメント冷え込み=CryptoQuant分析
CryptoQuantがビットコインとイーサリアムの週間市場レポートで投資家の慎重姿勢を指摘した。現物ETFや先物ベーシスなどの指標から市場のセンチメントが冷え込んでいると述べる。
10:20
イオレがSBI VCトレードと提携、ビットコイントレジャリー事業強化へ
イオレがSBI VCトレードと提携し、法人向けサービスを活用したビットコイン取引・保管・運用を開始した。Neo Crypto Bank構想の実現に向けSBIグループとの初の具体的連携となる。
09:50
チェンジHD、JPYCで地方創生へ ふるさと納税・インバウンド決済に円ステーブルコイン導入検討
チェンジホールディングスが日本円ステーブルコインJPYCを活用した地方創生に着手する。「ふるさとチョイス」での決済導入検討やインバウンド事業での実証実験を計画している。
09:20
欧州中央銀行がデジタルユーロ開発加速、2029年導入目指す
欧州中央銀行が中央銀行デジタル通貨(CBDC)デジタルユーロの開発を次段階に進めることを決定した。2027年にパイロット実験を開始し、2029年の正式導入を目指す。
07:40
ビットコイン、サトシ・ナカモト執筆のホワイトペーパー公開から17周年に
仮想通貨ビットコインは10月31日、ホワイトペーパー公開から17周年を迎えた。SNSでは祝福の声が投稿されており、コインベースのCEOは、1つのPDFが世界を変えたとコメントしている。
07:30
米連邦控訴裁、仮想通貨銀行カストディアのマスターアカウント請求認めず
米連邦控訴裁判所が仮想通貨銀行カストディアに対するFRBのマスターアカウント拒否を支持した。裁判所はFRBがアクセスを認めるかどうかの裁量を持つと判断し、地方裁判所の判決を支持した。
06:45
コインベースが民主党議員の政治献金批判に反論 、「中立的活動」と主張
仮想通貨取引所コインベースが民主党マーフィー上院議員からの政治献金批判に公開反論した。同社幹部は仮想通貨業界PAC活動が非党派的で企業献金は歴代政権で標準的慣行だったと説明。
06:10
ストラテジーのセイラー会長、ビットコイン企業買収に消極姿勢
ストラテジーのセイラー会長が他のBTCトレジャリー企業の買収に関心がないことを明らかにした。不確実性が多く時間がかかることを理由に挙げ、デジタルクレジット販売とビットコイン購入に注力する方針だ。
05:45
カナン、日本の電力会社と契約 ビットコインマイニングで送電網安定化図る
BTC採掘機器メーカーカナンが日本の大手地域電力会社とマイニングサーバー販売契約を締結した。水冷式アバロンサーバーで送電網バランシングとエネルギー効率最適化を実現し、2025年末に稼働開始する予定だ。
10/31 金曜日
18:45
American Bitcoin CEOが語る、環境配慮型マイニングの未来|独占インタビュー
American BitcoinのMichael Ho CEO独占インタビュー。ビットコインマイニングの60%以上が再生可能エネルギー由来という実態や、トランプファミリーとのビジネス関係、日本市場への期待について詳しく聞く。
18:41
万博ウォレットがリニューアル、JPYC対応開始&総額1億円配布へ
EXPO2025デジタルウォレットが「HashPort Wallet」としてリニューアル。JPYC対応を開始し、総額1億円プレゼントキャンペーンを開催。Ethereum・Polygon対応も。
18:33
SBIホールディングスが上半期で過去最高益 暗号資産事業は堅調・Web3戦略を本格化
暗号資産事業も堅調 SBIホールディングス株式会社(東証プライム:8473)が31日に発表した2026年3月期第2四半期(2025年4〜9月)連結決算は、純利益が前年同期比3….
16:59
ゲーム会社gumi、子会社で予測市場サービスの事業化を検討
gumiが子会社gC Labsで予測市場サービスの事業化検討を開始。AIとブロックチェーンを活用し、政治・経済・エンタメなど幅広いテーマで集合知を生成。海外で急成長するPolymarketを参考に、日本での新市場創出を目指す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧