- バイナンスのICO第3弾も無事完売
- 大手仮想通貨取引所バイナンスのICOプラットフォーム「Binance Launchpad」で3回目のトークンセールが実施され、約4.4億円相当のCELRトークンが開始から17分で完売した。スケーリングプラットフォーム「CELER」のトークンはこれまでで最高の購買需要を見せたとCEOのCZ氏は述べている。
バイナンスのトークンセール第3弾、開始17分で完了
大手仮想通貨取引所バイナンスのICOプラットフォーム「Binance Launchpad」にて19日、約4億円相当の仮想通貨「Celer」のトークンセールが無事完了したことが発表された。
「バイナンス・ローンチパッド」で行われたトークンセールは1月、2月に続き今回で3回目で過去最大の購買需要が見られている。
#Binance Launchpad: @CelerNetwork Token Sale Resultshttps://t.co/xDL1oD4y2I
— Binance (@binance) 2019年3月19日
「Celer」は送金やスマートコントラクトにおけるオフチェーン取引の提供を目指すレイヤー2のスケーリングプラットフォームだ。
同プラットフォームのトークンセールは日本時間19日午後11時に開始され、400万ドル分(約4.4億円)に相当する597,014,925CELRが17分35秒で完売したことがバイナンスの公式発表で明らかとなっている。
バイナンスのCEOであるCZ氏は今回のトークンセールには「最も購買需要が高かった」と説明しており、購入を試みた39003人の中から実際にCELRトークンを購入できたのは約8%の3129のみだったと明かした。
still had capacity/caching issues with this "upgraded" version. Will keep working on it for a better experience in the future.
— CZ Binance (@cz_binance) 2019年3月19日
STATS: 39003 people tried to buy, 3129 people got some. 35000 people will be somewhat unhappy. pic.twitter.com/opJnNOeuhA
前回からアップデートされたバージョンでもキャパシティ・キャッシュの問題が見られた。
統計:購入したかったのは39003人、購入できたのは3129人。35000人はやや不満だろう。
バイナンスは今年に入ってから独自の仮想通貨トークンセールプラットフォーム「バイナンス・ローンチパッド」を始動させており、前回のFET、第一回のBTTなども開始直後に完売が相次いでいた。
ローンチパッド上では仮想通貨の普及を促進させるプロダクトを既に有しているプロジェクトが資金調達のために利用されている。
日本時間19日に行われたCELRのセールでは1BNBで2,303CELRの購入が可能な仕組みになっており、最低2985CELR、最大で223,880CELRまで購入できるとトークンセール前に発表されていた。
米ドル換算で最低購入価格は20ドル、最高価格は1500ドルまでに設定されており、完売したCELRトークンの総額はおよそ400万ドル、約4億4千万円相当に当たる。
90%以上が実際にトークンを購入できなかったためユーザーからは苦情が殺到しているバイナンスだが、ある意味バイナンスの人気度を表しているとも言えるだろう。
ユーザーからのコメントに対応する中で、CZ氏は今後このような問題に対処する手段として違うアプローチを取る可能性も示唆した。
We *may* try a different approach next time, a BNB holding allocation model. Still thinking about it…
— CZ Binance (@cz_binance) 2019年3月19日
もしかしたら今後BNB保有分配モデルなど、異なるアプローチを試すかもしれない。
まだ検討中だ。
仮想通貨の熱狂がピックだった2017年と比べ、弱気相場が続き相場の変動性も落ち着きを見せ、各国のICO規制も強まったことからICOの波は完全に過ぎ去った感があるが信頼度の高いバイナンスが実際にプロダクトを有しているプロジェクトのトークンセールを行なっていることは業界における新たな動きである。
現段階ではまだ次のトークンセールに関する情報が明らかにされていないが、次のトークンセールにも再び注目が集まるだろう。
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