- BitMexのCEOが価格大幅回復を予想
- 仮想通貨取引所BitMexのCEOであるArthur Hayes氏は、今年ビットコイン価格は1万ドルにまで回復すると予想し、そのための鍵として、連邦準備制度理事会と中国の経済政策の二つを挙げた。
- ドットチャートとは
- 米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に公表される政策金利の見通しのこと。
BitMEXのCEOが価格回復を予想
大手仮想通貨信用取引所BitMEXのCEOであるArthur Hayes氏は、今月22日、同プラットフォームにて今年のビットコイン価格の予想を投稿している。
Hayes氏は、今年の第4四半期(10〜12月)初め頃に価格は回復に向かうとし、以下のように語った。
2019年の価格は乱高下すると思われるが、市場は1万ドル(約109万円)に向け回復していくだろう。
これは重要な心理的障壁だ。
中略
1,000ドルから10,000まで価格が上昇するまでに、11ヵ月かかったが、10,000ドルから20,000ドルにまで急騰し、再び10,000ドルに戻るまでは一か月もかからなかった。
回復に向かうのカギとは
同氏は、これら価格回復につながる重要な要素として、以下の二つの金融政策を挙げている。
- FEDのバランスシートの拡大
- 中国の経済政策
FEDのバランスシートの拡大に関し、Hayes氏は以下のように述べている。
連邦準備制度理事会(FED)は、S&P 500 (SPX) における20%の相場修正に耐えることができなかった。
最近のFED議事録では、ドットチャートが2019年の終わりまで上昇すると示しており、FEDは第3四半期には再投資を始めるだろうとしている。FEDのバランスシートが拡大するまで、そう長くはない。
次に、中国の経済政策
中国経済は債務の積み上げによる資産投資を見直し、リバランスを図らなければならないが、習政権としては、そうした痛みの伴う変革を行いたくないため、与信の伸びを抑える動きは全て跳ね返されるだろうと同氏は予測している。
上述した経済的な変化が、再び価格回復に向かうための、きっかけになるとしている。
また同氏は、「仮想通貨は、愛を感じられる最後の資産クラスだ。しかし、多くの人が一瞬で、大きな損失を出してしまったことから、FOMOが市場に戻るまでには時間がかかるのだろう。」
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