はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

英金融規制当局「ビットコインは規制対象にならない」 仮想通貨のガイダンスを改定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

英FCA、ビットコインを始めとするエクスチェンジトークンは規制対象とならないと公表
イギリスの金融行動監視機構(FCA)は、仮想通貨・セキュリティトークンへに関するガイダンス改定を発表し、ビットコインなどのエクスチェンジトークンは、FCAの規制の対象ではないとの見解を示した。

英FCAが仮想通貨で規制緩和の意向示す

イギリスの金融行動監視機構(FCA)は、仮想通貨・セキュリティトークンへに関するガイダンス改定を発表し、ビットコインなどのエクスチェンジトークンは、FCAの規制の対象ではないとの見解を示した。

英金融行動監視機構(FCA)とは

FCAは、2013年に英国でツインピークス体制と呼ばれる金融監督体制移行のもと誕生、金融機関の監督を行なってきたFSAが健全性規制機構(PRA)と金融行動監視機構(FCA)に分割された。日本の金融庁と類似した立ち位置となる。

今回のガイダンス改定は、1月に発表された改定案を踏襲するものであり、概ね大きな変更点はなかった。要点としては、セキュリティトークンについて、FCAの規制対象として定義づけが明確になされた点のほか、ビットコインを始めとするエクスチェンジトークンについては、FCAの規制対象とならない意向を示した点である。

FCAの方針として、「(有価証券に該当する)セキュリティトークンや電子マネートークン以外のトークンは、規制対象にならない」という意向が明確に発表されるに至った。

FCAが昨年発表した「クリプトアセットに関するガイドライン」は、クリプトアセットの取引が既存の法規制に準拠するように改定されたものである。今年1月に改定案が提案され、約90のステークホルダーのフィードバックを元に、最終案が4月にまとめられた。

FCAは、以下の4種類の仮想通貨について定義づけを行い、規制対象の可否を明示した。

  • セキュリティトークン:「現物出資」として分類されるため、FCAの規制対象となる。今後、全てのセキュリティトークンの保有者は、取引に際しFCAへの申請・許可取得が必要になる。
  • ユーティリティトークン:凡その事例において、FCAの規制対象に該当しない。ただし、電子マネーとして分類されるべきか、定義が曖昧な場合も往々にしてあるため、ケースバイケースで対応すべきとしている。
  • ステーブルコイン:ステーブルコインは、一般的には電子マネーの扱いとして見なされるため、FCAの規制対象となる。
  • エクスチェンジトークン:ビットコインなどがエクスチェンジトークンに該当するが、FCAの規制対象に該当しないと公表している 。

尚、前回のガイダンス改定時に要点となったデリバティブ取引については、今回は特に変更点は発表されていない。

今回のガイダンス改定では上記4種類の仮想通貨について規制対象の可否が明らかになったが、定義づけが比較的曖昧なユーティリティトークンや、開発される新種類の仮想通貨について、どのような対応がなされるかが今後の論点になると予測される。

CoinPostの注目記事

「米国がビットコインの禁止を望んでもできない」米国会議員が非中央集権制に言及
米上院議員が公聴会にて、仮想通貨が地域限定の技術ではないため、米政府が禁止しようとしても失敗する結末になる可能性が高く、禁止すべきではないと言及したことがわかった。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/10 木曜日
15:47
経産省、総額2億円の懸賞金事業で「ブロックチェーン×量子コンピュータ」などの革新的ソリューションを募集開始
経済産業省は課題解決型懸賞金事業「NEDO Challenge」を通じて、ブロックチェーンと量子コンピュータを融合したテーマなど複数の課題に対し、最高4000万円を含む総額2億円の賞金を用意した。募集期間は6月16日までで、日本に拠点を持つ法人・個人・グループが応募可能。
13:45
米国ステーブルコイン規制、上下両院で加速 トランプ政権が8月までの成立に意欲
トランプ政権の強力な支持を背景に、米国でステーブルコイン規制の法制化プロセスが加速している。二つの異なる法案が上下両院の本会議での審議に進んでいるが、相互両案が統合されることで、今年中の成立も視野に入ってきた。
13:20
OpenSea、NFT市場は証券規制対象外と主張 SEC仮想通貨タスクフォースに書簡提出
大手NFTマーケットプレイスのOpenSeaが、SECのピアース委員に書簡を提出。NFTは主に収集品・芸術品の非証券であり、マーケットプレイスは証券取引所に該当しないと主張している。
12:31
ストラテジー社が大量保有するビットコインの売却リスク懸念について分析=beincrypto
トランプ関税ショックの暴落に伴い、株価の急落していた米ストラテジー(マイクロストラテジー)をめぐり、同社が大量保有する仮想通貨ビットコインの売却リスクの噂が再浮上した。SEC文書や専門家分析をもとに、実際のリスクとその背景、今後起こりうるシナリオをわかりやすく解説。
11:50
ビットコインなど仮想通貨相場大幅反発、トランプ関税緩和で投資家心理が急改善
歴史的暴落を招いたトランプ関税を巡り、75カ国以上に対する関税の一時停止を発表したことを受け、ビットコインは前日比8.9%高の82,350ドルまで急騰した。米上院でSEC新委員長ポール・アトキンス氏の承認も可決され、規制環境改善への期待も高まる。
10:35
米関税下のBTCのメリットと投資家が注視すべき指標、VanEck幹部が指摘
VanEckの幹部は、米トランプ政権の関税措置によって貿易戦争激化の懸念が高まる中で、仮想通貨ビットコインは存在感を高めているとの見方を示した。ロシアや中国の動向などを挙げ、その根拠を説明している。
09:55
米ブロック社、ビットコイン財務戦略向けのオープンソース・ツールを公開
ジャック・ドーシー率いるブロック社が企業のビットコイン財務管理を効率化するオープンソースツールを発表した。企業によるビットコイン保有のハードルを下げることを目指す。
08:45
ビットコイン150万円幅急騰、トランプ関税90日停止を好感|仮想NISHI
仮想通貨ビットコイン、トランプ大統領が相互関税の大部分を90日間停止すると表明したことを受け、24時間比で一時約150万円幅の急騰となった。9日のダウ工業株30種平均も前日比で2962ドル高と過去最大の上げ幅を記録した。
08:00
イーサリアム現物ETFのオプション取引を初めて承認、米SEC
米証券取引委員会が現物イーサリアムETFのオプション取引を承認。ブラックロック、Bitwise、Grayscaleの各ETF商品が対象。仮想通貨市場の成熟化と機関投資家の参入拡大に向けた重要な一歩となった。
07:10
イーサリアム、85%の期間でビットコインのパフォーマンスを下回る
仮想通貨イーサリアムはこれまで85%の期間においてビットコインのパフォーマンスを下回っているというデータが公開された。有識者が主な要因を指摘している。
06:55
米上場のXRPレバレッジETF、初日7億円超の出来高達成
XRPの2倍レバレッジETF『XXRP』がNYSEアーカに上場初日で500万ドルの出来高を達成。新規ETF上場の上位5%に入る好成績を記録。同時にXRPは13%上昇し2ドル水準を回復した。
06:25
ビットワイズCIOが見解、トランプの関税政策がドル弱体化を促進しビットコイン価格の追い風に 
トランプ政権がドルの基軸通貨としての地位を犠牲にしてもドル安を推進、世界経済の再編がビットコインの価値向上につながると米ビットワイズCIOが分析。年末20万ドル予測は維持。
05:55
仮想通貨関連株が大幅反発、トランプ関税90日間停止を受け
トランプ大統領が75カ国以上に対する相互関税を90日間停止し関税率を10%に引き下げる一方、中国への関税は125%に引き上げ。市場は急反発し、ビットコインは7%上昇、Strategy社株は24%高、Coinbaseは16.8%高。
04/09 水曜日
18:00
ビットコインをDeFiで運用 WBTCのメリット・買い方、運用法まで徹底解説
WBTC(Wrapped Bitcoin)はビットコインをイーサリアム上で運用できる暗号資産(仮想通貨)です。メリットや買い方、リスクを初心者にもわかりやすく解説します。
13:45
メタプラネットやAIフュージョン、国内ビットコイン保有企業の株価が大幅安
メタプラネットとAIフュージョンが4月9日に大幅安。両社のビットコイン追加購入にもかかわらず、価格下落による含み損懸念から売り圧力。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧