- CoinGecko、新たな「信用スコア」で透明性を強化へ
- CoinGeckoは、出来高水増しなどの問題に対応し、仮想通貨取引環境の透明性を強化するため、仮想通貨取引所を評価する「信用スコア」を導入した。トップ10の取引所スコアも公開している。
CoinGecko、新たな「信用スコア」で透明性を強化へ
仮想通貨ベンチマーク企業CoinGeckoは仮想通貨取引環境の透明性を強化するために、仮想通貨取引所を評価する新たな「信用スコア」にアップグレードした。
CoinGeckoの公式発表によると、新た評価システム「信用スコア 2.0」では、取引所のAPI技術カバレッジ・業務規模・仮想通貨の準備金・規制コンプライアンスとの4つの要点を従来のシステムに加えている。
1から10まで「十段階スコア」で評価するシステムとなっており、最新の「信頼できる」取引所トップ10は以下のようになっている。(現在ベータ版)
CoinGeckoは今年の5月に「信用スコア 1.0」を導入した。同社は、取引所が行う出来高の水増しなどの問題で、単なる出来高で取引所の規模と信用度を評価することは業界を正確に反映できないことを導入の理由としている。
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同じ大手ベンチマークのCoinMarketCapも、取引所の評価を再審査するために、11月12日に新たな評価基準を導入予定だ。
さらに、同業者であるCryptoCompareは8月に、信用度の低い取引所が依然として市場の大半を占めている現状に関する報告書を発表。ベンチマーク企業による審査・評価の透明性向上によって、よりクリーンな業界が実現することで、信頼できる金融業界としての立ち位置が確立するだろう。