はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

国際決済銀行 中央銀行デジタル通貨発行でスイス中央銀行と協業

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

中央銀行のデジタル通貨発行へ研究を推進
欧州中央銀行など26カ国の中央銀行の役員からなる国際決済銀行(BIS)が、中央銀行のデジタル通貨発行に向けて、スイスの中央銀行と協業。分散型台帳技術の利用から実際の運営まで、実践的な研究を進める。

中央銀行のデジタル通貨発行へ研究を推進

欧州中央銀行など26カ国の中央銀行の役員からなる国際決済銀行(BIS)は現地時間8日、スイスのイノベーションハブセンターの運営において、同国の中央銀行であるスイス国立銀行と協業する契約を締結した。

本センターは、中央銀行に影響を与える技術の動向について研究を進める。グローバルな決済機能を向上させ、中央銀行の専門家のネットワークにおいて、イノベーションの中心になることを目指す。本センターは最初のフェーズとして、香港とシンガポールにも設立された。

スイスのセンターでは、まず2つのプロジェクトについて研究を進める。1つ目は、中央銀行発行のデジタルマネーに関する分散型台帳技術を使ったインフラへの統合である。中央銀行のデジタルマネーは、金融機関同士で実施されるトークン化した資産の決済を円滑化することを目的とする。このプロジェクトは、スイス証券取引所を運営するSIXグループも参加するという。

2つ目のプロジェクトは、ペースの速い電子市場を中央銀行が効率的に追跡・監視できるようにすることだ。金融市場の自動化や新しい技術の利用によって必要とされる要件などを調べるという。

BISのゼネラルマネージャーAgustín Carstens氏は今回の発表で、「BISが約90年拠点にしてきたスイスで本センターの活動を開始できることを誇りに思う。スイスはイノベーションの中心だ。競争力も高く、確立された経済圏がある。またテクノロジーに特化した研究機関の設立も強化している」と自信を見せた。

スイス国立銀行の運営部門のトップThomas J. Jordan氏は、同銀行が金融部門のデジタル化や技術革新に長期間取り組んできたことを強調している。「長年培ってきた専門知識を活かし、BISや他国の中央銀行と協業できることを楽しみにしている」と語った。

参考資料 : 国際決済銀行

CoinPostの関連記事

スイス証券取引所、BTC/ETHで組成する仮想通貨ETPを上場
スイス証券取引所に、現物のビットコインとイーサリアムに裏付けられるバスケット型ETPが新たに上場した。現仮想通貨市場の約75%に相当する資産に投資できる商品として取引を開始する。
仮想通貨リブラの文書「非常に曖昧」 スイス中銀が提出書類に懸念表明
スイス中銀の副会長は、フェイスブック社が公表したリブラに関する書類について「非常に曖昧だ」と指摘、現時点でプロジェクトの完全な分析をすることは難しいと主張した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
18:50
モブキャストHD、ソラナ投資に5億円を投じる計画
モブキャストHDは暗号資産事業への本格参入を決定し、ソラナ(SOL)購入に向け5億円を投資する計画を発表。ステーキング収益も視野に入れる。
18:30
リップル、南アフリカでカストディ事業強化 金融大手アブサバンクと提携
リップルは南アフリカのアブサ銀行と提携し、アフリカで初の大手カストディパートナーを獲得。デジタル資産の安全な保管と事業拡大を進めます。
17:55
イーサリアムFusakaアップグレード、テストネットSepoliaで有効化 12月メインネット実装へ 
イーサリアムの次期アップグレード「Fusaka」が10月14日、テストネットSepoliaで稼働開始した。PeerDAS技術により処理負担を大幅軽減し、取引速度を最大12,000件/秒まで向上。12月のメインネット実装に向けて段階的にテスト展開中。年内2度目の大型アップグレードでスケーラビリティをさらに強化へ。
17:28
コインチェックグループ、機関投資家向け事業を強化
Coincheck Groupが仏Aploの買収を完了し、国内では事業法人向けクリプト・トレジャリー支援を開始。海外と国内の両面で機関投資家向け事業を拡大する。
17:19
コインベース、インド大手の仮想通貨取引所CoinDCXへ投資 評価額3700億円相当
米暗号資産取引所大手コインベース・グローバルが、インドの暗号資産取引所CoinDCXに追加出資。投資後の企業価値は24.5億ドルと評価される。この出資はCoinDCXが今年7月にハッキング被害に遭った数カ月後。コインベースはインドと中東地域での事業拡大を目指す。
15:00
ブラックロックCEO、資産トークン化を次の成長戦略に 620兆円市場狙う
ブラックロックのラリー・フィンクCEOが、不動産から株式・債券まであらゆる資産のトークン化を次なる成長戦略と位置づけた。世界のデジタルウォレットに保管された約620兆円の資金に着目し、ETFのトークン化を視野に入れている。
14:15
ソルメイトが75億円相当ソラナを購入、キャシー・ウッドのアークが主要株主に
ナスダック上場のソルメイト・インフラストラクチャーがソラナ財団から75億円相当のSOLを15%割引で購入。米大手ヘッジファンドアーク・インベストが11.5%の同社株を保有している。
13:45
バイナンス、仮想通貨の上場費用告発を否定
バイナンスはリミットレス・ラボのヘザリントンCEOがトークン供給量の8%要求を告発したことに対し、虚偽で名誉毀損的だと反論。取引所は上場手数料を請求していないと表明した。
13:20
ニューヨーク市、全米初の自治体仮想通貨専門局を設立
ニューヨーク市のアダムス市長が行政命令に署名し、全米初となる自治体の仮想通貨・ブロックチェーン局を設立した。モイセス・レンドン氏が局長に任命され、責任ある仮想通貨の利用を促進する。
11:40
バイナンス、韓国への再進出なるか 当局がGopax買収で二年半ぶりに審査再開=報道
韓国当局が仮想通貨取引所バイナンスのGopax買収審査を約二年半ぶりに再開したと伝えられる。米国での訴訟取り下げが背景で、今年中の役員変更承認の可能性もある。
11:25
テザー、セルシウス破産管財団に約450億円和解金支払う
ブロックチェーン・リカバリー・インベストメント・コンソーシアム(BRIC)は、テザーがセルシウスネットワークの破産管財団に約450億円を支払ったと発表した。2024年8月に提起した訴訟が和解に至った。
10:40
ウィズダムツリー、ステラ(XLM)ETPを欧州市場で上場
米ウィズダムツリーがステラブロックチェーンのネイティブトークンであるXLMに投資できるETPを欧州で立ち上げた。現物裏付け型で管理報酬は0.50%と欧州最低水準となる。
10:25
米カリフォルニア州、休眠仮想通貨の強制清算を阻止する法案成立
米カリフォルニア州で休眠仮想通貨の自動清算を禁止する法案が成立。現物のまま州政府に移転され所有者は価格上昇時に恩恵を受けられるようになる。
10:20
イーロン、ビットコインのエネルギー基盤構造を評価
イーロン・マスク氏は、仮想通貨ビットコインは法定通貨で見られる増刷による価値低下に耐性があるとの見方をXに投稿。最近はマスク氏がビットコインに言及するのは珍しい。
08:00
S&Pグローバル、チェーンリンク経由でステーブルコイン評価を提供開始
S&Pグローバルがチェーンリンクと提携し、ステーブルコイン安定性評価をブロックチェーン上で提供すると発表した。格付け機関の評価がスマートコントラクトで直接利用可能になるのは業界初となる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧