はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

中国共産党の機関紙「人民日報」、ブロックチェーン・仮想通貨で社説掲載

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

人民日報、ブロックチェーン・仮想通貨で社説

中国共産党中央委員会の機関紙「人民日報」が、ブロックチェーン技術に関する社説を公開した。

内容は、習近平国家主席のブロックチェーン技術を国家として推進する発言から、ブロックチェーン技術の概要。また、仮想通貨に関する関連性とその意見などを、端的にまとめた。

社説では、ブロックチェーンを中国の産業改革と経済改革を主導する技術であると紹介。概要では、不可逆性などの改ざん耐性やトレーサビリティなどの透明性のほか、スマートコントラクトのような自動履行の技術についても掲載された。

情報社会の現代における問題点である「情報の非対称性」を解消する手段にもなるとして、情報のインターネットを信頼性のあるインターネットに変える技術としても紹介された。

また、「ブロックチェーンの未来はすで来ている」としながらも、理性は保つ必要があるとした人民日報。仮想通貨に関する内容にも触れた。

仮想通貨とブロックチェーン技術は切っても切り離せない関係性であることは認識しているが、ブロックチェーンの技術革新は、仮想通貨への投機とは全くの別物であると表現。ブロックチェーンの名目で、価値を伴わない『エア通貨』の投機を防ぐ必要は十分にあると指摘した。

また、ブロックチェーン技術は、未だ早期の段階にあるため、違法取引やマネーロンダリング等、不正取引には、未だ政府の法的取締りが必要がある状況だと考えているという。

最後に、「中国にはすでにブロックチェーンインフラが設けられている国でもある。複数の大手IT企業もその技術や人材を有している。複数の地方政府はブロックチェーン政策を推進しており、中国はブロックチェーンの競争でリードする立場を取る条件が備わっている」、と世界に先行できる国になる自信を述べ、言葉を結んだ。

仮想通貨の必要性

中国がブロックチェーン技術を推進する中で、仮想通貨自体の必要性に疑問を投げかけた人物に、中国IT大手ANTのJiang Guofei副社長がいる。シナ財経のインタビューで明かした。

Guofei氏は、同社が企業間ネットワークを構築するコンソーシアム系のチェーンを採用したことを踏まえ、仮想通貨がなければブロックチェーンのインセンティブを作れないわけではないと発言。これまでに達成し辛かった複数企業で事業を行うことをブロックチェーン技術が可能にしており、商業的価値を共有することもインセンティブとして企業は考えることができると論じた。

実際に、仮想通貨を利用するパブリックチェーンではビジネス事例が乏しいのに対し、コンソーシアム系では商用のアプリケーションがすでに出てきているとした。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
07:05
個人マイナーがビットコイン採掘に成功、1億8000万分の1の確率を克服
極めて小規模な個人マイナーがわずか6TH/sのパワーでビットコインブロックの採掘に成功し、約26万5000ドル相当を獲得した。確率は1億8000万分の1で、近年最も幸運なソロ採掘となった。
06:25
トム・リー率いるビットマイン、初の配当実施もイーサリアム保有の含み損は6250億円超 
イーサリアム最大の企業保有者ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが11月21日、2025年8月期通期で純利益3億2816万ドルを計上し、大手仮想通貨企業として初めて配当を実施すると発表した。しかしイーサリアム価格下落で含み損は40億ドル超に達している。
06:02
金持ち父さん著者キヨサキ、3.5億円分ビットコインを売却し広告事業投資へ 以前の姿勢から一転
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏が11月22日、約225万ドル相当のビットコインを売却し、外科センターと看板広告事業に投資すると発表した。以前の「売らずに買い続ける」発言から一転した。
05:45
マイケル・セイラー、指数除外懸念に反論「ストラテジーはファンドではない」
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長は主要株価指数からの除外懸念に対し「我々はファンドではなく上場事業会社だ」と反論した。
11/21 金曜日
17:25
米ビットコインETF、1週間で大規模な資金流出が2回
11月20日、米ビットコイン現物ETFは9億300万ドル(約1,395億円)の純流出を記録し、史上2番目の規模となった。1週間前の記録を更新。ブラックロック、グレースケール、フィデリティの主要3ファンドで流出の大部分を占め、全ETFで純流入ゼロという異例の事態に。
16:38
予測市場が急成長 カルシ(Kalshi)が1500億円調達と報道も
予測市場カルシが2ヶ月で評価額2倍超の110億ドルで10億ドル調達。取引量は10月に過去最高の44億ドルを記録。競合ポリマーケットも120億〜150億ドルでの追加調達を協議中で、予測市場への投資が加速。
16:33
暗号資産(仮想通貨)の申告分離課税が実現したら?押さえておきたい税務のポイント|Aerial Partners寄稿
仮想通貨の申告分離課税が現実味を帯びてきた今、投資家が知っておくべき税制変更のポイントを解説。税率の一定化、損益通算、特定口座の導入可能性など、制度導入後の注意点と準備すべきことをわかりやすく紹介します。
16:10
CAICAテクノロジーズ、JPYC決済ソリューションの提供を開始
CAICAテクノロジーズが日本円ステーブルコインJPYCの決済ソリューション提供を開始。企業向けにコンサルティングサービスと決済モジュールを提供し、ステーブルコイン決済の導入を支援する。
16:03
ナッジ、ステーブルコイン決済・還元対応クレカ「HashPortカード」発行開始
HashPortとナッジが日本初となる後払い型クリプトクレジットカード「HashPortカード」を発行開始。ステーブルコインJPYCで決済・還元が可能で、利用額の0.3%をJPYCで還元。年会費無料、カード発行手数料2,500円。
15:44
金融庁が語る暗号資産規制改革の全貌──銀行参入、インサイダー規制、DEX対応の狙い|独占取材
金融庁独占取材。暗号資産規制の金商法移行について、銀行グループ子会社の参入、インサイダー取引規制導入、分散型取引所(DEX)対応の狙いを詳しく聞く。投資家保護と健全なイノベーション両立への取り組みを解説。
13:55
Bitcoin Core、史上初の公開セキュリティ監査をクリア 「重大な脆弱性なし」
ビットコインの基盤ソフトウェアBitcoin Coreが16年の歴史で初となる第三者セキュリティ監査を完了した。Quarkslabによる4ヶ月間の徹底調査で致命的な脆弱性は発見されず、300兆円規模のネットワークの安全性が裏付けられた。
13:30
金融安定理事会、ステーブルコイン監視強化を表明 G20サミット前に警告
金融安定理事会(FSB)のベイリー議長がG20首脳会議を前にステーブルコイン規制強化を表明。市場規模3000億ドル突破を受け、ECBも警戒。2026年作業計画で国際協力推進。
13:05
仮想通貨団体ら、税制改正などをトランプ大統領に要望
ソラナ政策研究所など65以上の仮想通貨団体がトランプ大統領に書簡を提出。税制の改善、規制の明確化、イノベーションや開発者保護の取り組みを求めた。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧