はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米FinCEN局長、仮想通貨取引に厳格なマネロン(AML)対策実施意向を示す

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

FinCEN局長の意思表明

米政府機関金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)の局長Kenneth Blanco氏は11月15日、仮想通貨業界においても厳重なマネロン対策を講じる意向を明らかにした。ロイター通信が報じた。

「トラベル・ルール」の適用

ニューヨークに拠点を置くブロックチェーン分析企業であるChainalysisが主催した会議で、Blanco氏はいわゆる「トラベル・ルール」が仮想通貨業界にも適用され、また政府も仮想通貨企業のルール遵守を要求すると語った。

トラベル・ルールとは、仮想通貨関連事業者による仮想通貨の送受金の際に、送り主と受取人の個人情報を記録、シェアすることを義務付けた厳格なグローバルスタンダードのことだ。

Blanco氏は「トラベル・ルールがCVCにも適用され、利用者もそれを遵守すること。我々の基準はそれだけだ」と発言している。

CVCとはconvertible virtual currenciesの略で、法律上認められた「法廷通貨」と代替されうる、規制が整備されていない仮想通貨を指す。

Blanco氏によれば、2014年以降、トラベルルールに関する違反が仮想通貨関連企業を中心に多く見られるているとしており、同規則が守られていない現状を危惧するとともに、徹底したルールの適用を強調した。

AML対策の適用範囲とは

去る10月、Blanco氏は米ジョージタウン大学で講演した際、マネーロンダリング対策法の主な目的について、取引に関わるユーザーの情報を集めることだと指摘していた。

「求められる情報は、ユーザーの名前、住所、口座番号、取引、受取人、および金額だけだ」と発言し、これらの情報を集めることはさほど難しいことではなく、匿名取引の危険性と情報を把握することの重要性を指し示した。

参考:ロイター

CoinPostの注目記事

FinCEN責任者、全ての仮想通貨関連企業にマネロン対策法の遵守義務がある
金融犯罪取締ネットワーク局長は、米Georgetown大学で「マネロン対策法は全ての仮想通貨関連企業に適用される」と述べた。匿名取引を可能にする仮想通貨決済システム導入企業を念頭においた発言の根拠は?
FinCEN、カジノに仮想通貨のマネロン対策を要求 不正の温床化を懸念か
米FinCENは、カジノ業界に対して仮想通貨を利用した違法行為への対策の必要性を強調した。疑わしい取引の報告義務の徹底などコンプライアンス強化を求めている。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/22 水曜日
11:25
イーサリアム『フサカ』、取引のガス上限を導入
イーサリアムは次期アップグレード「フサカ」でEIP-7825を導入し、1取引あたりのガス上限を約1678万に制限する。ホレスキーとセポリアで既に稼働しており、12月3日のメインネット実装を予定している。
10:50
イーサリアム元開発者が財団批判 ヴィタリックの影響力と支配層の存在を指摘
仮想通貨イーサリアムの元コア開発者シラージ氏がイーサリアム財団の体制を批判。ヴィタリック氏を中心とした支配層の存在や報酬格差を指摘し、ポリゴンCEOも不満を表明した。
10:50
「史上最大の金融包摂」USDTステーブルコイン、ユーザー数5億人達成
テザーのステーブルコインUSDTがユーザー数5億人を達成。時価総額1820億ドルでステーブルコイン市場の70%を占め、ケニアのKotani Payへの投資と米国向けUSAT発行を発表。CEOは「史上最大の金融包摂」と評価。
10:10
ビットコイン現物売り優勢で膠着、ゴールド・株高の中で独自の値動きに|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは横ばいの推移を続けている。日経平均株価が5万円に迫り、金も最高値圏にあるなかで、ビットコインのみが低調な動きを示している。
09:50
金融庁、正式に銀行の仮想通貨投資解禁を検討へ
金融庁は、銀行と保険会社がビットコインなどの仮想通貨を投資目的で保有できるようにする制度改正の検討を始めることが正式に明らかになった。公開された資料には売買などについても考えが書かれている。
09:45
アジア主要証券取引所が仮想通貨保有企業の上場に慎重姿勢、香港は5社以上に異議
香港証券取引所は仮想通貨保有を中核事業とする企業5社以上の上場計画に異議を唱えている。インドと豪州も同様の反対姿勢を示しており、日本を除くアジア太平洋地域で規制が強化されている。
08:45
コインベースがエコーを570億円で買収、オンチェーン資金調達強化へ
コインベースはオンチェーン資金調達プラットフォームのエコーを約3億7500万ドルで買収すると発表した。今年8件目の取引となり、仮想通貨企業の資金調達支援を拡大する方針だ。
08:10
15分間でビットコイン・イーサリアム価格変動を予測、ポリマーケットの新サービス
ポリマーケットはチェーンリンクのオラクルネットワークを活用した15分間の仮想通貨価格予測市場を立ち上げた。短期価格変動賭けを提供。
07:40
BTC大口保有者が現物をETFへ持ち替える事例が増加傾向に
仮想通貨ビットコインの大口保有者が、自身の現物をETFに持ち替える事例が増加していることがわかった。これは今年7月の米SECによるルール変更に伴う動きである。
07:05
シャープリンク、約1ヶ月ぶりの買い増しで1.9万ETH追加購入
イーサリアム特化型デジタル資産保有企業シャープリンク・ゲーミングが1.9万ETHを追加し、総保有量を85.9万ETHに拡大した。6月以降のステーキング報酬は2200万ドル超となっている。
06:35
イーロン・マスクのスペースX、3ヶ月ぶりのビットコイン移動で420億円相当を送金 目的は?
イーロン・マスク氏率いるスペースXが約420億円相当のビットコインを移動したことが観測された。7月24日以来初めての保有資産移動で、2022年6月以来の大きな残高変化となる。
06:20
イーサリアム財団、95億円以上のETHを内部ウォレットへ移動
イーサリアム財団が6.3億ドル相当のETHを別のウォレットに移動したとアーカムが報告した。財団幹部は予定されていたウォレット移行の一環だと説明。
06:00
金価格、2020年以来の下落幅 ビットコインへ資金移動か
金の現物価格が火曜日に5.3%以上下落し4125ドルとなった。ビットワイズは金市場からわずか3%から4%の資金移動でビットコインが2倍になる可能性があると分析。
05:30
米FRB、仮想通貨企業向けに簡易版マスターアカウント構想を発表
米FRBのクリストファー・ウォーラー理事が仮想通貨関連金融機関向けに簡易版マスターアカウントを発行する構想を発表した。FRB決済システムへの直接アクセスを可能にする新たな取り組みとなる。
10/21 火曜日
17:30
日銀副総裁、ステーブルコインが国際決済の中核担う可能性を指摘
日銀の氷見野副総裁は21日、ステーブルコインが国際決済システムの主要プレーヤーとして浮上する可能性があると指摘。世界の資産の半分がノンバンク保有で規制の枠組みが追いつかない現状に警鐘を鳴らした。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧