はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米PayPal社CEOが語る「仮想通貨リブラプロジェクト脱退の理由」 ビットコイン(BTC)の保有も明かす

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リブラプロジェクト脱退の理由

米決済大手PayPal社CEOのDan Schulman氏が、米フェイスブック社が主導する仮想通貨リブラのプロジェクトへの参加を見送った理由を語った。仮想通貨についてはビットコイン(BTC)のみ保有していることも明かした。

リブラプロジェクトへの参加を見送った企業は現在7社で、PayPal社は1番最初に運営組織「リブラ協会」への不参加を表明している。既存のビジネスに集中するとだけ説明し、その詳細は伝えられていなかったが、Schulman氏が先週、米メディアFortuneのオフィスを訪問した際にインタビューに応じた。

関連米PayPal リブラプロジェクトから正式脱退

リブラの責任者David Marcus氏から初めて話を聞いた時、金融包摂への取り組みに惹かれたという。PayPal社も次世代のテクノロジーを開拓しており、様々な領域で効率性を向上させることができるブロックチェーンにも関心があったという。

そのため、当然リブラにも関心を持ったが、さらに深くブロックチェーンについて学ぶ必要があることに気づいたと語り、「リブラについて学んでいくにつれて、リブラ以外に自社には取り組まなければいけないことがあることに気づいた。自社のロードマップに集中すれば、リブラにリソースを割くよりも早く金融包摂を進められる可能性があると判断した」と説明した。

そして、何か対立があって参加を見送ったわけではないと述べている。今でもリブラには関心があえい、今後協業する可能性はあるという。

脱退は規制当局からの監視を恐れたからではないかという質問については、明確に否定。規制やコンプライアンスはPayPal社のビジネスの基盤で、関係当局とも積極的にコミュニケーションをとっていることを強調した。信頼も得ていると語っている。

Fortuneの取材班は「PayPal社の最高財務責任者John Rainey氏が、同社がブロックチェーンや仮想通貨の活用に取り組んでいると語っていたが、その詳細を教えて欲しい」という質問もした。

詳細は答えなかったが、必ずしもリブラと競合するものではないと説明。仮想通貨は今でも価格変動が大きく、法定通貨へ即座に変換する必要がある既存の顧客からは需要もほとんどないと語った。それでも、仮想通貨を否定しているわけではないと話している。

ただ現時点では通貨というより、コモディティ(商品)のようだと自身の見解を説明。個人的に仮想通貨を所有しているかという質問には、ビットコイン(BTC)だけ所有していると答えた。

参考資料 : Fortune

CoinPostの関連記事

仮想通貨リブラの有価証券判断は時期尚早=CFTC会長
米CFTCのTarbert会長は仮想通貨リブラが有価証券か、コモディティか現段階では判明するのは時期尚早だと言及した。比較対象となるビットコインと構造や機能面で大きく異なるため、不確かな点が多いとしている。
仮想通貨リブラのテストネット進捗状況 5万通以上の送金・30超のプロジェクト開発
「リブラ協会」はフェイスブック社主導の仮想通貨リブラの開発進捗について、最新情報を公開した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/17 水曜日
18:51
仮想通貨の分離課税、2028年1月からの見通しか
暗号資産の申告分離課税の施行時期について、2028年1月からの案が浮上。金商法への移行や投資者保護体制の整備が条件とされ、当初想定の2027年より遅れる見通しだ。
18:00
Progmat, Inc.、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
Progmat, Inc.が、2026年2月27日に東京で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX」に共催企業として参画。ステーブルコインやデジタル証券など通貨のデジタル化と社会実装をテーマに議論する。
17:51
GMOフィナンシャルHD、株主優待にビットコイン導入へ
上限1万円相当のBTC GMOフィナンシャルホールディングスは12月16日、2025年12月31日を基準日とする新たな株主優待を発表した。 新制度では、GMOクリック証券におけ…
17:45
トランプ大統領、仮想通貨支持派ウォーラー理事を次期FRB議長候補に面接へ=WSJ報道
トランプ大統領が仮想通貨支持派のウォーラーFRB理事を次期議長候補として18日に面接。ステーブルコインやDeFiに積極的で、利下げを主張する同氏は、エコノミストから高評価を得ているが、トランプ氏との個人的関係の薄さから「大穴候補」との見方も。
17:00
イーサリアム「フサカ」のメリット一覧|恩恵を受けるのは誰?
仮想通貨イーサリアムはフサカのアップグレードを完了しました。本記事では主にフサカによってどのようなメリットが生まれ、どんな主体が恩恵を受けるのかを考察します。
16:12
アニモカ・ブランズ・ジャパン、BTCFi事業者2社と相次ぎ提携 
Animoca Brands Japanは、Babylon LabsおよびBifrostとBTCFi分野で戦略的提携を締結。自己管理型ビットコイン運用ソリューションの日本市場展開を目指し、上場企業向けDAT支援事業を強化する。
15:52
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、BTC保有量で世界20位と発表
トランプ大統領次男エリック・トランプ氏が支援するアメリカン・ビットコインが、39日間で4社を追い抜き世界20位の上場企業BTC保有量を達成。2025年に企業のビットコイン保有が急拡大する中、同社は5,098BTCを保有し急成長を遂げている。
14:58
パンプ・ファンとソラナへの55億ドル訴訟、5000件の内部チャット提出へ
パンプ・ファンとソラナを相手取った集団訴訟で、裁判所が第二次修正訴状を許可。内部告発者から入手した5000件のチャット記録を新証拠として提出へ。40億~55億ドルの不正搾取疑惑でRICO法違反を主張。
13:45
ロシア下院委員長が仮想通貨の国内決済利用を否定、投資手段に限定
ロシア下院金融市場委員会のアクサコフ委員長が仮想通貨の国内決済利用を否定し、投資手段としてのみ認めると表明した。
11:50
JPYC EX、累計口座開設1万件・発行額5億円を突破
JPYC株式会社は、日本円建てステーブルコイン「JPYC」の発行・償還プラットフォーム「JPYC EX」において、累計口座開設数1万件、累計発行額5億円を突破したと発表。10月のリリースから約2か月での達成となった。
11:45
「ビットコインは最高値更新へ」Bitwise、2026年の3つの予測を公開
Bitwiseは仮想通貨投資家にとって特に重要な2026年の3つの予測を公開。その1つとしてビットコインは最高値を更新すると予測し、根拠を説明している。
11:40
セキュリタイズが来年トークン化株式取引開始、24時間オンチェーン取引を実現
証券トークン化プラットフォームのセキュリタイズが2026年第1四半期にトークン化された上場株式の取引を開始する。合成商品ではなく実際の規制された株式をオンチェーンで発行・取引し、24時間365日の流動性を提供へ。
09:45
ソラナに大規模なDDoS攻撃、ネットワークは現時点で影響受けず
仮想通貨ソラナが過去最大級の6TbpsのDDoS攻撃を受けたが、現在トランザクション処理は正常に稼働している。市場の下落を受けビットワイズのソラナETFは初の純流出を記録した。
09:40
マーシャル諸島、ステラでベーシックインカム支給
マーシャル諸島共和国がブロックチェーンを利用した世界初のベーシックインカムのオンチェーン支給を完了した。ステラーブロックチェーン上の主権債USDM1を使い、四半期ごとの現金配送をデジタル送金に置き換えた。
09:00
ビットコイン、2026年に過去最高値更新は可能か=グレースケールの最新予測
グレースケールは最新レポートで、ビットコイン価格の30%下落について歴史的には平均的な調整範囲内で、強気相場中の典型的な変動に過ぎないとの見解を示した。また、2026年には最高値を更新する可能性があると主張している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧