はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

カザフスタン、仮想通貨マイニングは非課税に 規制関連法案を審議へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

カザフスタンが法案審議

カザフスタン共和国が、仮想通貨の規制や課税に関する法案を検討。法案の内容で、マイニングに課税されない見通しであることがわかった。マイニングを技術的なプロセスとみなし、仮想通貨が法定通貨と交換されるまでは、課税の対象にはならないとしている。現地ビジネスメディアKursivが報告した。

カザフスタン共和国のブロックチェーンおよびデータセンター産業協会(NABDC)に所属するMadi Saken立法業務上級職員が、ブロックチェーンイベントで仮想通貨に対する規制や課税に関する法案について話した。

マイニングは事業活動ではなく、純粋に技術的なプロセスとみなされる。デジタル資産、仮想通貨は課税対象にならない。税金は、実際にお金の収入が確認できたタイミング、つまり仮想通貨が法定通貨に交換されたときに発生し、この収入は直接課税の対象となる」とSaken氏は説明した。

ただ、企業が仮想通貨マイニングハードウェアを使用するためのサービスを提供する場合は、マイニングは事業活動とみなされ、一般的なデータセンターに準じた方法で課税されるという。

この仮想通貨の規制と課税に関する法案は現在、大統領府で検討を行なっており、今年12月にカザフスタンの二院制議会の下院に送られる見込みだ。

カザフスタンは仮想通貨に前向き

カザフスタン政府は、仮想通貨とブロックチェーンに対して積極的な姿勢をとっている国で、仮想通貨マイニングについても促進するための条件を整えてきた。

マイニング事業が成功するために電気料金は重要な要件の一つであるとして、マイナーに安い価格で電気を提供してきた。

2018年には、カザフスタンの主要な金融ハブであるアスタナ国際金融センター(AIFC)の長官は、規制する必要もあるものの、仮想通貨とブロックチェーンのイノベーションをサポートしていくと声明を出している。AIFCは2019年5月に、様々な業界で使用するブロックチェーンアプリケーションを開発するため、ブロックチェーン技術企業のBitfury社と提携を行なっている。

大手仮想通貨取引所バイナンスは、カザフスタンの法定通貨テンゲ(KZT)も最近サポートを行なっており、同国を仮想通貨の重要国と位置付けた可能性も指摘される。

関連仮想通貨取引所Binance.com、欧州「ユーロ」とKZTを正式サポート

参考資料 : Kursiv

CoinPostの関連記事

政府が閣議決定「仮想通貨(暗号資産)による相続税納は不可」
政府は26日、仮想通貨で相続税を納付することは不可能とする答弁書を閣議決定した。「暗号資産は同法に規定する物納に充てることができる財産に該当しないため、物納することはできない」との見解を示している。
米国税庁IRSの仮想通貨取引所への取引記録請求は妥当=司法判断
米地裁は個人の仮想通貨税務調査に関する訴訟で、IRSが取引所に対し、申立人の取引データ請求を行ったことは妥当であるとの判断を下す。一方で請求内容は一部修正を求めている。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/18 月曜日
17:00
Tezos ecosystem at WebX 2025:RWA最新動向から日本限定グッズ、体験型コンテンツまで一挙公開
テゾス(Tezos)は、ハードフォークなしでアップグレードできる独自の仕組みを持つブロックチェーンプラットフォームです。2014年にArthur Breitman氏とKathl…
15:50
NewLo、リワードプログラム上のポイントを暗号資産に交換できる新機能をリリース
Web3マーケティング企業のNewLoは8月18日、「NewLo Quest」でポイントを暗号資産ETHに交換できる機能を開始。企業向けサービスも展開し、既存ポイントプログラムのブロックチェーン拡張を支援。
14:27
スイス大手スーパー「SPAR」、全国100店舗で仮想通貨決済開始 
スイスの大手スーパーマーケットチェーン「SPAR」が全国100店舗で仮想通貨決済を開始した。Binance PayとDFX.swissとの提携により、100種類以上の仮想通貨とステーブルコインでの支払いが可能になる。
13:30
加藤財務大臣・金融担当大臣の「基調講演」が決定|WebX2025
加藤財務大臣・金融担当大臣が登壇決定 国内最大手のWeb3メディア「CoinPost」の運営会社、株式会社CoinPost(本社:東京千代田区、代表取締役CEO:各務貴仁)が企…
12:28
イーサリアム RWAトークン化のリスクとは?有識者が指摘する課題と対策
ニューヨーク大学教授が、仮想通貨イーサリアムにおける資産トークン化が普及する上での課題を指摘した。大規模採用前に解決すべき問題を提示している。
12:11
メタプラネット、137億円でビットコインを追加購入 
メタプラネットは137億円で仮想通貨ビットコイン 775BTCを追加購入し、累計18,888BTCを保有。通算取得額は2,840億円超に到達し、戦略的なBTC投資を継続している。
11:59
ビットコインETF好調も個人投資家は利益確定売り先行、ジャクソンホール会議控える中
仮想通貨市場ではビットコインETFやイーサリアムETFに過去最高水準の資金流入が続く中、BTC価格は調整中。ジャクソンホール会議でパウエルFRB議長の利下げ示唆に期待が高まる一方、機関投資家の買いと個人の利益確定売りが交錯している。
09:56
タイ政府、外国人観光客に仮想通貨決済システム「TouristDigiPay」を提供開始
タイ政府が外国人観光客向けに仮想通貨をバーツに交換して決済できる新システムを導入する。マネロン対策などで安全性を確保しつつ、観光業活性化を目指す。
08/17 日曜日
19:37
金融庁、日本円建てステーブルコイン「JPYC」承認へ=日本経済新聞
金融庁が国内初の円建てステーブルコイン「JPYC」を承認へ。今秋にも発行開始予定で、3年間で1兆円分の発行を目標とする。JPYC代表の岡部氏は「ステーブルコインは巨大な国債消化装置」とコメントし、日本国債市場への影響を予測。国際送金やDeFi活用に期待が集まる
14:00
今週の主要材料まとめ、ビットコイン6年以内1000万ドル到達の可能性やリップル訴訟終了発表など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
ステーキング 主要取引所の仮想通貨別・年率報酬を徹底比較
【2025年7月最新】国内主要取引所のステーキング対応銘柄と年率を一覧比較。イーサリアムやソラナなど人気コインの高利率サービスを紹介し、各取引所のメリット・デメリットや税金のポイントも解説します。
11:30
ビットコイン1750万円台で方向感欠く、ジャクソンホール会議が転換点に|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)対円相場が1750万円周辺で方向感を欠く展開。米CPI下振れで利下げ期待が高まるも、PPI上振れで大幅利下げ観測が後退。来週のジャクソンホール会議とパウエルFRB議長発言が相場の鍵を握る。テクニカルサポートも豊富な現在の市況を詳しく分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メタプラネットの大幅増益に高い関心
今週は、メタプラネットの決算発表、バリュークリエーションのビットコイン全売却、スコット・ベッセント米財務長官のビットコイン準備金に関する投稿のニュースが最も関心を集めた。
11:00
『守りの金(ゴールド) vs 攻めのビットコイン』資産配分における役割の違いを解説
相場暴落時に注目の集まりやすい金(ゴールド)とビットコインの比較を初心者にもわかるよう解説、インフレ耐性や政府の影響回避といった類似性と、安定性や価格変動要因の違いを比較、投資戦略や資産配分のポイントも提示する。
08/16 土曜日
13:45
トランプ一族支援のアメリカンビットコイン、日本・香港企業買収を検討
ドナルドJrとエリック・トランプ氏が支援する米仮想通貨マイニング企業アメリカンビットコインが、日本と香港の上場企業買収を検討中。マイケル・セイラー氏の戦略に倣い企業財務でビットコイントレジャリー企業を目指す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧