はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

一月の中国ブロックチェーン企業登録数が700超、調達額などの詳細が明らかに

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

中国ブロックチェーン企業に関する統計情報

仮想通貨・ブロックチェーンデータ企業LongHashは、中国のブロックチェーン企業について統計情報を発表。ブロックチェーン企業の立地、設立年や調達額がグラフで確認できる。

今月(一月)だけで、新たに714社のブロックチェーン企業が登録されている。

1月26日現在で、中国で登録されているブロックチェーン企業の総数は7万9551社。そのうち現在業務を行っているのは、2万6086社と判明した。

2009年から17年にかけて、設立されたブロックチェーン企業の年間数はすべてその前年より緩やかに上昇、または、ほぼ同数だったものの、ICOバブルの盛んになった2018年に大幅に増加した。一方2019年は、2018年よりも約27%ほど減少した。

出典:LongHash

また、これまでに登録された企業のうち、5万7267社のブロックチェーン企業が法的地位を失ったか、ライセンスを取り消されているという。

2020年の残り11か月間、資金調達が安定しているかどうかは不明だ。しかし、習近平主席が推進する「国家的ブロックチェーン戦略」に置かれている中で、設立される平均月間ペースが1月と同じだと仮定すると、今年中国では、8565社の新しいブロックチェーン関連企業が登録されることになる試算だ。

ブロックチェーン企業の設立場所

地図によると、中国でブロックチェーン企業の数がもっとも多いのは、香港と国境を接する広東省で、企業数の28.5%を占めている。広東省はテクノロジー企業が多いことで知られる深セン(中国のシリコンバレーとも)が位置する行政区域でもある。

出典:LongHash

深セン市特別経済区は中国政府国務院が昨年8月に「デジタル通貨やモバイル決済などの革新的応用の研究」を支援すると発表した地域でもある。

ブロックチェーン企業の平均資金調達額

さらに資金調達額については、中国のブロックチェーン企業の46%以上が登録資本金5000元(約7万9000円)以下の小額となっていることが分かる。

5万元(約80万円)以上を調達した企業は、わずか9.17%にとどまる。

中国政府が運営するメディア新華社と、金融情報プラットフォームRhino Dataの共同研究でも、ブロックチェーン分野への投資は2018年と比較して2019年に40%以上減少したと報告している。

ただ、2017年に行われた関連企業への投資168件から、2018年には604件以上と投資件数は急上昇しており、2019年には245件に下がったものの、2017年以前に比べれば増えていたことになる。

新華社によると2019年には、シリーズAラウンドのような初期段階の資金調達が43.3%を占めた。一方、2019年下半期には、戦略的投資やM&Aの割合も大幅に増加したという。ブロックチェーンに関連する企業投資の傾向が垣間見える。

参考:LongHash

CoinPostの注目記事

LocalBitcoinsのビットコイン出来高、中国で2年間の低水準に
ビットコインP2P取引所LocalBitcoinsでは、中国人民元による出来高が過去二年間の最低水準になっている。 その要因を考察し、南米国の出来高と比較する。
市民の信用スコアにブロックチェーン活用を提案 中国の討論会で
北京で開催された専門家が集う討論会で、中国の信用スコアにブロックチェーンを活用することが提案。専門家達は、ブロックチェーンやAIが社会信用システムの進化にも重要であると結論付けた。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/20 木曜日
20:00
Aptosのエコシステム責任者が語るエコシステム戦略|独占インタビュー
Aptosのグローバルリーダーが語る、エコシステムの成長戦略と日本市場への本格参入。DeFi、AI、クリエイターエコノミーなど注目分野や、10億ユーザー規模を見据えた技術開発について聞いた。
16:51
NVIDIA決算好調、米株上昇と仮想通貨相場回復の連鎖起点に
11月19日NVIDIA決算発表後、Nasdaq総合指数0.6%高。マイニング企業株(IREN10%高など)がAIシフト恩恵で買われ、BTCは89,000ドル安値から91,000ドル回復。専門家は電力供給の重要性を指摘、関連投資機会を分析した。
16:44
米民主党議員がトランプ一族関与のワールドリバティに調査要請 国家安全保障への懸念示す
エリザベス・ウォーレン上院議員らが、トランプ大統領一族が関与するDeFiプロジェクト「ワールドリバティ・フィナンシャル」に対する調査を要請した。北朝鮮・ロシア関連団体へのガバナンストークン販売が国家安全保障リスクになると指摘し、利益相反の懸念も表明した。
16:00
米大手取引所クラーケン、SECにIPO申請を提出 評価額3.1兆円
米仮想通貨取引所クラーケンが米SECにIPO申請を提出。評価額は200億ドル(約3.1兆円)で、2026年第1四半期の上場を目指す。トランプ政権の友好姿勢を背景に、仮想通貨企業の上場ラッシュが続く。
14:09
ビットワイズのXRP ETFが米国で上場へ カナリーに次ぐ2つ目の現物型商品
ビットワイズのXRP現物ETFがNYSEに上場へ。欧州GXRPに続く2本目のXRP商品で、米国では初提供。XRPCの初日取引高90億円超など、アルトETF市場が急拡大している。
12:35
ビットコイン9万ドル回復、エヌビディア好決算で投資家心理改善 マイナー売り圧に変化の兆しも
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+3.4%の1BTC=92,331ドルに。 20日にかけて、88,000ドル付近から92,000ドル超…
11:59
ブロック社が強気の財務見通し、3年で粗利益2.5兆円目指す  自社株買いも発表
ジャック・ドーシー率いるブロック社が今後3年の財務見通しを発表。粗利益の年間15億ドル増加を予想し、株価が7.6%上昇した。AI・仮想通貨事業も強化している。
10:36
米大手仮想通貨取引所コインベース、予測市場・株式取引機能を導入か
米コインベースが12月17日に「新時代」を発表予定。リーク情報から予測市場・株式取引機能の実装が示唆され、カルシとの提携深化やブロックチェーン株式取引の展開が期待される。
10:14
仮想通貨XRP、ステーキングを導入する案が浮上
RippleXのエンジニアリング部門のトップは、仮想通貨XRPへのステーキング機能導入を考察していると説明。ステーキングは報酬が発生する仕組みであり、投資家からも注目を集めている。
09:41
「銀行の仮想通貨保有について、基準見直す必要性がある」バーゼル委員会議長
バーゼル委員会議長がステーブルコインの台頭を背景に、銀行の仮想通貨保有規制の見直しが必要だと発言した。現行の厳格な資本要件の緩和が焦点となっている。
06:48
「ビットコインとはサービスである」Bitwiseが価値の本質を指摘
仮想通貨運用企業Bitwiseの最高投資責任者は、ビットコインはサービスであるとの見方を示した。マイクロソフトと比較しながら、価値の本質を説明している。
11/19 水曜日
18:44
ストラテジーのセイラー会長、ウォール街参入による「ビットコイン弱体化」論を否定 
ストラテジーのセイラー会長がフォックス・ビジネスで、機関投資家の参入によりビットコインのボラティリティが大幅に低下していると発言した。2020年の約80%から現在50%まで縮小し、今後はS&P500の1.5倍程度に収束すると予測している。
18:25
アーク・インベスト、コインベースとサークル株を買い増し
ARK投資のキャシー・ウッド氏、コインベースとサークル株を計720万ドル購入。ステーブルコイン市場の成長を見据え、仮想通貨関連株への投資を拡大。
13:55
ブラジル、仮想通貨のクロスボーダー決済に課税検討 規制強化で抜け穴封じ=報道
ブラジル政府が仮想通貨を利用したクロスボーダー決済への課税を検討している。中央銀行は2026年2月から新規制を施行し、ステーブルコインを含む国際送金を外為取引として扱う方針だが、税収漏れ対策として金融取引税(IOF)の対象とする案が浮上している。
13:35
サークルが「xリザーブ」発表、USDC担保型ステーブルコインを展開可能に
サークルがブロックチェーン間でUSDC担保型ステーブルコインを展開可能にする相互運用インフラ「xリザーブ」を発表した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧