はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

中国仮想通貨マイナーが語る「ビットコインの相場観」 2020年の半減期と相場の注目点

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン強気相場の行方

限定的な強気な価格予測は、これが最後になるかもしれない

そう語ったのは、世界No.2のビットコインマイニングプールBTC.TopのCEO 江卓尔。ビットコインの半減期と価格の推移について最新の独自見解を明らかにした。

5月に予定する仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)の半減期。予想できる最後の相場としつつも、強気に考える理由は、3つあるという。

1.認知度の違い

今回の半減期が過去と異なる点は、半減期を迎える時期の認知度の差に注目している。

過去2回の半減期は2012年・2016年、当時はまだビットコインはニッチ市場として取引されていたが、2020年の状況は異なる。多くの国の政府で規制が整ったほか、金融機関における金融商品化、メディア報道など、認知度に差があるため、高騰による宣伝、波及効果も大きいと見込んでいる。

2.半減期による報酬と売り圧の減少

これは、度々指摘されるビットコインのインフレーション率と希少性に関する内容。半減期を経てブロック報酬が12.5BTCから半減することで、市場の需給関係が需要に傾きやすくなることを指摘するものだ。

多くの有識者らの主流分析に一致するところだが、実際に市場供給(市場売却)を行うマイナー側の見解としては、注目したいポイントでもある。

3.ドミナンスの再編 市場内資金循環

ドミナンスの再編でビットコインおよびアルトコインは、不動産や米株のような伝統アセットと類似した市場環境になる可能性を指摘する内容。

ビットコインのドミナンスは2019年に高値70%と、BTCに依存する市場環境があったが、アルトコインの新たな台頭によって、市場環境が堅実な形で資金循環するマーケットに変化する可能性を指摘した。

現マーケットでは、ビットコインの値動きに市場トレンドが左右されるため、マーケットの資金循環も限定的な形で留まっている。健全なプロジェクトへの資金流入や個別に資金が入りにくい土壌ができているのも、これが理由の一つにある。

今回の半減期を経て、再びアルトコインの市場にも注目が集まる中で、新たなマーケットの循環が、ビットコイン市場の拡大にも繋がるとの考えだ。

半減期のマエとアト

半減期を見る見方では、大きく2パターンの市場反映モデルが指摘されている。一つが、半減期に向けて市場が材料を織り込む形での高騰。もう一方が、新規市場流通量の変化に伴う需給の変化が価格に影響する半減期後のパターンだ。

一方、前者のパターンでは、半減期が近づくにつれて、投資家が利確に動く時期が訪れる可能性が指摘されており、半減期前の時期に一旦の下落相場が訪れるとする見解もある。

参考:江卓尔

CoinPostの注目記事

ビットコインの続落受け、アルト市場も売り先行 仮想通貨市場の相場傾向に一貫性も
仮想通貨市場は26日、ビットコインが9300ドルまで下げ幅を拡大。2月中旬まで好調に推移したアルトコイン市場で売りが先行した。BTCを安全資産として捉える2つの見方、過去の傾向に一貫性か。
仮想通貨ビットコインの「安全資産性」で正念場 世界で株安連鎖
仮想通貨市場は25日、ビットコインが弱含み。心理的節目10000ドルに続伸を阻まれ反落すると下落幅が拡大した。世界で株安連鎖が起きる中、ビットコインの安全資産性を問う流れで正念場に来ている。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/08 土曜日
13:55
JPモルガンのビットコインETF保有量、3ヶ月間で64%増
JPモルガンが第3四半期にブラックロックのビットコインETFを207万株追加し、保有総数は528万株となった。6月から64%増加。
13:30
イーサリアムのバリデータ参加待ちが増加 将来性への信頼高まり示すか
仮想通貨イーサリアムのバリデータ参加待ちが増加している。The Blockが長期視点の投資家増加が示唆されると指摘した。ステーブルコインのインフラとしての期待も高まっている。
11:30
「ビットコインは重要なサポートレベル付近で推移」CryptoQuantレポート
CryptoQuantが最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインが10万ドル付近の重要サポートレベルで推移していると指摘した。複数の指標から現在の状況を分析している。
11:20
ストラテジー、STRE優先株を1株80ユーロで価格設定 1100億円調達予定
ストラテジーが10%利回りのSTRE優先株を1株80ユーロで発行し、7億1500万ドルを調達する予定。当初計画の2倍超となる775万株を発行し、資金はビットコイン取得に充てられる見込みだ。
10:12
ビットコイン再び10万ドル割れ、USDXデペッグがDeFiに波及し信用不安広がる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは5日以来、再び一時10万ドルを割り込んだ。ステーブルコイン「USDX」の担保不足によるデペッグ(乖離)が複数のDeFiプロトコルに波及し、市場全体に信用不安を広げた。
09:50
トランプメディア、第3四半期に84億円の赤字、保有ビットコインの価値は73億円減
トランプメディアが第3四半期に5480万ドルの純損失を計上し、3四半期連続の赤字となった。保有ビットコインの価値は4800万ドル減少したが、オプション収入で1530万ドルを獲得。
09:35
カザフ、最大10億ドルの仮想通貨準備基金設立へ 2026年初頭立ち上げ予定
カザフスタンが最大10億ドル規模の国家仮想通貨準備基金を2026年初頭までに設立する。押収資産と国営マイニング収益を原資としてETFや関連企業に投資する方針だ。
08:25
XRP保有企業エバーノース、約120億円の含み損に 仮想通貨財務企業に圧力
仮想通貨XRPを企業の財務資産として保有するエバーノースが約2週間半で7900万ドルの含み損を抱えている。メタプラネットなど他の仮想通貨保有企業も大幅な含み損に直面している。
07:20
片山金融相「3メガバンクのステーブルコイン共同発行を支援する」
片山さつき金融相は、3メガバンクやプログマらが行うステーブルコイン発行の実証実験を金融庁がサポートすることが決定したと話した。決済高度化プロジェクトの設置にも言及している。
07:10
米FRB理事がドルステーブルコイン市場の成長を評価、一方で合成型USDXは大幅デペグで0.6ドルに
米FRBのミラン理事がドル連動型ステーブルコインを巨大な成長分野と評価した。一方で合成型ステーブルコインUSDXが大幅デペグを起こしバランサー攻撃の影響で連鎖的な危機が広がっている。
06:20
コインベース、Asterなど上場検討
米大手仮想通貨取引所コインベースが複数の銘柄を同社の上場ロードマップに新たに追加した。
05:55
ジーキャッシュ連日高騰、時価総額100億ドル突破 1カ月で約4倍上昇
プライバシー仮想通貨Zcashが過去1カ月で3倍上昇し時価総額100億ドルを突破。アーサー・ヘイズ氏らの支持やグレースケール関連商品の人気拡大が上昇を後押ししている。
05:35
リップルのロング社長、IPOの予定なしと再度表明
リップル社のモニカ・ロング社長が株式公開の計画はないと再び明言した。同社は企業価値400億ドルで5億ドルの資金調達を完了し、十分な資本があると説明している。
11/07 金曜日
18:34
金融審議会・第5回会合、暗号資産レンディングの規制強化について議論 金商法適用案も
金融庁は7日の第5回金融審議会で、暗号資産レンディング事業を金商法の規制対象とする方針を示した。年利10%台のサービスで利用者がリスクを負う一方、事業者に管理義務がない点が問題視された。
18:16
米証券大手チャールズ・シュワブ、2026年に仮想通貨取引開始へ
米証券大手チャールズ・シュワブが2026年上半期にビットコインとイーサリアムの現物取引を開始。顧客資産約1800兆円を持つ同社の参入で仮想通貨市場の主流化が加速へ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧