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ドル円が一時150円台に、1990年以来の円安水準

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

150円台は32年ぶり

20日の外国為替市場では、円相場は一時1ドル=150円台(150.088)を付けた。今年初めの1ドル=115円台から急速な円安・ドル高が進行している。

USD/JPY 月足

ドル円が150円台に達するのは、1990年以来32年ぶり。

FRB(米連邦準備制度)など他の先進国が記録的なインフレ(物価高)を抑え込むため大幅利上げを繰り返す中、日銀は景気回復を下支えするため、大規模な金融緩和策の維持を全会一致で決定・維持しており、世界の主要国でも金融政策が逆行している。

そのため日米の金利差が埋まらず、金利の低い円が売られドルが買われる動きが強まっている現状にある。米長期金利の上昇にも歯止めが掛からず、昨日時点で4.0%台をつけている。

US10Y/月足

政府・日銀は9月22日17時過ぎ、急激な円安に対処するため、24年ぶりの”為替介入”に満を持して踏み切ったが、一時的に円高・ドル安に振れるも、金利差などの背景から効果は限定的。

米国との協調介入ではなく日本の単独介入である点や「日銀の外貨準備残高余力を市場に見透かされ、時間稼ぎに過ぎない」との指摘もあり、足元では再び円安・ドル高が進行していた。

関連:仮想通貨市場にも影響する「ドル高」の背景は 相関性や円安要因についても解説

暗号資産への影響

主要通貨に対するドルインデックス(ドル指数)の影響は、逆相関関係にある株や暗号資産(仮想通貨)などリスク資産にも広範な影響を及ぼしている。

マーケットアナリストのMichaëlvande Poppe氏は、「DXYの動きは暗号資産市場の反転シグナルになり得る」と指摘したほか、Justin Bennett(@JustinBennettFX)氏らは、「ドル指数の強さは、(株やビットコインなど)リスク資産の下落を意味する」と指摘している。

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