はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ロシア最高裁、「仮想通貨」を利用したマネーロンダリングを規制する改正法を施行

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

露最高裁:マネーロンダリング関連法を改正
地元メディア「Pravo」によると、露最高裁は、仮想通貨を利用した違法行為(資金洗浄)についての条項を新たに定めた。改正法施行により、犯罪目的で利用された仮想通貨は資金洗浄された資金とみなし、違法行為として取り扱われる。

露最高裁:マネーロンダリング関連法を改正

地元メディア「Pravo」によると、1月26日にロシア最高裁判所は、マネーロンダリング関連法を改正し、仮想通貨を利用した違法行為(資金洗浄)についての条項を新たに定めたとのことだ。

今回改正された法案は、2015年7月にアンチマネーロンダリング(AML)に関して定めたもので、その対象は、主に犯罪目的で利用される資産としている。

裁判官のAlexander Chervotkin氏は、過去にドラッグ密売人らが、仮想通貨を法定通貨へと換金した事例を引き合いに、以下のように語っている。

この法案が施行されたものの、それ以降ここ三年で、仮想通貨は犯罪者に広く用いられるようになっている。

こうした新たな技術についても、しっかりと考慮された刑法が必要だ。

このように、資金洗浄の手段として仮想通貨を利用する例が横行していたため、今回新たに法令が改正された格好だ。

改正法が施行されたことで、犯罪目的で利用された仮想通貨は資金洗浄された資金であるとみなし、違法行為として取り扱われる。

しかし、現在ロシア政府が「仮想通貨」を定義してないということもあり、「仮想通貨」の法的定義は行われていない。

また、仮想通貨から法定通貨へと換金する行為は犯罪行為ではないため、取締りを行うためには、まず犯罪手段として仮想通貨を取得したかどうかを立証する必要があるとのことだ。

最近のロシアの動き

ロシアは現在、仮想通貨に高い関心を寄せているとされ、石油に裏付けられた仮想通貨の発行を提案していると、現地メディアの「Prime 」が伝えている。

この案を起草した、元ロシア連邦エネルギー省大臣のIgor Yusufovは、「貿易や財務制約を回避することや、アメリカドルとペッグされた’ペトロダラー’に依らずに石油、天然ガスの輸出量を増加することが目的だ」としている。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

「ロシア政府はビットコイン購入を計画していない」連邦議会下院の議長が公式声明|露首相や下院議員も仮想通貨や資金管理について言及
ロシア連邦議会下院の議長であるElina Sidorenko議員が、最近話題となっていたロシア政府のビットコインへ参入する構想に関する憶測を否定したことが判明した。またメドベージェフ首相も仮想通貨に関してコメントを残している。
ロシア政府、米経済制裁を受け1兆円相当の予算を仮想通貨ビットコインに投じる構想|露大学教授が明かす
ロシア政府はアメリカ政府からの断続的な経済制裁を受け、2月に約1兆円をビットコインへの分散化する事を検討している事が露経済学者の話で判明した。50兆円の予算を有するロシアは2月から1兆円分のBTC購入を検討している様だ。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/08 土曜日
13:55
JPモルガンのビットコインETF保有量、3ヶ月間で64%増
JPモルガンが第3四半期にブラックロックのビットコインETFを207万株追加し、保有総数は528万株となった。6月から64%増加。
13:30
イーサリアムのバリデータ参加待ちが増加 将来性への信頼高まり示すか
仮想通貨イーサリアムのバリデータ参加待ちが増加している。The Blockが長期視点の投資家増加が示唆されると指摘した。ステーブルコインのインフラとしての期待も高まっている。
11:30
「ビットコインは重要なサポートレベル付近で推移」CryptoQuantレポート
CryptoQuantが最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインが10万ドル付近の重要サポートレベルで推移していると指摘した。複数の指標から現在の状況を分析している。
11:20
ストラテジー、STRE優先株を1株80ユーロで価格設定 1100億円調達予定
ストラテジーが10%利回りのSTRE優先株を1株80ユーロで発行し、7億1500万ドルを調達する予定。当初計画の2倍超となる775万株を発行し、資金はビットコイン取得に充てられる見込みだ。
10:12
ビットコイン再び10万ドル割れ、USDXデペッグがDeFiに波及し信用不安広がる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは5日以来、再び一時10万ドルを割り込んだ。ステーブルコイン「USDX」の担保不足によるデペッグ(乖離)が複数のDeFiプロトコルに波及し、市場全体に信用不安を広げた。
09:50
トランプメディア、第3四半期に84億円の赤字、保有ビットコインの価値は73億円減
トランプメディアが第3四半期に5480万ドルの純損失を計上し、3四半期連続の赤字となった。保有ビットコインの価値は4800万ドル減少したが、オプション収入で1530万ドルを獲得。
09:35
カザフ、最大10億ドルの仮想通貨準備基金設立へ 2026年初頭立ち上げ予定
カザフスタンが最大10億ドル規模の国家仮想通貨準備基金を2026年初頭までに設立する。押収資産と国営マイニング収益を原資としてETFや関連企業に投資する方針だ。
08:25
XRP保有企業エバーノース、約120億円の含み損に 仮想通貨財務企業に圧力
仮想通貨XRPを企業の財務資産として保有するエバーノースが約2週間半で7900万ドルの含み損を抱えている。メタプラネットなど他の仮想通貨保有企業も大幅な含み損に直面している。
07:20
片山金融相「3メガバンクのステーブルコイン共同発行を支援する」
片山さつき金融相は、3メガバンクやプログマらが行うステーブルコイン発行の実証実験を金融庁がサポートすることが決定したと話した。決済高度化プロジェクトの設置にも言及している。
07:10
米FRB理事がドルステーブルコイン市場の成長を評価、一方で合成型USDXは大幅デペグで0.6ドルに
米FRBのミラン理事がドル連動型ステーブルコインを巨大な成長分野と評価した。一方で合成型ステーブルコインUSDXが大幅デペグを起こしバランサー攻撃の影響で連鎖的な危機が広がっている。
06:20
コインベース、Asterなど上場検討
米大手仮想通貨取引所コインベースが複数の銘柄を同社の上場ロードマップに新たに追加した。
05:55
ジーキャッシュ連日高騰、時価総額100億ドル突破 1カ月で約4倍上昇
プライバシー仮想通貨Zcashが過去1カ月で3倍上昇し時価総額100億ドルを突破。アーサー・ヘイズ氏らの支持やグレースケール関連商品の人気拡大が上昇を後押ししている。
05:35
リップルのロング社長、IPOの予定なしと再度表明
リップル社のモニカ・ロング社長が株式公開の計画はないと再び明言した。同社は企業価値400億ドルで5億ドルの資金調達を完了し、十分な資本があると説明している。
11/07 金曜日
18:34
金融審議会・第5回会合、暗号資産レンディングの規制強化について議論 金商法適用案も
金融庁は7日の第5回金融審議会で、暗号資産レンディング事業を金商法の規制対象とする方針を示した。年利10%台のサービスで利用者がリスクを負う一方、事業者に管理義務がない点が問題視された。
18:16
米証券大手チャールズ・シュワブ、2026年に仮想通貨取引開始へ
米証券大手チャールズ・シュワブが2026年上半期にビットコインとイーサリアムの現物取引を開始。顧客資産約1800兆円を持つ同社の参入で仮想通貨市場の主流化が加速へ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧