はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「イーサリアム先物承認される可能性は高い」米CFTC高官が明かす|前向き材料でETH価格に好影響

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米CFTC「イーサリアム先物承認される可能性は高い」
匿名を希望する米CFTCの高官が今後イーサリアムの先物取引商品が認可される可能性は高いと発言。これまで先行き不透明だった時価総額2位通貨のデリバティブ商品に関する前向きな見解を受け、ETH価格も+10%の上昇を見せている。

米CFTC高官、イーサリアム先物認可に前向きな姿勢示す

米CFTC(商品先物取引委員会)の関係筋によると、今後イーサリアムの先物取引商品が認可される可能性は高いことが判明した。2017年にビットコインの先物取引が開始された際は市場に大きな影響が出た為、イーサリアムへの期待も上がりETH価格はおよそ+10%の上昇を記録している。

仮に今後イーサリアムの先物取引がCFTCから認定される形で実現すれば、ETH市場が仮想通貨の現物に手を出しかねている機関投資家にもアクセス可能となることが好ファンダとみられたことが上昇要因だと言えるだろう。

匿名筋のCFTC高官である人物は仮想通貨メディアCoinDeskに対して以下のように語った。

デリバティブ取引所が我々にあるデリバティブ商品(イーサの先物取引)を提供したいとしてそれが我々の基準に沿えば、その商品には自己認定される権利が与えられる可能性は十分あるだろう。

米CFTCは2017年12月に米国の大手デリバティブ取引所であるCMEとCboeにビットコイン先物取引を提供することを認可していた。これらの取引所は既にCFTCから認可されていた金融機関であった為、先物取引を「自己認定」することが認められていた。

イーサリアムの先物に関する話題は昨年から話題視されていたが、CFTC側からの具体的な言及や発表はなく、実現には未だ至っていない。しかしCFTCは昨年末からイーサリアムに関する意見を募集していたことが今回の発言に至ったと考えられている。

ETH価格への影響

今回のCFTC関係者の発言がCoinDeskで発表された直後からイーサリアム価格への影響がみられた。ビットコインなどその他の主要通貨は価格が下向きだった中、ETH価格は反発して高騰。結果的におよそ10%の上昇を記録している。

出典:CoinMarketCap

このようにイーサリアム現物への影響が出たことは過去の事例から見て当然と言えるだろう。ビットコイン価格はCMEやCboeのビットコイン先物取引が認定された直後に高騰し、結果的に200万円突破する重要な要因の一つとなったとする見方もある。

今回はイーサリアムの先物取引がCFTCから実際に認可された訳ではないが、これまで明確な進展がなかったイーサリアムの先物取引の可能性において「申請があれば承認される可能性が高い」と説明するCFTC高官の説明は仮想通貨市場にとって前向きなセンチメントを与える材料となったと言える。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/09 日曜日
11:30
週明けから急落のビットコイン、相場復調の前提条件は?|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン相場は続落の見通し。AIバブル崩壊や景気後退懸念から1560万円周辺まで下落。ただし短期筋の97%が含み損となっており、下値余地は限定的との指摘も。bitbankアナリストが今後の展望を解説。
11:00
週刊ニュース|金融庁の仮想通貨ETF関連デリバティブ国内提供への見解に高い関心
今週は、暗号資産ETF関連デリバティブの国内提供に対する金融庁の見解、ビットコインの10万ドル割れ、仮想通貨の最新市場分析に関する記事が関心を集めた。
11/08 土曜日
13:55
JPモルガンのビットコインETF保有量、3ヶ月間で64%増
JPモルガンが第3四半期にブラックロックのビットコインETFを207万株追加し、保有総数は528万株となった。6月から64%増加。
13:30
イーサリアムのバリデータ参加待ちが増加 将来性への信頼高まり示すか
仮想通貨イーサリアムのバリデータ参加待ちが増加している。The Blockが長期視点の投資家増加が示唆されると指摘した。ステーブルコインのインフラとしての期待も高まっている。
11:30
「ビットコインは重要なサポートレベル付近で推移」CryptoQuantレポート
CryptoQuantが最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインが10万ドル付近の重要サポートレベルで推移していると指摘した。複数の指標から現在の状況を分析している。
11:20
ストラテジー、STRE優先株を1株80ユーロで価格設定 1100億円調達予定
ストラテジーが10%利回りのSTRE優先株を1株80ユーロで発行し、7億1500万ドルを調達する予定。当初計画の2倍超となる775万株を発行し、資金はビットコイン取得に充てられる見込みだ。
10:12
ビットコイン再び10万ドル割れ、USDXデペッグがDeFiに波及し信用不安広がる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは5日以来、再び一時10万ドルを割り込んだ。ステーブルコイン「USDX」の担保不足によるデペッグ(乖離)が複数のDeFiプロトコルに波及し、市場全体に信用不安を広げた。
09:50
トランプメディア、第3四半期に84億円の赤字、保有ビットコインの価値は73億円減
トランプメディアが第3四半期に5480万ドルの純損失を計上し、3四半期連続の赤字となった。保有ビットコインの価値は4800万ドル減少したが、オプション収入で1530万ドルを獲得。
09:35
カザフ、最大10億ドルの仮想通貨準備基金設立へ 2026年初頭立ち上げ予定
カザフスタンが最大10億ドル規模の国家仮想通貨準備基金を2026年初頭までに設立する。押収資産と国営マイニング収益を原資としてETFや関連企業に投資する方針だ。
08:25
XRP保有企業エバーノース、約120億円の含み損に 仮想通貨財務企業に圧力
仮想通貨XRPを企業の財務資産として保有するエバーノースが約2週間半で7900万ドルの含み損を抱えている。メタプラネットなど他の仮想通貨保有企業も大幅な含み損に直面している。
07:20
片山金融相「3メガバンクのステーブルコイン共同発行を支援する」
片山さつき金融相は、3メガバンクやプログマらが行うステーブルコイン発行の実証実験を金融庁がサポートすることが決定したと話した。決済高度化プロジェクトの設置にも言及している。
07:10
米FRB理事がドルステーブルコイン市場の成長を評価、一方で合成型USDXは大幅デペグで0.6ドルに
米FRBのミラン理事がドル連動型ステーブルコインを巨大な成長分野と評価した。一方で合成型ステーブルコインUSDXが大幅デペグを起こしバランサー攻撃の影響で連鎖的な危機が広がっている。
06:20
コインベース、Asterなど上場検討
米大手仮想通貨取引所コインベースが複数の銘柄を同社の上場ロードマップに新たに追加した。
05:55
ジーキャッシュ連日高騰、時価総額100億ドル突破 1カ月で約4倍上昇
プライバシー仮想通貨Zcashが過去1カ月で3倍上昇し時価総額100億ドルを突破。アーサー・ヘイズ氏らの支持やグレースケール関連商品の人気拡大が上昇を後押ししている。
05:35
リップルのロング社長、IPOの予定なしと再度表明
リップル社のモニカ・ロング社長が株式公開の計画はないと再び明言した。同社は企業価値400億ドルで5億ドルの資金調達を完了し、十分な資本があると説明している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧