はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米有力紙NYタイムズ、フェイクニュース対策にブロックチェーンを導入

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NYタイムズ、『フェイクニュース』に対抗でブロックチェーンを利用へ
米ニューヨークタイムズは、フェイクニュース対策でIBMブロックチェーンを導入する。写真の撮影日時、場所、撮影者情報など、掲載される写真に関連する情報をブロックチェーンに書き込むなどの概念実証を年末にかけて行う。

NYタイムズ、『フェイクニュース』対抗でブロックチェーン利用

米有力紙「ニューヨークタイムズ」は『フェイクニュース』の対策を目的として、ブロックチェーンの導入に動いた。

同紙がIT大手IBMと共同で設立した出版プロジェクト「The News Provenance Project」は、IBMが開発した企業向けブロックチェーン「Hyperledger Fabric」を活用し、ニュース写真の真偽を認証する事業だ。

ロシアが2016年の米大統領選に干渉するためにネット上で偽情報や偽画像を流布させていたことや、トランプ大統領が保身のためにNYタイムズなどのニュースメディアを「フェイクニュースメディア」と批判していることが発端で、NYタイムズは政治的利害関係を目的とした偽造サイトや偽ニュースから、出版自由を守るために、同プロジェクトを立ち上げたという。

1つの事例として、いわゆる「ディープフェイク」という入り組んだ偽りだ。以前ではオバマ元大統領やハリウッドのタレントがディープフェイク写真の被害に遭わされたことがある。

直近の事例として、米著名メディアMotherJohnsが7月8日に報道した、フェイスブックCEOの「フェイクビデオ」だ。ビデオの内容は、CEOのZuckerberg氏がユーザーのデーター流出が全てフェイスブックの責任だという偽の自白で、このビデオを作ったクリエイターは、世間ではニュースや画像の裏付けをせずにそのまま信じてしまうことに対する風刺めいた教育用のものとして、警鐘を鳴らしている

NYタイムズは今回のプロジェクトにおいて、新聞に掲載される写真に関連する「文脈的メタデータ」をブロックチェーンに書き込むなど、今月〜年末まで概念実証を行う予定だ。文脈的メタデータ:写真の撮影日時、場所、撮影者情報、および新聞を編集、出版のプロセスといったものになる。

このようにデータの管理によって、新聞を出版したメディア(SNS含むネットメディアなども)が拡散することに伴うそのニュース材料を認証する『シグナル』を確立することがNYタイムズの目標だという。

ブロックチェーンに利用はサプライチェーンや送金決済といった従来の主要分野のみならず、国の政治や民主的自由にも関わる領域でその有用性を発揮することは、業界の拡大に繋がる一例になってくるだろう。

CoinPostの注目記事

【速報】米上院、仮想通貨規制に関する公聴会を31日に開催|米規制で重要な発言が出る可能性も
先週のリブラ公聴会に続き、日本時間31日には同上院銀行委員会が仮想通貨の規制に関する公聴会を開催する。業界の正当化や法案策定における重要なイベントとなる。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/15 月曜日
17:40
Web3インフラの進化はグローバル取引を変える|WebX2025
大型Web3カンファレンス「WebX」で「グローバル取引の絶対基盤: 世界を繋ぐインフラ戦略」をテーマとしたパネルセッションが開催され、Web3インフラの重要性と発展に向けた課題、そして10年後のグローバル取引の展望について活発な議論が交わされた。
15:00
人工知能と人間の創造性、消費者アプリの活用事例|WebX2025トークセッション
WebX2025で専門家が人工知能エージェントの可能性について徹底議論。創造性や、人間の仕事を消滅させる可能性、安全性や開発上の課題などを多角的に話し合った。
12:25
イーサリアム財団がプライバシー強化ロードマップ発表 3つの重点分野で取り組みへ
イーサリアム財団が包括的プライバシー構築のロードマップを発表。仮想通貨イーサリアムのネットワークが世界的な決済レイヤーになることを前提に3つの重点分野に取り組む。
10:00
アジア仮想通貨規制の現状と課題:香港・台湾の最新動向と地域連携の必要性|WebX2025
大型Web3カンファレンス「WebX」で、「アジアにおける規制フレームワークと今後の見通し」をテーマとしたパネルセッションが開催された。このセッションでは、香港と台湾の最新の規制動向から、仮想通貨規制におけるアジア諸国の国際協力まで、活発な議論が展開された。
09:55
「ビットコインは毎日最高値更新する必要はない」アーサー・ヘイズが語るBTC長期投資の真価
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏が、各国の金融緩和政策を背景にビットコインの長期的上昇を予想した。4年サイクルよりもマクロ見通しが要因になるとしている。
09/14 日曜日
16:00
DeFiが抱える最大の課題は? トークン化時代見据えソラナ財団らが議論|WebX2025
WebX2025でソラナ財団やBNBチェーンからDeFiの専門家が集いパネルセッションを行った。現在の課題やトークン化などの潮流、今後の各プロジェクトの展望を議論した。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、トム・リーのBTC年内20万ドル到達予測やDOGEのETF上場計画など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
来週FOMCの焦点は? テクニカル的な買いがビットコイン相場を押し上げる可能性|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリスト長谷川氏による今週のビットコイン週次レポート。米雇用統計の大幅下振れとインフレ鈍化を受けFRB利下げ期待が高まり、BTC円は8月23日ぶりに1700万円を回復した。来週のFOMCでは年内3回の利下げ織り込みと政策金利見通し下方修正が焦点。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|新経連の仮想通貨税制改正提言に高い関心
今週は、トークン化されたポケモンカードのブーム、ナスダックのトークン化株式の取引承認申請、一般社団法人新経済連盟の仮想通貨税制改正提言に関する記事が最も関心を集めた。
09/13 土曜日
15:00
日本のRWAトークン化の最前線、市場の特徴や展望は?|WebX2025
日本のRWAトークン化市場についてWebXでディスカッションが行われた。最前線にいるプレイヤーを招き、市場の特徴や展望、制度上の課題などについて話してもらった。
14:35
仮想通貨取引所のキャンペーン・特典情報【2025年9月最新】
2025年9月更新:主要な暗号資産(仮想通貨)取引所が展開するキャンペーンと特典情報を徹底解説。仮想通貨取引の第一歩は、国内取引所の口座開設。初心者もトレーダーもキャンペーンや特典を駆使して、投資の機会を最大限に活用しましょう。
12:00
ステーキング 主要取引所の仮想通貨別・年率報酬を徹底比較
【2025年7月最新】国内主要取引所のステーキング対応銘柄と年率を一覧比較。イーサリアムやソラナなど人気コインの高利率サービスを紹介し、各取引所のメリット・デメリットや税金のポイントも解説します。
10:35
ビットコイン上昇鈍化、株との相関崩れる:トレジャリー企業動向と利下げ観測が焦点|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは上値の重い推移を続けている。米株価指数や金(ゴールド)が最高値圏に位置している一方で、ビットコインは上昇に伸び悩んでいる。その背景は?
10:00
コインベース、SECの文書破棄を問題視 裁判所に制裁求める 
仮想通貨取引所コインベースが米証券取引委員会の公文書破棄を問題視し、連邦裁判所に制裁措置を求めた。ゲンスラー前委員長のメッセージが破棄されていたことが監査で判明した。
09:45
Blockstreamら3社、東京で非公開のイベント開催
仮想通貨ビットコインのインフラ開発企業Blockstreamらは東京で非公開のイベントを開催。テーマは「ビットコインとRWAでアジアの金融変革を推進する」である。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧