はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

『仮想通貨のブル相場は、歴史上10月か12月に訪れやすい』バイナンスCEOがアノマリーを示唆

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

バイナンスCEOが語る仮想通貨業界
シンガポールで開催された仮想通貨の大型カンファレンスで、最新のトピックについて問われたバイナンス代表のCZ氏が舌鋒鋭く持論を展開、各所から注目を浴びている。一時隆盛した「取引所マイニングモデル」の穴にも言及した。

変化する仮想通貨取引所

世界最大級の仮想通貨取引所BinanceのCEOを務めるChangpeng Zhao氏(以下、CZ氏)が、先週行われた「Consensus Singapore 2018」にて、海外仮想通貨メディアCryptoGlobeのインタビューに応じ、今後の仮想通貨業界の展望について言及しました。

今年6月に、「取引手数料マイニングモデル」という新しい収益方法を採用した、シンガポールの仮想通貨取引所CoinBeneや香港の仮想通貨取引所Bit-Zが台頭しました。

それらの仮想通貨取引所は、サービス開始から間も無く、世界有数の仮想通貨取引所BinanceやOKEx、Huobiの取引高を抜き去り、話題になったのは記憶に新しいところです。

しかし、今回のインタビューで、「取引所競争の激化、及びビジネスモデルへの脅威であると考えているか?」と問われたCZ氏は、取引手数料マイニングモデルを採用した取引所の取引高は下落の一途をたどっていると指摘、次のように言及しました。

「需要と供給の原理から言うと、プラットフォームトークンが継続的に発行され続けた場合、価値が下がって行くことは明白だった。あのビジネスモデルは失敗だ。」

さらにCZ氏は、「分散型取引所こそが、あるべき将来の姿だと考えている」と分散型取引所(DEX)の重要性を再び強調。分散型取引所の発展は初期段階にあり、短期的に取引高も低いままで、誰が勝者になるかも予想できないと語り、十分な普及には”年単位の時間”が必要であると述べました。

さらにCZ氏は、分散型取引所の前段階として、法定通貨と仮想通貨の取引所が必要であることを述べ、法定通貨シンガポールドル(SGD)と仮想通貨の取引所の計画を進めており、順調にいけば数ヶ月以内に公開することができると言及しています。

そして、さらなる資金を仮想通貨市場に流入させるために、法定通貨と仮想通貨の取引所だけでなく、法定通貨に裏付けられた安定通貨も重要な媒体となると主張しました。

今後の仮想通貨市場とバイナンス

その後、CZ氏は、「今後5年で仮想通貨業界はさらなる成長を遂げる」と楽観的な見解を改めて主張、もし将来的に仮想通貨業界が1,000倍の成長を遂げたときに、以下のツイートをリツイートすることになると述べました。

次なる強気相場の到来に関して問われたCZ氏は、「私自身、仮想通貨市場を年単位で見ているため、現在が弱気相場であるとはあまり考えていない。」と前置きした上で、仮に弱気相場であるとするならば、”強気相場”はこのあと確実に到来することになると主張しました。

さらに、歴史的に見て強気相場到来は10月または12月に起きやすいと述べ、特にクリスマス前は仮想通貨価格が上昇傾向にあると言及しました。「ただし、上昇気流に乗るのは、2018年の話であるとは限らない」とも付け加えています。

仮想通貨取引所Binanceの今後の取り組みとしては、仮想通貨市場がさらに大きくなり、普及することを前提に、業界内でも重要となるウォレットなどの主要サービスや、教育、チャリティーにも進出して行きたいと述べました。

CZ氏は、「バイナンスは、仮想通貨業界で大きな船になる」と語り、今後も仮想通貨関連のサービスを展開して行くことが示唆されました。

CoinPostの関連記事

最大手取引所バイナンスCEO:仮想通貨市場の「価格操作」に斬り込む
問題視される価格操作 多くのビットコインETFの不許可または、延期の理由としてSECは、仮想...
2019年中に全大陸に2取引所を開設予定:世界最大取引所バイナンスの目指す先
9月19日、20日にかけて行われたCoinDesk Consensus Singapore 2018に仮想通貨取引所Binance CEOのCZ氏が登壇し、来年の今頃までに法定通貨と仮想通貨の取引を可能にする5~10つの取引所の設立を検討していることを明らかにした。先日発表された法定通貨シンガポールドルと仮想通貨の取引所もその計画の第一歩であるとされている。CZ氏は、その法定通貨と仮想通貨の取引所を開設して行く上で、現地規制局や銀行とのやりとりが大きな課題となっていることを明かした。そして、最終的な目標は分散型取引所の普及であると言及している。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/10 月曜日
18:00
ステーブルコインの正式認可を背景に、通貨の新時代をテーマとした金融カンファレンス「MoneyX(マネーエックス)」開催決定
MoneyX 2026年2月27日開催、日本円建ステーブルコインの社会実装を議論する次世代金融カンファレンスが発表された。WebX実行委員会主催、JPYC・Progmat・SBI・CoinPost企画運営。参加無料、オフライン限定。
17:45
メタマスクのガス代とは?初心者向けに仕組みと節約方法をわかりやすく解説
メタマスクで暗号資産を送金する際に必要な「ガス代」を初心者向けに解説。イーサリアム、Polygon、Solanaなど各ネットワークで必要なトークンの違いや、リアルタイム確認方法、手数料を節約するコツまで図解付きでわかりやすく紹介します。
17:00
WebX 2025開催記念、ショートフィルム『#ThinkFuture』シリーズを公開
未来への問いかけ 大型カンファレンス「WebX 2025」の開催を記念して制作されたショートフィルム『#ThinkFuture』シリーズが、CoinPostとあたらしい経済が共…
16:44
音楽業界初のIEO「Fanpla」販売結果は申込倍率9倍に 11日にコインチェックで取引開始
国内9例目、音楽業界初のIEOとなったFanpla(FPL)の販売結果が発表された。申込倍率は9.06倍、申込総額は90.6億円に達し、28,523口座が参加。11月11日に取引開始予定。
16:36
米CFTC代行委員長、レバレッジ付き仮想通貨現物取引の導入を推進
米CFTCのファム委員長代行が、レバレッジ付き仮想通貨現物取引を来月にも開始する方向で調整中と確認。CMEやコインベースなど規制取引所と協議を進め、長年禁止されてきたレバレッジ現物取引を「管理」へ移行させる規制上の節目に。
15:41
5つのXRP現物ETFが上場準備完了、11月中の米国デビューなるか
フランクリン・テンプルトンなど大手5社のXRP現物ETFがDTCCに登録完了。11月中の取引開始に向け最終段階、機関投資家の関心高まる。
14:46
Smart Pocket、30億ドル規模のIPミーム・エコシステムをつなぐ基軸通貨「SPトークン」をローンチ
Smart Pocketが30億ドル規模のIPトークン市場をつなぐ基軸通貨「$SPトークン」を正式ローンチ。総額3億5,000万ドルのSeason 2エアドロップも開始。世界初のIPトークン特化型ローンチパッドの新展開。
12:28
ビットコイン105,500ドルに反発、トランプ給付金案と政府機能回復への期待高まる
仮想通貨市場ではビットコインやアルトコイン相場が反発し105,500ドルに。米国で2,000ドルの特別給付案が浮上し、2020年の景気刺激策時のような流動性流入への期待が高まる。政府閉鎖の終息見通しと90億ドルの取引所資金流入も追い風。
12:09
RWAトークン市場で金(ゴールド)担保型が躍進、機関投資家の関心集まる
ゴールド価格の上昇を背景に、金担保トークンXAUTの時価総額が30日で39%増の成長を示している。10月にはXAUT専門のトレジャリー企業オーレリオン社が誕生した。
11:48
仮想通貨ウォレットのLedger、米国でIPOまたは資金調達を検討=報道
ビットコインなど仮想通貨のハードウェアウォレット大手Ledgerが米国でのIPOまたは資金調達を検討。仮想通貨盗難が増加する中、2025年の売上は過去最高を記録している。
11/09 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、リップルの770億円調達やジーキャッシュ高騰の背景分析など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
週明けから急落のビットコイン、相場復調の前提条件は?|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン相場は続落の見通し。AIバブル崩壊や景気後退懸念から1560万円周辺まで下落。ただし短期筋の97%が含み損となっており、下値余地は限定的との指摘も。bitbankアナリストが今後の展望を解説。
11:00
イーサリアム(ETH)の仮想通貨取引所 9社機能比較
イーサリアム(ETH)取引に最適な暗号資産(仮想通貨)取引所を比較。ステーキング、レンディング、各種手数料、機能、出金サポート体制を徹底分析。読者に合った取引所を見つけるためのガイド。
11:00
週刊ニュース|金融庁の仮想通貨ETF関連デリバティブ国内提供への見解に高い関心
今週は、暗号資産ETF関連デリバティブの国内提供に対する金融庁の見解、ビットコインの10万ドル割れ、仮想通貨の最新市場分析に関する記事が関心を集めた。
11/08 土曜日
13:55
JPモルガンのビットコインETF保有量、3ヶ月間で64%増
JPモルガンが第3四半期にブラックロックのビットコインETFを207万株追加し、保有総数は528万株となった。6月から64%増加。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧