はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

機関投資家が7割を占める仮想通貨投資商品、99%の資金がビットコインに集中

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Grayscale最新の四半期レポート、BTCへの投資が集中
Grayscale社が2019第1四半期の業績情報を公開。ビットコインへの投資額が全体の99%を占めており、その7割が機関投資家である。

Grayscale最新の四半期レポート、BTCへの投資が集中

米大手仮想通貨投資企業Grayscale社が2019第1四半期(米国における1月〜3月)レポート を公開し、同社が運営するファンドの業績情報などを開示した。Q1における仮想通貨投資商品への資金流入は、前期比42%増で2018年Q4の3000万ドルから2019年Q1の4270万ドル(約46億円)へと大幅に上昇した。

投資金が著しく増加したのがビットコイン(Bitcoin Trust)で、同社が運用する全体投資額の99%を占めていたという。これは一年前の76%と比較して、ビットコインへの投資資金が集中していることを示す。この現象に関してGrayscaleは「恐らく投資家たちはビットコインのリターンとリスクの比率がアルトコインよりも優れていた魅力に引かれただろう。」と推測している。

出典:grayscale.co

上図が示すように、イーサリアムやXRP、ライトコインなどの投資商品は9月〜12月の間、全投資総額の1%に留まっている。つまり、「仮想通貨の厳冬」と呼ばれていた弱気相場でありながらも、ビットコインへの投資需要は減退せず安定した投資対象として取り扱われている。なおこのファンドの7割が機関投資家であるため、弱気と強気相場における大口投資家の投資傾向を示している。

ここ数週間、ビットコインは重要レジスタンスとされていた6000ドル、7000ドル、8000ドルを次から次へと突破し、上昇トレンドに転換したため、GrayscaleのQ2(4月〜6月)における機関投資家の資金流入は恐らくQ1を超えると予想されている。金融市場において米中貿易摩擦などマクロ的リスクによるリスクオフムードが本格化してきた中で、機関投資家による資金流入が増加するかにも注目が集まる。

Grayscale、全米でテレビCMが開始

Grayscaleは先日より、仮想通貨の投資を普及するために、テレビCMで「ゴールドではなく仮想通貨をポートフォリオに」と呼びかけている。

そのCM内では

なぜ未だにゴールドに投資をするの?

デジタル世界の中で、ゴールドをポートフォリオにするべきではない。

ビットコインのような仮想通貨に未来があるからだ。

と語りかけており、デジタルゴールドと言われるビットコインなどの仮想通貨の未来を訴えかける内容だ。

Grayscale社の最高業務責任者Michael Sonnenshein氏は「ビットコインはユニークなユースケースを持つため、伝統的な資産クラスとの相関関係は弱く、ビットコインはリスクの削減といった意味で多くの投資家を魅了する可能性がある」と語るなど、仮想通貨業界の将来性について大きな期待感を見せた。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/09 金曜日
14:49
コインチェック、ビットコインステーキングで法人向け新サービス検討へ 
コインチェックがBabylon LabsとNext Finance Techと共同でビットコインステーキングサービスの提携を開始。事業法人・機関投資家向けに、ビットコイン保有からのインカムゲイン獲得機会を創出。世界初の信頼不要型・自己管理型プロトコルにより、BTCの新たな収益化手段を提供。Coincheck Primeを通じて日本企業の暗号資産活用を促進。
13:50
トランプ大統領、XRP準備金投稿にロビイスト関与で激怒 リップル社との深い繋がりが明らかに
トランプ大統領による戦略的準備金にXRPを含むとする投稿の裏に、リップル社を顧客に持つロビイストの存在が判明した。トランプ氏は激怒し、このロビイストをホワイトハウスから締め出した。
13:25
ソニー・バンダイナムコ・Gaudiy、100億円調達で日本IPの海外展開加速
ソニー、バンダイナムコHD、Gaudiyが戦略的パートナーシップを締結し100億円の資金調達を実施。CrunchyrollとMyAnimeListの連携などでグローバル展開を強化、次世代クリエイター育成やブロックチェーン・AI活用も推進。
13:01
G7、北朝鮮の仮想通貨ハッキングを議題に検討か
G7サミットで北朝鮮によるサイバー攻撃対策が議題になる可能性がある。2024年の仮想通貨ハッキング被害は13億ドル超となり、IT労働者を装った企業への侵入も報告されている。
11:46
ビットコイン大台の10万ドル奪還、低迷していたイーサリアム高騰の背景は?
ビットコインは3ヶ月ぶりに10万ドルの大台を回復し、イーサリアムが高騰した。背景には複数の好材料が挙げられる。ビットコインETFへの資金流入も加速し、直近2週間で約6200億円が流入した。機関投資家の動きも活発化する中、アルトコイン市場への波及効果も期待される。
11:15
仮想通貨時価総額、34兆円急増
仮想通貨市場の時価総額が一日で34兆円増加。イーサリアムは「ペクトラ」アップグレード実装で20%高騰、ドージコインとエイダも12%超え。米国の仮想通貨法案可決と米英貿易協定が追い風に。
10:50
まずはソラナ上で株取引サービスを開始へ Superstateが発表
RWAトークン化企業Superstateは、株を発行できるプラットフォームOpening Bellを発表。まずは仮想通貨ソラナのブロックチェーンに対応し、その後はイーサリアムに拡大する。
10:25
コインベース1~3月期決算報告 収益は事前予想下回る
米仮想通貨取引所コインベースの2025年1-3月期決算を発表。収益は予想を下回る20億ドルとなった。一方、ステーブルコインUSDCは好調であり、デリビット買収で成長戦略を加速している。
09:20
ビットコイン10万ドル復帰でより強気な予測に、6月までに12万ドル超の可能性
ビットコインが心理的節目の10万ドルを突破。スタンダード・チャータード銀行のアナリストは第2四半期で12万ドル超、2028年には50万ドルに達する強気予測を示す。実需資金流入とトランプ大統領の仮想通貨政策が価格上昇を後押しへ。
08:15
ビットコイン10万ドル突破 米各州で仮想通貨法案が次々と成立|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは、米ニューハンプシャー州におけるビットコイン準備金法案の成立を皮切りに、アリゾナ州、ミズーリ州と続けて仮想通貨に対して好意的な法案が次々に可決・成立したことを受け急騰した。
07:40
コインベース、デリビット買収合意 時価総額1兆ドルへ成長の可能性
仮想通貨取引所コインベースは、デリバティブ大手Deribitの買収で合意したと発表。買収金額、今後の目標、デリビットCEOのコメントなどを公表した。
07:25
米SEC、証券のトークン化促進に向け規制緩和を検討
米SECのパース委員がブロックチェーンを活用した証券の発行・取引・決済を可能にする規制免除命令を検討中と発表。企業がトークン化証券のための革新的取引システムを利用できる環境整備を目指す。
06:35
米GENIUS法案が否決、ステーブルコイン規制の先行き不透明に
米上院のステーブルコイン規制法案「GENIUS法案」が手続き投票で否決。民主党議員の支持撤回の背景にトランプ家の仮想通貨関与による利益相反懸念。他の仮想通貨法案にも影響の恐れが浮上。
06:15
ザッカーバーグのメタ社、ステーブルコイン導入で国際決済市場に再参入か=報道
メタが仮想通貨企業と連携し、インスタグラムのクリエイターへのコスト効率の高い国際決済にステーブルコインを活用する構想を模索。Libraプロジェクト廃止以来の動きとなる。
05:50
リップルとSEC、XRP訴訟で和解合意
リップル社とSECが和解合意に達し、1億2500万ドルのエスクロー資金解除を求める共同申立書を提出。最終的に5000万ドルを支払う条件で3年半続いた法的争いに終止符が打たれる見通し。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧