はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

世界初、投資銀行が仮想通貨STOを実施 金融資産のトークン化でTezosブロックチェーンを導入

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

TezosのブロックチェーンをSTOへ導入
ラテンアメリカ最大級の投資銀行BTG Pactual社が、仮想通貨の資金調達STOを実施。投資銀行の公式STOの実施は世界初となる。金融資産のトークン化でTezosのブロックチェーンを活用する予定。

STOにTezosのブロックチェーン導入

ラテンアメリカ最大級の投資銀行であるBTG Pactual社が、ドバイの大手資産管理企業Dalma Capital社と協力し、セキュリティトークンオファリング(STO)にTezosのブロックチェーンを活用し、トークンの発行を行うことがわかった。テゾス財団が公式HPで発表した。

今回のトークン発行により、BTG Pactual社は、世界で初めて公式にSTOを実施する大手投資銀行となる。

デジタル証券取引に新興技術であるブロックチェーンを活用することによって、両金融企業は10億ドル(約1080億円)以上のトークン発行を見込んでいるという。株式などの伝統資産だけではなく、幅広い金融資産を裏付けにトークンの発行を予定する。

Tezosのブロックチェーンはスマートコントラクト機能を持ってることに加え、自身でコードを修正をすることを可能とする。BTG Pactual社とDalma Capital社は、Tezosのブロックチェーンでデジタル資産の取引を実施することによって、デジタル技術への取り組みを強化することを狙うという。

同行は当初、トークン発行にイーサリアムのブロックチェーンを活用を行なっていたというが、Tezosブロックチェーンに変更を行なったという。BTG Pactual社側のSTO担当であるAndre Portilho氏は「Tezosのブロックチェーンが資産のトークン化において世界的に注目されていることに気づいた」と言及しており、資産のトークン化領域に関するテゾスブロックチェーンの有用性に期待感を示している。

BTG Pactual社とDalma Capital社が従来の投資銀行業務や資産管理の領域で、ブロックチェーン活用の重要事例になるとみられており、今後、ブロックチェーン技術が同領域で普及していく可能性にも注目している。

世界的にブロックチェーン技術応用への投資は進んでいる。その世界的な投資額は2019年末に29億ドル(約3120億円)まで伸びるという試算もあるが、巨大資金が動く金融領域で、ブロックチェーン技術の導入がどのように進むか注目したい。

なお、今回の発表を受け、Tezos(XTZ)の価格が高騰。一時、前日比15%高に達した。

CoinPostの関連記事

テゾス(XTZ)とは?特徴・将来性・取引所での買い方を徹底解説【2025年最新】
テゾス(XTZ)の特徴、将来性、国内取引所での購入方法を分かりやすく解説。年利3%のステーキング報酬、スマートコントラクトの数学的検証、RWA分野での採用事例、注目のTezos Xプロジェクトまで、投資前に知っておきたい情報を網羅的にご紹介します。
米eコマース大手Overstock:STOプラットフォームtZEROにて投資家向けセキュリティトークンの提供開始を発表
米eコマース大手「Overstock.com」が所有するセキュリティトークンのプラットフォームtZEROにて、昨年8月までに投資家1000人によって購入された分のトークンの提供を開始したことが判明した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/26 金曜日
11:37
中国環境省、環境管理にブロックチェーンなど先端技術を導入
中国生態環境部が12月25日、ブロックチェーン、AI、ビッグデータを環境管理に統合する方針を発表。全国炭素排出権取引市場ではデータ改ざん防止に既に活用。中国は仮想通貨を規制する一方、ブロックチェーン技術応用は国家レベルで積極推進。
10:36
パンテラ専門家の2026年仮想通貨12大予測 DAT企業統合や量子パニックなど
パンテラ・キャピタルのジェイ・ユー氏が2026年の仮想通貨業界12大予測を発表。AI技術の浸透、DAT企業の統合、トークン化ゴールドのRWA主役化、ステーブルコイン決済の拡大、量子コンピューターによるBTC懸念など、注目のトレンドを解説。
10:02
2025年仮想通貨デリバティブ市場レポート、取引高1300兆円突破=コイングラス
コイングラスが2025年の仮想通貨デリバティブ市場に関するレポートを公開。ETFやDAT企業などへの機関投資家による投資が加速したと分析している。
06:55
トラストウォレットで9億円以上不正出金、数百人のユーザーが被害か=報告
オンチェーン探偵のザックXBT氏が、トラストウォレットの複数ユーザーから資金の不正流出報告があったと明らかにした。クローム拡張機能のアップデート後に発生し最低でも600万ドル以上が盗まれたと推定。
06:40
金融庁、仮想通貨の担当部署を「課」に昇格へ
金融庁は、2026年7月の次期事務年度に仮想通貨の担当部署を「課」に昇格させる方針を固めたことがわかった。金融サービス変革への対応能力を強化する。
05:45
ロシアの主要証券取引所、2026年の規制発効で仮想通貨取引提供開始へ
ロシアのモスクワ証券取引所とサンクトペテルブルク証券取引所が、2026年に予定される仮想通貨規制の発効後に仮想通貨取引の提供を開始する準備ができていると発表した。
12/25 木曜日
18:01
Komlock labと東証上場TDSE、AIエージェントによる自律決済の実証実験開始
TDSEとKomlock labがAIエージェントによる自律決済の実証実験を開始。日本円ステーブルコイン「JPYC」を活用し、AIが人間を介さず決済する「Agentic Commerce」の実現を目指す。
18:00
アルトコインを保有する上場企業一覧|ETH・SOL・XRPなど主要銘柄別に分析
イーサリアム、ソラナ、リップル社開発のXRPなど、ビットコイン以外の仮想通貨をトレジャリー戦略で保有する上場企業が急増中。銘柄別一覧とともに投資効率や保有動向をわかりやすく分析。
17:38
日銀総裁、利上げ継続示す 30年ぶり高水準更新へ
日銀の植田和男総裁が25日の講演で利上げ継続方針を表明。政策金利は既に30年ぶりの0.75%水準に達しており、今後の追加利上げによる円キャリートレード巻き戻しが仮想通貨市場に与える影響が注目されている。
16:21
SBI VCトレードとアプラス、USDCによる店舗決済の実証実験を来春開始
SBI VCトレードとアプラスが米ドル建てステーブルコインUSDCを活用した店舗決済の実証実験を2026年春に開始。大阪・関西万博のデジタルウォレット成果を発展させ、QRコード決済でインバウンド顧客向けに新たな決済モデルを創出する。国内唯一の電子決済手段等取引業者であるSBI VCトレードと、豊富な加盟店ネットワークを持つアプラスが協力し、ステーブルコイン決済の社会実装を加速。
14:55
量子コンピュータは仮想通貨の脅威か 専門家が語る「共存」の可能性
量子コンピューティングが仮想通貨業界に与える影響について、楽観論と懸念論が交錯する中、専門家は「共存」の可能性を指摘。ビットコインベテラン投資家やマイクロストラテジー会長は量子が仮想通貨を強化すると主張する一方、開発者は5~10年の移行期間が必要と警告。ソラナやイーサリアムなど主要ブロックチェーンは既に量子耐性技術の実装を開始している。
13:50
アステリア、JPYC企業利用支援の「JPYCゲートウェイ」発表
アステリアは企業向けJPYC入出金管理サービス「JPYCゲートウェイ」を発表。ウォレット管理やガス代負担など企業利用の課題を解消し、100以上の既存システムと連携可能。2026年1月よりβ版提供開始。
13:30
2025年世界仮想通貨浸透率ランキング、日本は47位
Bybitは2025年世界仮想通貨ランキングで、79カ国をユーザー浸透度、取引利用度、制度整備度、文化的浸透度の観点から相対的に評価。シンガポールと米国が上位にランクインし、日本は47位となった。また国別の一人当たりGDPから分析したところ、投資主導型と実用主導型の二つの採用パターンが明確となった。
12:13
ビットコイン価格予想が二極化 来年の37000ドル悲観論と最高値更新説の根拠は
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+%の1BTC=87,850ドルに。 ビットコインが一時的に88,000ドルを上回ったことは、米国上場…
11:44
仮想通貨投資大手が大規模取引か、ワールドコインに3000万ドル投入の可能性
マルチコイン・キャピタルと関連するウォレットが24日、ワールドコイン(WLD)6000万トークンを約46億円で購入した疑いが浮上。オンチェーンデータ分析サービスが報告。WLD価格は史上最高値から95%下落中。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧